今回、紹介する選手はBC福井の高橋康二投手です。
ノビのある最速154km/hのストレートが強みの本格派右腕。
大学時代の公式戦登板はありませんでしたが、独立リーグで力を付けました。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 BC福井・高橋康二の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
高橋康二(BC福井)経歴やプロフィール
まず、高橋康二の経歴です。
- 名前:高橋康二(たかはし こうじ)
- 出身地:滋賀県甲賀市
- 生年月日:1995年2月7日
- 身長 :190cm
- 体重:87kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:甲賀市立甲南第一小学校 → 甲賀市立甲南中学校 → 滋賀県立水口高校 → 福井工業大学 → BC滋賀 → BC福井
詳しく見ていきましょう。
高橋康二は小学校3年生からピッチャー!
4つ上の兄の練習を見ていた影響で、6歳から軟式野球チームに入りました。
野球を始めた当初はサードで、小学校3年生の時からピッチャーをするようになります。
監督にいつも提出している野球ノートに「ピッチャーがやりたくなった」と書いたら、ピッチャーをやらせてもらえたそうです。
中学生になってからボーイズリーグのチームに入りますが、中学校2年生の時から中学校の軟式野球部に入ります。
学校の部活動の顧問として有名な監督が赴任してきて、そこで教わりたいと思ったそうです。
高橋康二は2年生秋の近畿大会に出場!
高校は、滋賀県立水口(みなくち)高校に進みます。
家に近く、兄も通っていたというのが進学理由だそうです。
1年生冬に、筋力トレーニングを行い、球速を110km/hから130km/h前後まで伸ばし、2年生からはエースとなりました。
2年生秋は、準決勝の野洲高校戦で延長11回を投げて1失点14奪三振に抑えるなど、6試合全てに先発します。
決勝の近江高校戦は8回7失点で試合も敗れましたが、準優勝で44年ぶりとなる近畿大会に出場しました。
1回戦の那賀高校(和歌山)戦では9回を投げて1失点で完投勝利を挙げます。
準々決勝の履正社高校(大阪)戦にも先発しますが、3回途中6失点で降板、試合も敗れセンバツ甲子園出場はなりませんでした。
3年生夏は、八幡工業高校戦、滋賀短大附属高校戦、彦根東高校戦と3回戦までは3試合連続で完投勝利を挙げます。
準々決勝の八幡商業高校戦では、7 2/3回をリリーフとして投げますが、試合は敗れました。
高橋康二は大学時代に公式戦登板はなかったが、練習で145km/hをマーク!
大会後は、登板過多の影響で肘を痛め、手術しました。
高校卒業後は、福井工業大学に進学します。
全国大会の出場回数が多く、高校の先輩が進んだというのが進学理由だそうです。
しかし、肘の状態が悪く、すぐに痛みを感じて思うように投げられず、3年生のころまでそれが続きます。
さらに、一時は野球をやめたいと思うようになり、退部の報告に行こうとしましたが、野球が大好きな両親の顔を思い出して退部を思いとどまりました。
その後は、開き直って練習をしたところ、145km/hを投げるまでになります。
高橋康二は独立リーグ4年目に球速を154km/hに伸ばす!
大学時代の公式戦登板はありませんでしたが、自分の力を試したいとBCリーグ(独立リーグ)の滋賀に入団しました。
入団後2年間で、48試合に投げましたが、防御率7.89で勝利もなく終わります。
その後、希望を出してBCリーグの福井に移籍しました。
当初は目立たなかった岩本輝投手(福井からオリックスに入団、現・阪神職員)が見違える成長をしたのを見て指導力の高さを感じたそうです。
移籍後は、福沢卓宏コーチ(元・中日、現・監督)から「体の開きが早い」とアドバイスをもらい、フォームを修正します。
移籍1年目は、リリーフとして37試合を投げて9セーブを挙げました。
シーズン終了後は、オーストラリアプロリーグに参加し、「選手が、規則正しい生活を送り、ジムでは野球を理解した上で細部まで鍛えていて驚いた」そうです。
移籍2年目は、抑え中心となり、リーグ戦を半分ほど終えた段階で9セーブを挙げます。
8月には球速を154km/hに伸ばしました。
高橋康二(BC福井)の成績
次に、高橋康二の成績です。
- リーグ戦計(17~20):115試合、3勝9敗19セーブ、163 2/3投球回、防御率5.11、被安打率9.95、奪三振率7.20、四死球率5.88
- 20リーグ戦:30試合、2勝10セーブ、39 1/3投球回、防御率1.37、被安打率6.41、奪三振率9.15、四死球率2.29
2020年は防御率1.37という素晴らしい成績を残しています。
ヒットや四死球でランナーを出すことが少なくなっており、投球そのものの質が良くなっているのでしょう。
また、三振を奪う事もできるピッチャーと言って良さそうです。
高橋康二(BC福井)の特徴や動画
続いて、高橋康二の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
右足を三塁方向に大きく上げてタメを作っています。
右足が着地してからは、左足に体重が乗るように、全身を使って投げています。
肘の使い方も柔らかそうです。
高橋康二はノビのあるストレート!
球速は最速154km/hですが、バッターが振り遅れていて球に伸びがありそうです。
また、長身から投げ下ろしており、角度があります。
高橋康二は速く鋭く変化する縦スライダー!
変化球は縦スライダーを投げています。
縦スライダーは速く鋭く変化し、カットボールとの中間であるスラッターに近く、ストライクカウントを取れていました。
次にこちらの動画を見ていきましょう。
max 更新154kmの動画です。
抑えで平均もこの日は151-2km
スラッター142km球速&コントロールが上がってる要因としては
力の出し方、バランスは物理的に正解が決まってると思っていて
それに自分が出来てない所を
徹底的に練習する方法です。画質悪いのでインスタにもhttps://t.co/SQOAipokuH pic.twitter.com/nbbJViey8w
— 高橋康二(こうじ)【福井ワイルドラプターズ】 (@nias8_3vy) August 19, 2020
この動画では、打者の手元で落ちるフォークを投げています。
コースが決まれば、空振りを取るのに使えそうです。
他には緩いカーブも投げます。
高橋康二の制球力はまずまず!
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角に投げられていました。
一方で、ボールが高めに浮くこともあったり明らかなボール球となったこともあったので、制球力はまずまずといった所でしょう。
高橋康二の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- ノビのある最速154km/hのストレート
- 変化球は縦スライダー、フォーク、カーブ
- 制球力はまずまず
です。
ノビのある最速154km/hのストレートと速く鋭く変化する縦スライダーなどの変化球を投げ分けています。
高橋康二(BC福井)のスカウト評価や指名の可能性
次に、高橋康二のスカウト評価です。
現時点でコメントを寄せたスカウトはいませんが、視察しているスカウトがいるという情報があります。
このまま活躍できれば、2020ドラフトで指名される可能性が高くなるかもしれません。
本人は、「なにがなんでも、この秋、NPBに行きます。そのためにできることはなんでもしたい」と話しています。
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高橋康二(BC福井)のまとめ!
以上が、BC福井 高橋康二の経歴、成績や特徴でした。
ノビのある最速154km/hのストレートと速く鋭く変化する縦スライダーなどの変化球が持ち味です。
活躍次第では、2020ドラフトで指名されるかもしれません。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。