2019年の高校生ドラフト注目選手をご紹介します。
今回ご紹介する選手は、埼玉・春日部共栄の村田賢一です。
最速146km/hのストレートと多彩な変化球が投げれる投手であり、チームの4番を打つ強打者でもあります。
2018年秋季大会では投打で活躍し、8年ぶりの関東大会出場、さらに準優勝とチームに大きく貢献しました。
秋の成績から2019年春のセンバツ出場が決まり、さらなる活躍が期待されます。
今回はそんな2019年ドラフト候補 春日部共栄・村田賢一の経歴や成績、特徴やスカウト評価をご紹介します。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
村田賢一(春日部共栄)の経歴やプロフィール
第91回選抜高等学校野球大会
春のセンバツ甲子園注目選手
村田賢一 投手(春日部共栄高)
昨秋の関東大会で最速146km/hを計測した右の本格派
エースで4番として、投打での活躍が期待されるhttps://t.co/PQ49alJzvU pic.twitter.com/YHj9Z5h8xk— 埼玉県学生スポーツ応援速報 (@sumoFANclub) 2019年1月26日
まずは村田賢一の経歴紹介です。
- 名前:村田賢一(むらた けんいち)
- 出身地:静岡県三島市
- 生年月日:2001年8月31日
- 身長:182cm
- 体重:78kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:浦安ニューラッキーズ (浦安市立日の出南小学校 )→ ジャイアンツジュニア(小学6年生時)→ 東京城南ボーイズ(浦安市立日の出中学校 )→ 春日部共栄
詳しく見ていきましょう。
村田賢一はエースで4番になるように育てられた
静岡県三島市で生まれた村田賢一は、小学生2年生から野球を始めました。
始めた当初から大きな期待を寄せられており、なんでもエースで4番になるように育てられたようです。
その方針がよくわかるエピソードがありました。
小学生の時に入団していた浦安ニューラッキーズの時、村田賢一には1度も犠打のサインは出なかったようです。
また、投手としても四死球を1試合に20回出しても変えなかったという話もありました。
監督から大きな期待がかけられていたことがよくわかるエピソードですね。
村田賢一は打撃が評価されジャイアンツジュニアに選出
周囲の期待に応えて村田賢一はメキメキと実力をつけていきます。
その実力が認められ小学6年生の時にジャイアンツジュニアに選出されました。
NPBのジュニアチームは、少年野球チームとしてトップレベルの子達が集まる環境です。
さらにジャイアンツジュニアに入部するには大会で活躍し、推薦をもらわなければ入ることもできません。
そんな狭き門を村田賢一は見事突破しジャイアンツジュニアに入団しました。
村田賢一は投手として勝負をしていきたい気持ちがあったようですが、この時評価をもらったのは打撃のようでした。
そのため野手としてジャイアンツジュニアに入団しています。
村田賢一は中学2年生から投手に
中学生になると東京城南ボーイズに入団をします。
当時も打撃の評価が高かったため、村田賢一は中学の野球生活を野手からスタートさせています。
打撃力のある選手なのでチームとしては空いてるポジションを守らせるためにサード、キャッチャー、外野手、ファーストとあらゆるポジションを経験したようです。
ただ、中学2年になった時には結果的に投手に戻ったようです。
そこから村田賢一は投手としても打者としても躍動します。
村田賢一はケガに苦しめられる
春日部共栄に入学した村田賢一は持ち前の野球センスで入学当初から期待されていました。
1年の秋にはベンチ入りをして公式戦デビューも飾っています。
しかし、その後は肩痛、腰痛に悩まされて2年の夏にはベンチ入りできませんでした。
一躍有名になった秋大会の前にも肩痛があったようですが、なんとか大会前に完治させて試合に出ることができたようです。
村田賢一は新チーム発足前からエースで4番が決まっていた
チームとしては村田賢一を2年の夏の大会から試合で起用したかったはずですが、監督は大事をとって夏の大会にはベンチ入りをさせませんでした。
そのため6月の段階で監督から「お前が新チームのエースと4番だ」と告げられていたようです。
そのため、怪我で試合に出れない村田賢一は、新チームの中心人物として気持ちを作ることができ、秋に向けて備えることができました。
そして、監督の期待に応えるように秋の大会では関東大会準優勝の大きな立役者となりました。
村田賢一(春日部共栄)の成績
次に村田賢一の成績をご紹介します。
- 甲子園大会通算:出場なし
- 平成30年度秋季埼玉・関東大会通算:9試合、71投球回、防御率2.41
- 平成30年度関東大会通算:4試合、打率.267、安打4、本塁打1、盗塁3
注目が集まった秋季大会の結果にスポットを当ててみました。
投打で活躍しているため打者の成績も載せています。
まず注目すべきは防御率の低さですよね。
全試合に先発で登板しフル稼働しています。
その中でも埼玉大会の準決勝では浦和実業相手に12回無失点の好投を見せています。
埼玉大会だけの成績を見れば敵なしといった記録です。
被安打は多いものの、大きく崩れることなく最少失点で切り抜けることができ、先発として試合を作ることができる力があります。
また、打者としても注目されていますが打者としての成績を見れば強打者ということがわかります。
どちらでも結果が出ているためドラフト指名された時にどちらでいくのか、これからの成績が楽しみです。
村田賢一(春日部共栄)の特徴や動画
続いて村田賢一の特徴をご紹介していきます。
まずは動画を見てみましょう。
https://www.youtube.com/_b3w_WNn03E?t=95
ノーワインドアップからテンポよくボールを投げ込んでいます。
腕の振りはオーバースローというよりスリークウォーターですね。
腕のひきが小さくバッターから見て腕が体に隠れているため打ちづらそうです。
さらにMax146km/hで常時135km/hのボールが来るため簡単には打てません。
村田賢一の武器は最速146km/hのストレートと外の制球力
先ほどの動画で一番注目したのが外へのストレートです。
シュート回転するボールもありますが、バッターも手が出ないほどのアウトコースギリギリに投げ込めています。
あそこに130km/h以上のボールが投げ込まれると並のバッターでは打ち返すのが難しそうです。
ただ、インコースへのボールが多少甘いような印象がありました。
インコースへの投げ分け、質のバラツキが今後の課題でしょう。
村田賢一の変化球は?
春日部共栄
村田賢一
投手
右投げ
MAX146km pic.twitter.com/lLdSk1ljJ5— 羽月ルーペ (@HazukiCompany69) 2019年1月9日
動画を見ると、カーブ、スライダーを投げています。
落差が大きく緩急の効いたカーブは有効なボールと言えそうです。
また、スライダーは変化量は大きくないものの、キレはそこそこ良さそうです。
その他にはフォークを投げるようです。
全体的にはまずまずの変化球といって良いでしょう。
村田賢一のピッチングは成長過程
先ほども話したようにインコースへの制球力もそうですが、全体的に成長過程だと言えます。
球速も常時140km/hのボールは投げれるだけのポテンシャルはあると思いますし、150km/hも投げれるようになるのではないでしょうか。
村田賢一自身、関東大会でフィジカルの弱さを痛感したようでこの冬で鍛えてくると話していました。
自身の目標は「150km/hのまっすぐにキレを出してストレートとわかっていても打たれないボールを投げたい」とのことでしたので、春の選抜で成長した姿を見せてくれるのを楽しみにしたいと思います。
村田賢一はドラフト1位候補からホームランを打てる打力がある
投手としても注目が集まりますが、打者としてもトップクラスの村田賢一。
まずは動画をご覧ください。
村田賢一② 投手
(東京城南ボーイズ→春日部共栄)
エースで4番としてチームを秋季関東大会準優勝に導いた大黒柱
打者としては来年のドラフト1位候補及川(横浜)からHRを放つなど関東大会4試合で3本の長打を放ち
投手としては最速146㌔の直球、スライダー、カーブ、SFFを操る pic.twitter.com/aLTm6tsEuH— おくら (@okura_toin) 2018年12月27日
大谷選手をはじめ根尾選手といった二刀流の選手も多くなってきましたが村田賢一にもその力があります。
それを証明したのが関東大会準々決勝の横浜戦。
2019年ドラフト1位候補になっている及川雅貴からレフトスタンドにホームランを放っています。
内角低めの速球に見事反応し打てており、内角のさばきは非常に上手いですね~
内角を打てる選手は大成しやすいので、今後の活躍が楽しみです。
村田賢一(春日部共栄)のスカウト評価や指名の可能性
続いて村田賢一のスカウト評価です。
残念ながら現段階ではスカウトの評価はまだないようですね。
秋季大会からの注目選手なのでまだまだこれからアピールが足りないようです。
しかし、春の選抜大会に出てくるの全国大会の場でどれだけ周りから注目されるようになるか楽しみです。
また、打者としても魅力のある選手なので野手としてのドラフトも期待できます。
野手経験も豊富ですし、投手ができるほどの強肩なのでサードでの起用もいいのではないかと評価を受けています。
投打どちらで成績を残せるのか楽しみです。
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村田賢一(春日部共栄)のまとめ
以上が2019年ドラフト候補春日部共栄・村田賢一の経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。
最速146km/hの速球を投げ、高いバッティング技術を持っています。
現時点では投手の評価が高い印象ですが、今後の活躍次第では打撃でも注目されそうです。
本人は150km/h&30本塁打を目標にしているそうで、この一冬でさらにレベルアップしていること間違いなしでしょう。
甲子園でその名前を全国に知らしめさせてくれるのではないでしょうか。
今後の活躍に期待したいと思います。
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