ドラフト候補の田中稜真(たなか りょうま)は、身長178cm・体重80kgの右投右打の投手。北海道旭川市出身。旭川実業所属。
最速152km/hのストレート、変化球はスライダー、カーブ、フォークを操る。
ヤクルトスカウトからは「全国クラスの高校生と比べても良い方」と評価される。
基本情報 | |
名前 | 田中稜真 (たなか りょうま) |
出身地 | 北海道旭川市 |
生年月日 | 2006年10月8日 |
身長 | 178 cm |
体重 | 80 kg |
血液型 | – |
SNS | – |
選手情報 | |
投打 | 右・右 |
守備位置 | 投手 |
最高球速 | 152 km/h |
球種 | スライダー、カーブ、フォーク |
遠投 | – m |
50m走 | – 秒 |
好きな球団 | – |
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経歴・プロフィール
経歴(所属チーム) | |
小学校 | 新富小学校 (新富野球少年団) |
中学校 | 明星中学校 (旭川大雪ボーイズ) |
高校 | 旭川実業 |
国際大会 | |
– | – |
全国大会 | |
– | – |
小学校・中学校時代
ドラフト2021千葉ロッテ育成1位の田中楓基は兄です。
新富小学校1年生時に新富野球少年団で野球を開始。
明星中学校では旭川大雪ボーイズに所属していました。
旭川実業では1年生秋からエース
旭川実業では1年生夏からベンチ入りを果たしも、出場機会はありませんでした。
秋からエースを任されるも、旭川地区予選で敗退となっています。
2年生夏には147km/hを計測
2年生夏の選手権予地区2回戦では初戦の旭川西戦に先発。
12奪三振完封勝利でチームの勝利に貢献します。
続く北北海道大会1回戦ではクラーク国際戦で先発。
自己最速を更新する147km/hを計測するも、完投ながら自責点4を喫しチームは敗戦となっています。
秋季大会では旭川地区を勝ち抜き北海道大会に出場。
初戦の高橋幸佑擁する北照戦では延長10回を自責点1完投でチームの勝利に貢献します。
2回戦の東海大札幌戦では9回自責点1、12奪三振の投球も、チームは敗戦となっています。
3年生春に151km/hを計測
3年生春は旭川地区で勝ち抜き、北海道大会に出場。
初戦の札幌大谷戦では2回からリリーフ登板し、10球団のスカウトが視察する中、自己最速を更新する151km/hを計測。
8回自責点0でチームの勝利に貢献します。
準々決勝の北海戦では5回からリリーフ登板し、4回1失点4奪三振の投球も、チームは敗戦となっています。
最後の夏は奪三振ショー
夏の選手権予選では地区初戦の旭川南戦で6回無失点15奪三振の圧倒的な投球を披露。
地区代表決定戦の旭川明成戦では9回3失点13奪三振の投球で、チームを北北海道大会に導きます。
北北海道大会では準々決勝の士別翔雲戦で自責点2、10奪三振完投勝利。
準決勝のクラーク国際戦では8回まで2安打無失点の好投も、9回に両ふくらはぎがつり、同点に追いつかれます。
延長10回のタイブレークで勝ち越しを許し敗戦となるも、9回 0/3 自責点4で13奪三振の力投を見せています。
動画と特徴
セットポジションからスリークウォーター気味に投げ込みます。
ストレートの出力は高校トップレベル
魅力は最速152km/hの勢いあるストレートです。
常時140km/h中盤を計測しており、高校生ではトップクラスの出力の高さです。
VAAを意識した投球
投球フォームはスリークウォーターで腕をやや下げています。
また、重心の沈み込みが大きく、リリースポイントがさらに低くいです。
さらに、肘を柔らかく使えるので、アームアングルの傾きが抑えられています。
球速の速さも含めたこれらの条件が揃っていることでVAAに優れており、空振りが奪いやすいです。
高めのストレートを打つのは難しいでしょう。
切れ味鋭いスライダー
変化球はスライダー、カーブ、フォークを持ち球としています。
中でも120km/h中盤の緩めのスライダーが軸となっています。
腕を下げ気味であることから横変化量の大きなスライダーが投げられており、武器になるボールです。
その他にはカーブやフォークを投げます。
制球面はまずまず
制球面はまずまずです。
高めに浮くケースや逆球も見られます。
しかし、おおよそストライクゾーン近辺に投げられており、ストライクを取るのに苦労しないでしょう。
その為、四死球で崩れるような感じではありません。
成績
試合 | 投球回 | 防御率 | 奪三振率 | 与四死球率 | 被安打率 | |
24夏予選 | 5 | 37 1/3 | 2.17 | 13.02 | 2.17 | 6.27 |
最後の夏の予選では最終登板でアクシデントがあり失点を重ねましたが、それでも防御率2.17という結果を残しています。
注目したいのは奪三振数の多さです。
イニング数を大きく超える三振数を記録しており、非常に多くの三振が奪えるタイプです。
また与四死球率が2前半で低く抑えられ、被安打率も6前後とこちらも低く抑えられています。
ランナー自体を出しにくく、三振が多く奪えることが安定した防御率に繋がっているのでしょう。
成績だけ見たら文句なしですね。
スカウトコメント・視察情報と指名予想
球団 | 評価 | コメント | 視察情報 |
ヤク | △ | 伊東昭光編成部長 「(直球の)質という点では良いものを見せてもらいました。(全国の高校生と比べて)良い方です」 | |
阪神 | |||
巨人 | △ | 青木高広スカウト 「日に日にレベルが上がっていて、真っすぐの伸びも良くなっている。元からスライダーもいいけど、さらにキレが良くなってきた」 | |
広島 | |||
中日 | |||
横浜 | |||
オリ | △ | 小松スカウト 「どんどん勝負できるし、これからまたスケールが上がってきそう」 | |
千葉 | |||
楽天 | |||
福岡 | |||
ハム | △ | 白井スカウト 「対角線の低めの素晴らしいボール、プロでも投げるようなボールが時折出ている」 「ひと冬越えて安定感が増した。昨年に比べてもコントロールが良くなっていますし、見るたびに確実に成長している。いい感じで夏に入れたと思います」 | |
西武 |
複数球団からコメントが出ています。
ストレートの良さを評価するコメントが多く、ヤクルトからは「全国クラスの投手の中でも良い方」と高い評価を受けています。
その他には成長が伺えるコメントが出ており、ポテンシャルの高さを評価しているようですね。
コメントは多くないですが、多くの球団が視察している報道が出ており、注目度は高そうです。
皆様のドラフト指名予想
読者の皆様のドラフト指名順位予想をしています。
是非ご投票ください!
まとめ
以上が、田中稜真のご紹介でした。
最速152km/hの勢いあるストレートと切れ味抜群のスライダーが武器の本格派右腕。
ドラフト2024で指名は確実で、実力的には上位指名確実と言えるほど高いと思います。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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