今回、紹介する選手は天理高校の達孝太投手です。
長身から投げ下ろすノビのあるストレートが魅力の期待の右腕。
怪物級のポテンシャルを秘めており、今後の成長が楽しみな選手です。
2020センバツ甲子園への出場はほぼ確実で、センバツ甲子園での活躍も期待できます。
今回はそんな天理高校 達孝太の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
達孝太経歴やプロフィール
まず、達孝太の経歴です。
- 名前 : 達孝太(たつ こうた)
- 出身地 : 大阪府堺市
- 生年月日 : 2004年3月27日
- 身長 : 190cm
- 体重 : 80kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:高石スワーローズ(堺市立浜寺昭和小学校)→ 泉州阪堺ボーイズ(堺市立浜寺南中学校)→ 天理高校
- 関連ページ:天理高HP
詳しく見ていきましょう。
ジャイアンツカップにも出場!
小学校4年生の時から軟式野球をはじめ、高石スワーローズに入ります。
その当時はキャッチャーでした。
小学6年生の時点での身長は177cmで、「幼少の頃から暇が有れば寝ていて、1日12時間睡眠を取った」事もあったそうです。
中学生になってからは、硬式チームの泉州阪堺ボーイズでプレーし、その頃からピッチャーをやりました。
3年連続でボーイズ選手権大会に出場します。
中学校2年生、3年生の時にはジャイアンツカップにも出場しています。
高校1年生秋に大阪桐蔭を抑える!
高校は、奈良県の天理高校に進みます。
1年生の時からベンチ入りし、夏の県大会では、準々決勝の大和広陵高校戦で公式戦初登板しました。
ビハインドの場面でリリーフし、2回無失点に抑えます。
1年生秋は、県大会3位で近畿大会に出場、決勝の大阪桐蔭高校戦に先発しました。
初回にドラフト2020候補の西野力矢に本塁打を打たれますが、2回から7回まで無失点。
8回にタイムリーヒットを打たれたところで降板しますが、大量点もあり試合は勝ちます。
この試合で、4奪三振、球速141km/hをマークしました。
先発を告げられたのは試合開始の約30分前で、「大阪桐蔭高校戦なので、変に気負わせたくなかった」と監督が考えたからだそうです。
明治神宮大会で悔しい敗戦
明治神宮野球大会では、準決勝の中京大中京高校戦(愛知)に先発、8回途中まで投げて5失点で、試合も敗れます。
この試合では、「マウンドがいつもより固くて、傾斜も急でした。真っ直ぐが抜けている感じがありました」と違和感を感じていました。
途中からランナーがいなくてもセットポジションで投げると、フォームのバランスを良くする事ができ、対応力を見せます。
初の全国大会で失点した事に対して悔しさを感じ、「まずは体重を増やしたいです。球速は、最低でも150キロを投げたと思っています」と話しており、1年生冬は体力作りに力を入れるそうです。
また、2020年春に行われるセンバツ甲子園の出場もほぼ確実で、センバツ甲子園での活躍も期待できます。
達孝太の特徴や動画
続いて、達孝太の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
左足を大きく上げてタメを作ってから、大きな腕の振りで、体重移動を使って投げています。
肘の使い方も柔らかそうです。
ドラフト2019でロッテから一位指名を受けた佐々木朗希によく似た印象です。
本人は、同じ長身のダルビッシュの投球フォームを参考にしているそうです。
長身から投げ下ろすノビのあるストレート!
190㎝の長身から投げ下ろしており、球に角度が付いています。
バッターが見送っていたケースが多く、軌道に慣れないうちは打ちにくいかもしれません。
また、バッターは振り遅れており、ストレートの球速は最速141km/hですが、それより速く感じそうです。
肘を柔らかく使えているので、回転の質が良さそうです。
その為、ノビのあるボールが投げられているのでしょう。
多彩な変化球!
動画ではスライダー、カーブ、フォークを投げています。
スライダーは、打者の手元で鋭く落ちており、カウントを取るのに使えそうです。
フォークは、縦に大きく変化しており、空振りが取れています。
緩いカーブも投げており、緩急をつける投球も出来ていますね。
制球力はまずまず!
動画を見ると、大体はキャッチャーの構えた所に投げられており、低めやストライクゾーンギリギリの所にも投げられています。
一方で、投球が高めに浮く場面も見られました。
制球力はまずまずといったところですが、四死球が多めなので、今後は、より安定した投球が求められそうです。
特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 長身から投げ下ろすノビのあるストレート
- 変化球はスライダー、カーブ、フォーク
- 制球力はまずまず
です。
長身から投げ下ろすノビのあるストレートと縦スライダー、チェンジアップといった変化球を投げ分けて抑えます。
現時点で球速は最速141km/hですが、球速も含めて今後の伸びしろもあり、1年生冬に行う体作りでどれだけ成長できるか期待できそうです。
また、中学生時代からネイルサロンに通い、爪の保護を怠らず、細かい部分についても高い意識を持っています。
達孝太の成績
次に、達孝太の成績です。
- 明治神宮野球大会(19):1試合、7 0/3球回、防御率6.43、被安打率6.43、奪三振率1.29、四死球率9.00
- 地方大会通算(近畿:19秋、県19夏秋):3試合、10 0/3投球回、防御率3.60、被安打率8.10、奪三振率5.40、四死球率6.30
成績は2019年終了時点のものです。
打たれたヒットや失点が多く、大会や対戦相手などによって調子の波がある気がします。
また、四死球も多く、安定した投球をしていく必要がありそうです。
1年生冬に体作りを行うそうなので、2年生春のセンバツ以降、どれだけ成績を伸ばせるか期待できます。
一方で、奪三振率は低いものの、三振を奪う事も出来そうです。
達孝太のスカウト評価や指名の可能性
次に、達孝太のスカウト評価です。
- 巨人・水野巡回投手コーチ「上背があるし、2年生で伸びしろも感じる。来年の(ドラフト)候補に挙がってくる素材」
- 阪神・山本スカウト「身体的な魅力も感じるし、来年に向けて楽しみな逸材。下半身も一冬を越して鍛えられたらますます球速も出てくると思う」
- 中日・山本チーフスカウト補佐「良くなっている。あれだけ身長、角度があって、肘を柔らかく使えるし、バランスもいい。もう一冬越えたら、もっと良くなる。順調に伸びれば、来年上位候補に挙がってくるのでは」「体が大きくなっている。角度があるし、球速も143キロ出ている。来年が楽しみ」
- ヤクルト・伊東編成部長「長身を生かして上原のように投げていくのか、ダルビッシュのように前で投げる(打者寄りでボールを離す)タイプになるのか」
- ロッテ・三家スカウト「まだこの時期ですが、球自体、すごくいい球を投げています。あれだけ身長がある。キレイでバランスのいい投げ方。関節も柔らかい。今年すごく楽しみな選手です」
現時点で複数球団からのコメントが出ています。
すでに中日は来年上位候補という評価をしており、非常に高い評価です。
現時点での球質や伸びしろを考えれば、一位指名の可能性も十分にある楽しみな選手です。
このまま順調に成長出来れば、ドラフト2021では最低でも上位指名で一位指名の可能性が高いでしょう。
因みに、本人は「高校卒業後は、メジャーリーグに挑戦したい」とのことです。
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達孝太のまとめ!
以上が、天理高校 達孝太の経歴、成績や特徴でした。
長身から投げ下ろすノビのあるストレートとスライダー、フォークといった変化球が魅力です。
ここまま順調に行けば一位指名の可能性が高そうです。
まずは、2020センバツ甲子園でどこまで成長を見せるのか注目したいですね。
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