今回、紹介するのは日大藤沢高校の牧原巧汰捕手です。
広角に長打を打てるバッティングや足の速さ、肩の強さや守備が魅力で走攻守揃っています。
1年生秋までは本塁打を打っていませんでしたが、片手でのティーバッティングなどの練習に力を入れ、高校通算本塁打を19本まで伸ばしました。
2年生夏は、1番キャッチャーとして県大会に出場し、準優勝に貢献します。
今回は、そんな日大藤沢 牧原巧汰の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
牧原巧汰(日大藤沢)の経歴やプロフィール
昨夏は激戦区・神奈川の頂点まであと一歩(準V)に迫り、強肩強打の1番打者として日大藤沢を牽引する近藤二世・牧原巧汰(3年)。走攻守で野性味溢れるスタイルを貫き、中でも天才的な打撃技術は別格。昨夏は3本塁打を放つ長打力も秀逸。二塁送球1.8秒の強肩もあり、今夏の活躍次第で上位指名も噂される。 pic.twitter.com/pWCspmGiTy
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) April 12, 2020
まず、牧原巧汰の経歴です。
- 名前 : 牧原巧汰(まきはら こうた)
- 出身地 : 神奈川県相模原市
- 生年月日 : 2002年7月13日
- 身長 : 174cm
- 体重 : 76kg
- 投打:右投左打
- ポジション:捕手
- 経歴:ひのきビートルズ → 座間ボーイズ(相模原市立鵜野森中学校) → 日大藤沢高校
詳しく見ていきましょう。
牧原巧汰は中学生時代はショート、高校1年生秋から正捕手!
小学校の頃から軟式野球をはじめ、ひのきビートルズに所属します。
中学校に入ってからは、硬式野球チームの座間ボーイズでプレーし、ショートを守りました。
高校は日大藤沢高校に進みます。
「キャッチャーやりたい」と言う理由で入学したそうです。
日大藤沢高校の山本秀明監督がキャッチャー出身で、黒羽根利規(現・北海道日本ハム)がプロ入りするなどキャッチャー育成に定評があります。
高校1年生夏からベンチ入りし、1年生秋にはキャッチャーのレギュラーとなりました。
高校1年生秋までに本塁打を打っておらず、1年生冬は、片手でのティーバッティングや打球方向を上げる練習をしました。
牧原巧汰は2年生夏の県大会で準優勝!
2年生夏の神奈川県大会では、1番キャッチャーとして出場します。
2回戦(初戦)の湘南台高校戦では、公式戦初となる本塁打を打ちました。
さらに、準々決勝の鎌倉学園高校戦、準決勝の桐光学園高校戦では2試合連続で本塁打を打ちます。
決勝の東海大相模高校戦では、ノーヒットで試合にも24対1の大差で敗れ、甲子園出場を逃しました。
因みに、県大会準優勝は23年ぶりだそうです。
なお、この試合で、二塁への捕殺を記録し、送球タイムは1秒88でした。
2年生秋は、県大会3回戦の三浦学苑高校戦で接戦の末に敗れました。
高校通算本塁打は19本です。
牧原巧汰(日大藤沢)の成績
次に、牧原巧汰の成績です。
- 県大会通算(19夏):7試合、打率.370、1二塁打、1三塁打、3本塁打、8打点、出塁率.452、3三振、1盗塁
成績は、2019年までのものですが、2019年夏の県大会以外に詳細が分かるものはありませんでした。
高い打率を残しており、四死球を選んでの出塁もできています。
三振数より多い4つの四死球を選ぶ事ができていました。
そして、公式戦でも本塁打を打つようになっており、長打力もあります。
一方で、三塁打を打ったり盗塁も決めており、足も速そうです。
牧原巧汰(日大藤沢)の特徴や動画
牧原巧汰の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
右足を上げてタイミングを取っており、足を少し曲げた状態のままスイングしています。
背はそこまで高くないですがパワーがあり、体重移動を使った鋭い振りです。
牧原巧汰は広角に長打を打てる!
動画の最初では、内角寄りの落ちる変化球をライト方向の場外本塁打を打っています。
パワーがあるだけでなく、体重移動を使った鋭い振りなので、長打を打てるのでしょう。
また、動画の20秒辺りでは高めの球を、1分過ぎでは外角寄りの球を、それぞれレフト方向へ本塁打を打っており、逆方向も含めて広角に長打を打っています。
また、内外角などどのような球にも対応できそうです。
牧原巧汰は足が速い!
動画の40秒辺りでは、ヒットを打っていますが、一気に三塁まで駆け抜けています。
三塁への到達タイムは12秒ほどでした。
1番を打つこともあり、足も速そうです。
牧原巧汰の選球眼はまずまず!
次に、こちらの動画を見ていきましょう。
ボール球を見送っており、ストライクゾーンギリギリの球はファウルボールを打って粘っています。
三振よりも多い四死球を選んでいることもあり、選球眼はまずまずと言って良さそうです。
牧原巧汰は肩が強く守備もまずまず!
最初の動画の1分10秒過ぎからは、守備について取り上げられています。
構えたところから大きく外れた球も捕球できており、守備そのものも無難にこなしていました。
捕球してから送球までの動きもスムーズで、ショートをやっていたこともあり素早い身のこなしができるのかもしれません。
そして、野手のミットをめがけて投げる事が出来ており、盗塁を刺しています。
2塁への送球には、2秒までかかっておらず肩が強そうです。
2塁への送球タイムで1秒88を記録したこともあり、これはプロトップレベルにも相当します。
盗塁時捕手の二塁送球(ポップタイム)ここまでの最速 4.13時点
この分野は昨季まで甲斐(ソフトバンク)の独壇場だったが、今季は加藤(中日)、松本(ヤクルト)が甲斐に近いスピードの二塁送球を見せている。田村(ロッテ)、森(西武)、梅野(阪神)も好タイムを記録https://t.co/sJ9nhppYv2 pic.twitter.com/yhkkjeajSB— DELTAGRAPHS (@Deltagraphs) April 13, 2019
牧原巧汰の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 広角に長打を打てる
- 足が速い
- 選球眼はまずまず
- 肩が強く守備もまずまず
です。
広角に長打を打てるバッティングや足の速さ、肩の強さや守備が魅力で、走攻守揃っています。
1年生冬からバッティング練習に力を入れてから本塁打を打つようになるなど、まだ伸びしろがありそうです。
牧原巧汰(日大藤沢)のスカウト評価や指名の可能性
牧原巧汰のスカウト評価です。
これまで、スカウトの寄せたコメントはありませんでした。
しかし、まだ注目度は低く、これからスカウトの視察も増えるかもしれません。
高校生でまだ伸びしろがあるので、将来的に捕手を必要としている球団を中心に、2020ドラフトで指名される可能性もありそうです。
日大藤沢高校の山本監督は、「苦しい練習にもひるまずに挑んでいく心身の強さがすばらしいと思う。スローイング動作も高校生にはかなり難しい技術だが、なんとか習得しつつある。また、自分のためになると思うテーマがあると、必死に練習して身につけようとする」と話していました。
精神面、技術面などについて高く評価しているようです。
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牧原巧汰(日大藤沢)のまとめ!
以上が、日大藤沢 牧原巧汰の経歴、成績や特徴でした。
広角に長打を打てるバッティングや足の速さ、肩の強さや守備が魅力の走攻守揃った捕手です。
伸びしろもあるので、2020ドラフトで指名される可能性もあるかもしれません。
今後の動向や活躍に期待しましょう。