今回も2019年のドラフト注目選手をご紹介します。
それはJFE西日本の河野竜生です。
2018年末の台湾ウインターリーグで、1試合13奪三振を記録し、好成績をのこしています。
今回はそんな2019年ドラフト JFE西日本 河野竜生の経歴や成績、特徴やスカウト評価をご紹介します。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
河野竜生(JFE西日本)の経歴やプロフィール
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NPB EAST 0ー1 JABA
MVP:JABA河野竜生#2018AWB pic.twitter.com/AnjX7tD6F6
— CPBL 中華職棒 (@CPBL) 2018年12月10日
まずは河野竜生の経歴です。
- 名前:河野 竜生(かわの りゅうせい)
- 出身地:徳島県鳴門市
- 生年月日:1998年5月30日
- 身長:174cm
- 体重:81kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:林崎スポーツ少年団(鳴門市立林崎小学校) → 鳴門市第二中学校 → 鳴門高校 → JFE西日本
詳細を説明していきますね。
河野竜生の小学校・中学校時代
河野竜生は、鳴門市立林崎小学校の時、林崎スポーツ少年団野球部で野球を始めました。
鳴門市第二中学校では軟式野球部に所属。
ちなみに、兄・祐斗も野球をしており、日立製作所の野球部に所属しています。
河野竜生は史上5人目の快挙!
鳴門高校に進学後は、1年生夏から主戦として、選手権地区予選優勝に大きく貢献。
甲子園でも登板を果たしましたが、KOされ初戦敗退となっています。
1年生秋からは、背番号1へ。
2年生夏の選手権地区予選では2年連続優勝で、再び甲子園に出場しますが、初戦でKOされ2年連続初戦敗退となっています。
3年生夏の選手権地区予選でも優勝し、3年連続の夏の甲子園出場となりました。
そして初戦に先発し、2失点の完投で、甲子園初勝利を上げます。
ちなみに、この登板で3年連続夏の甲子園登板という史上5人目の快挙を達成しています。
その後も、好投で勝ち進み、ベスト8まで進出。
最速145km/h左腕として注目されていましたが、プロ志望届は提出していません。
河野竜生が日本選手権で敢闘賞!
JFE西日本に就職後は、1年目から公式戦に出場します。
7月には補強選手として都市対抗野球大会にも出場。
2年目にも都市対抗で先発・リリーフとして2試合に登板し、2勝を挙げています。
11月の日本選手権では3先発で3完投、防御率0.33という素晴らしい成績で、敢闘賞を受賞。
その後、社会人選抜として、台湾ウインターリーグに出場し、安定した投球を披露しています。
河野竜生(JFE西日本)の成績
続いて河野竜生の成績です。
- 都市対抗・全日本選手権通算:7試合、46 1/3投球回、防御率1.17、4勝0敗、38奪三振、13四死球
- 2018台湾ウインターリーグ:5試合、21 2/3投球回、防御率2.91、1勝0敗、29奪三振、8四死球
- 2019年都市対抗予選:3試合、23投球回、防御率0.00、31奪三振、与四球8
成績は2019年7月17日時点です。
2018年11月に行われた、日本選手権では3試合で防御率0.33という素晴らしい成績を残しています。
2019年の都市対抗予選では、防御率0.00という抜群の安定感で、都市対抗でも初戦で勝ち投手となっています。
どの大会でも、投球回数に近い奪三振数を記録しており、三振が取れるタイプであることがわかります。
また、比較的四死球が少ないので、制球力はありそうです。
三振が取れ、四球が少ないので、安定した投球が出来るのでしょうね。
河野竜生(JFE西日本)の特徴や動画
続いて河野竜生の特徴です。
まずは動画を見てみましょう!
https://www.youtube.com/5zLkiabVa04
上の動画は、2019年都市対抗野球大会の動画です。
ゆったりとしたフォームから、小さなテイクバックが特徴ですね。
河野竜生は勢いのあるストレート!
https://www.youtube.com/9pabyPBKmpw
動画を見るとわかりますが、かなり質の良いストレートであることがわかりますね。
高めで空振りを誘ったり、ファールが取れています。
空振りやポップフライが多いので、ホップするような伸びのあるボールであることがわかります。
テイクバックが小さいこともあり、ホークスの和田毅のようなイメージですね。
また、セットポジションでも、スピードが出ている点も好印象です。
ちなみに、この試合前までは最速は145km/hでしたが、この試合で自己最速の147km/hを記録しています。
さらに2019年5月28日の都市対抗予選では151km/hと自己最速を更新しています。
この短期間でこれでけ球速を伸ばしているので、まだまだ伸びしろもありそうですね。
河野竜生は高レベルな変化球!
動画を見る限り変化球は、スライダー、スローカーブ、チェンジアップを投げています。
テイクバックが小さいのもあり、どの球種も相手打者がかなり打ちにくそうです。
どの球種もしっかり腕が振れ、空振りが取れ、どの球種でもカウントを稼げていますね。
これといった特徴ある変化球は無いものの、全体的に高レベルといった印象です。
河野竜生は高い制球力!
動画を見ていてわかりますが、制球力が高いですよね。
ほぼ捕手の構えたコースに投げ分けられています。
特にストレートは、左右打者関係なく、外角低めにズバズバきまっており、相手打者が手も足も出ていません。
ちょっと審判のストライクゾーンが広いような気がしますが(笑)
変化球は高めに浮くケースもありますが、比較的コントロール出来ており、制球力は高いと言えるでしょう。
河野竜生の特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速151km/hで、空振りやファールが取れる質の良いストレート
- 打者の外角低めにピンポイントでなげる制球力の高さ
- 変化球はスライダー、スローカーブ、フォーク
- どの変化球でもカウントを稼げ、空振りが取れる
- テイクバックが小さくホークスの和田毅のような印象
です。
ストレートも変化球も非常にレベルが高く、制球力が良いのも好印象です。
さらに、フォームはテイクバックが小さく、ホークスの和田毅のようで、打者が打ちにくそうですよね。
河野竜生(JFE西日本)のスカウト評価や指名の可能性
続いて河野竜生のスカウト評価です。
- 広島・白武佳久スカウト部長「21歳なのに(雰囲気が)ベテランみたい。(1位候補の)12人の1人に入ってくる」
- ヤクルト・橿渕聡スカウトG次長「完璧な内容。 スライダーの見極めが難しいから、バッターが翻弄(ほんろう)されている感じ。」
- 巨人・長谷川スカウト部長「担当者はA(ランク)にしている。左投手はすごく必要な部分がある。即戦力に近い評価」
- 中日・米村明アマスカウトチーフ「今年の左腕ではナンバーワン。左でコントロールがいいから、勝ちを計算できる。十分な1位候補。外れには残らないでしょう」
- 阪神・球団関係者「(河野竜生、立野和明)2人とも1位候補に入ってくるでしょう」
- 西武・渡辺久信GM「悪いなりにゲームをつくれるクレバーさがある。(ドラフトで)上の方の選手では」
- 日本ハム・山田正雄スカウト顧問「投げ方が良くて軸がしっかりしている。今日はちょっと球が高めに浮いていたが、低めにいけばもっと良い。」
- オリックス・古屋編成部副部長「キレがいい。(ドラフト)上位に入ってくる」
- ロッテ・黒木スカウト「もちろん上位候補。(ドラフト候補に)左腕が少ないので、評価は高くなってくる」
- 楽天・福田功プロアマスカウトアドバイザー「1位で消えるでしょう」
広島、中日、阪神、楽天が一位同等評価であることがわかります。
その他の球団も上位指名候補であることをコメントしており、非常に高い評価となっています。
高卒社会人3年目ということで、大学生候補よりも1才若いというアドバンテージもあります。
しかも貴重な左腕投手。
動画を見ても素晴らしい投手であることは間違えありません。
なので、2019年ドラフトで一位指名は確実といえそうですね。
一巡目の競合はないでしょうが、外れでの競合はあるかもしれません。
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河野竜生(JFE西日本)のまとめ
以上がJFE西日本 河野竜生の経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。
ストレートの勢いがあり、変化球もしっかり投げられています。
さらに制球力がよく、フォーム的にもタイミングが取りにくそうな投手です。
台湾ウインターリーグでもイースタン選抜相手に無失点投球をしており、プロ相手にも十分通用しています。
貴重な左腕、高卒社会人で若い、現時点小スカウト評価を考えると、2019年ドラフトでは一位指名は確実でしょう!
これからの河野竜生の活躍や動向に注目したいですね!
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