【ドラフト】山田綾人(BC栃木)の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手はBC栃木の山田綾人投手です。

力のあるストレートと縦に大きく落ちるスライダーなどの変化球を投げ分ける本格派右腕。

高校では公式戦での登板はありませんでしたが、大学時代に球速を152km/hに伸ばし、2020年からは独立リーグでプレーしています。

今回は、そんな2020年ドラフト候補 BC栃木・山田綾人

記事の内容

をご紹介しています。

山田綾人(BC栃木)経歴やプロフィール

【ドラフト】山田綾人(BC栃木)の成績・経歴・特徴

まず、山田綾人の経歴です。

経歴
  • 名前:山田綾人(やまだ あやと)
  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 生年月日:1997年10月2日
  • 身長 :187cm
  • 体重: 95kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:武蔵ファイターズ(横浜市立三保小学校)→ 青葉緑東シニア(横浜市立十日市場中学校)→ 桐光学園高校 → 玉川大学 → 栃木ゴールデンブレーブス

詳しく見ていきましょう。

山田綾人は小学校6年生の時にプロ野球ジュニアトーナメントに出場!

小学校1年生の時から軟式野球をはじめ、武蔵ファイターズに所属します。

小学校6年生の時は、ベイスターズジュニアに選ばれ、主に外野手としてプロ野球ジニアトーナメントに出場しました。

中学生に入ってからは、青葉緑東シニアに入ります。

「中学生になってからは野球をやめるかもしれない」と考えていましたが、横浜ベイスターズジュニアの監督を務めていた平松政次さん(元・大洋など)の勧めで入ったそうです。

中学校2年生の時から本格的に投手となり、打線でも4番を打ちます。

また、2年生、3年生の時に全国大会に出場しました。

山田綾人は高校時代に公式戦登板なし!

高校入学時には、県内外の高校から誘いを受けますが、桐光学園高校に進みます。

「他の高校では野手として評価されていた。投手として勝負したいので、投手の能力を高く評価していた唯一の高校なので進学を決めた」そうです。

高校入学後は、1年生冬に左足首のじん帯を損傷し、手術も受けます。

そういったこともあり、3年生春までベンチ外でした。

3年生夏の神奈川県大会では、ベンチ入りしましたが、登板機会がなく、高校野球生活を終えます。

高校時代の球速は、138km/hでした。

因みに、東北楽天の松井裕樹投手は、シニア、高校の2学年上で「練習する姿を見ているだけでも参考になった」そうです。

山田綾人は大学2年生春に巨人三軍戦で好投!

高校卒業後は、玉川大学(首都大学野球連盟二部)に進学します。

シニアの時にコーチだった関本四十四さん(元・巨人)が特別コーチをしていたというつながりがあったかもしれません。

大学1年生春から、リーグ戦でベンチ入りします。

2年生春に行われた巨人三軍との練習試合では、6回を投げて1失点、3個の三振を奪う好投を見せます。

「大学生と違い、どのバッターもオーラが凄く、インコースに攻めづらかった」そうです。

また、対戦相手の川相昌弘三軍監督(当時)から「凄いピッチャー」と言われ、スカウトからも注目を集めます。

しかし、投げ込みをし過ぎたなどの影響で、右肩を痛めて2年生春は試合で投げることができませんでした。

復帰後は、走り込みやウエイトトレーニング、初動負荷トレーニングなどの体力づくりを行います。

その結果、2年生秋は、5試合で完投勝利を挙げることができました。

山田綾人は大学4年生春に球速を152km/hに伸ばす!

3年生冬は、元プロ野球選手による冬季特別トレーニングに参加し、元巨人の堀内恒夫さんからは、「目線がまっすぐだと球が高めに浮きやすくなるので、あごを左肩に落とすイメージで投げる」、「体重が軸足に乗ってから投げる」といったアドバイスを受けます。

さらに、「直球だけで押せば、そうは打たれない。インハイに来たら、振ってしまう」とも言われました。

4年生春の足利大学戦では、球速を152km/hに伸ばします

リーグ戦後、プロ志望届を提出しましたが、指名はありませんでした。

山田綾人は独立リーグ1年目からリリーフとしてリーグ戦に出場!

大学卒業後は、BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団します。

大学の関本コーチの勧めもあって独立リーグに進む選択をしたそうです。

独立リーグ1年目のリーグ戦前のキャンプでは、巽真悟投手コーチ(元・ソフトバンク)からは、「実戦の中でいい球を増やしていくかが課題。フィールディングやけん制等の投球以外の部分もスカウトは見ている」と助言をもらいます。

成瀬善久兼任コーチ(元・ロッテなど)からは、股関節にどう体重を乗せるかなどのアドバイスをもらいました。

リーグ戦では、中継ぎ、抑えとして投げています

山田綾人(BC栃木)の成績

次に、山田綾人の成績です。

成績
  • リーグ戦通算(20):31試合、5勝1敗1セーブ、48投球回、防御率4.69、被安打率9.94、奪三振率8.06、四死球率3.75

前半戦は好成績を残していましたが、後半戦は調子を落としました。

三振は多く取れているものの、ヒットを多く打たれています。

打四死球はそこまで多くなく、安打を打たれていることで失点が多くなっています。

また、イニング近くの三振を奪えており、三振を奪えるピッチャーのようです。

山田綾人(BC栃木)の特徴や動画

続いて、山田綾人の特徴です。

まず、こちらの動画を見ていきましょう。

【ドラフト2020候補】山田綾人の球質分析&投球フォーム【スロー撮影】

体をひねり、左足を三塁方向に足を大きく上げてタメを作っています。

大きな腕の振りで、肘の使い方も柔らかそうです。

山田綾人は勢いのあるストレート!

ストレートは、回転数はメジャーリーグ平均に比べると多くありません。

ですが、ジャイロ成分が少ないので、ホップ量がありながらシュート変化する球質となっています。

その為、空振りを取る事もできていました。

球速は、最速152km/hですが、バッターが球速以上に速く感じるかもしれません。

山田綾人は縦に大きく曲がるスライダー!

動画では、スライダー、チェンジアップを投げています。

スライダーは縦に大きく曲がり、ストライクカウントを取ったり、空振りを取る事ができていました。

チェンジアップは、途中まではストレートと同じ軌道ですが、大きく落ち、コースが決まれば空振りを取る事ができそうです。

山田綾人の制球力はまずまず!

動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角や低めに投げる事もできており、制球力はまずまずといったところでしょう。

一方で、投球が抜ける場面も見られました。

山田綾人のクイックはまずまず!

動画の終盤では、クイックモーションでのタイムを計測しています。

1.3台~1.5秒程度とクイックはまずまずでしたが、タイムが遅かった時に盗塁を決められており、安定したクイックでの投球が求められそうです。

山田綾人の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 力のある最速152km/hのストレート
  • 変化球は、スライダー、チェンジアップ
  • 制球力はまずまず
  • クイックもまずまず

です。

最速152km/hの力のあるストレートと縦に大きく落ちるスライダーなどの変化球を投げ分けて抑えます。

山田綾人(BC栃木)のスカウト評価や指名の可能性

次に、山田綾人のスカウト評価です。

スカウトの残したコメントはありませんが、大学時代に、横浜DeNAから調査書が届くなど注目されていました。

活躍次第では、2020ドラフトでの指名もあるかもしれません。

本人は、「ドラフト指名されるにはセールスポイントが必要。ノルマとして155キロを出したい」と目標を立てています。

また、栃木の寺内崇幸監督(元・巨人)は、「まだまだ伸びしろはある。育成ではなく、支配下で指名されてほしい」と今後の活躍に期待していました。

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山田綾人(BC栃木)のまとめ!

以上が、BC栃木 山田綾人経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

最速152km/hの力のあるストレートと縦に大きく落ちるスライダーなどの変化球が武器です。

活躍次第で、2020ドラフトで指名されると思います。

今後の活躍や動向に注目していきましょう。

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