今回ご紹介するのは、盛岡中央の齋藤響介です。
本記事では2022年ドラフト候補 盛岡中央・齋藤響介の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
齋藤響介の動画
齋藤響介のプロフィール
齋藤響介の経歴
経歴(所属チーム) | |
小学校 | 滝沢小学校 (竹の子スポーツ少年団) |
中学校 | 滝沢中学校 |
高校 | 盛岡中央高校 |
全国大会 | |
中学都道府県対抗野球 | 2019年 |
中学時代は岩手代表
滝沢小学校三年生時に竹の子スポーツ少年団で野球を開始。
滝沢中学校では軟式野球部に所属し、三年生時には岩手選抜として中学都道府県対抗野球大会に出場しています。
盛岡中央では一年生から公式戦に出場
盛岡中央では一年生秋から公式戦に出場します。
秋季県大会の盛岡三戦では完投勝利を挙げるなど活躍。
二年生春の県大会では、盛岡誠桜戦で147km/hを記録しています。
夏の選手権予選では盛岡大付属戦で先発し完投するも敗戦。
二年生秋季大会では初戦で出場辞退を経験し、三年生春の県大会でも初戦敗退で終わります。
三年生夏の選手権予選で歴代三位の19奪三振
夏の選手権予選では、初戦の江南義塾盛岡戦で3回8奪三振で勝利に貢献。
二回戦の花巻南戦では自己最速を更新する152km/hを記録し、視察したスカウトを唸らせます。
三回戦の盛岡市立戦では1失点完投、歴代三位タイとなる19奪三振を奪う活躍を見せました。
準決勝の花巻東戦では9回2失点でチームを決勝に導きます。
決勝の一関学院戦でも自責点2で完投する投球を見せるもチームは敗戦となっています。
齋藤響介の特徴
次に、齋藤響介の特徴です。
ノビのあるストレート
魅力はストレートです。
最速152km/hで常時145km/hを投げ込みます。
まだまだ細身ながらこれだけ出力を出せるのは、運動能力が高い証拠でしょう。
また、冒頭の動画を見るとボールの回転軸が良く、回転数も多くなっています。
そのため、スピードだけでなくノビのあるボールであることがわかります。
多彩な変化球
変化球はカットボール、スライダー、カーブ、スプリットを投げます。
130km/h台の球速が速いカットボールやスプリットが決め球です。
また120km/h台のカーブで打者のタイミングをずらす投球をします。
制球力はまずまず
制球力はまずまずです。
どのボールもある程度コースに投げ分けできる器用さを持ち合わせています。
ややバラつきはあるものの、四死球で崩れるようなタイプではありません。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速152km/hのスピードボール
- 4シームはノビのある球質
- 変化球はカットボール、スライダー、カーブ、スプリット
- 制球面はまずまず
です。
実力は高校生トップレベルです。
最速152km/hで、常時145km/h前後出る出力の高さは非常に魅力があります。
体格的にも細身で、まだまだ伸びしろを感じる楽しみな選手です。
そして、多彩な変化球を投げ分ける器用さも持ち合わせており、投手としてのセンスの高さも感じます。
将来は山本由伸のような日本を代表する選手に成長しそうな予感です。
齋藤響介の成績
続いて、齋藤響介の成績です。
投球回 | 防御率 | 奪三振率 | 与四死球率 | 被安打率 | |
22夏予選 | 45 2/3 | 0.99 | 11.23 | 2.36 | 4.34 |
2022年夏の選手権予選では防御率0点台という素晴らしい成績です。
全試合に先発登板という疲労もありながらの投球を考えると素晴らしい成績です。
奪三振率は11を超える数値となっており、多くの三振が奪えるタイプであることがわかります。
また与四死球率は2点台前半とまずまずで、被安打率が非常に低くなっています。
ランナーを出しにくく、三振が多い事が低い防御率に繋がっていることがわかります。
齋藤響介のスカウト評価
続いて、齋藤響介のスカウト評価です。
*評価はスカウトコメントで一位同等コメント有が◎、上位候補同等コメント有が〇、コメント有が△
球団 | 評価 | コメント |
ヤク | △ | 斉藤宜之スカウト「ランナーが出ると、握る時間を長くしてタイミングを外している。フィールディングもうまく、(球質や球速といった)投げる以外の部分でもセンスを感じる」 |
阪神 | △ | 畑山俊二アマ統括スカウト「春先に見た時は直球が142キロくらいだった。この短期間でこんなに力強くなった。腕の振りも鋭く球の強さがすばらしい。春と体つきは変わっていないが、暖かくなって体が生きてきたと思う。変化球も思った以上に投げることができた。まだまだ体が出来上がっていないので、伸びしろがある。これから楽しみです。」 葛西スカウト「投げ方がいい」 |
巨人 | △ | 水野雄仁スカウト部長「良いボールを投げているね。真っすぐが魅力で三振が取れている。尻上がりにコントロールも良くなってきた。彼はもっとスピードが出ると思う」 円谷英俊スカウト「疲労がある中でこれだけ投げた。高めの真っすぐに威力がある。自分に合った投げ方ができているので、ずっと同じように投げることができる。130キロ後半で鋭く曲がるカットボールも素晴らしい。フォーク系の球も上手く使っていた。」「カットボールは打者の近くで急激に曲がる。どの球種でもしっかり(内外角に)投げ分けができている。調整が遅れていた春より、もう一段階上がってきた。」 |
広島 | ||
中日 | △ | 米村明チーフスカウト「初めてみました。小さいテークバックのフォームはウチの高橋宏斗みたいですね。参考にしているんじゃないでしょうか。フォームがそっくりです。力強い真っすぐだけではなくて、カットボールなど変化球で空振りを奪うテクニックもある。良い投手ですね。」 八木スカウト「春に比べて出力の上げ方が変わった。高校生でこれだけ投げられたら十分。うちで言うと(20年ドラフト1位の)高橋(宏斗)のよう」 |
横浜 | ||
オリ | ||
千葉 | △ | 榎康弘スカウト部長「あの(細い)体で力強い直球を投げられることは魅力。出力が上がれば、もっとスピードが出る」「この時期に140キロを超える球を投げている。伸びしろやポテンシャルを感じる」 柳沼スカウト「疲れているのにあれだけの投球ができる。1試合ごとに良くなっている」 |
楽天 | △ | 益田大介スカウト「まだまだ。これからもっと上がっていくでしょう」 |
福岡 | ||
ハム | △ | 白井スカウト「直球の質がいい。キレも、コントロールもね」 |
西武 | △ | 潮崎哲也ディレクター「初めて見ましたが、いい投手であることに間違いはない。あの体で150キロですからね」 |
現時点で複数球団からコメントが出ています。
球速の速さや質の良さ、変化球に関する高い評価が伺えます。
また、体が細くまだまだ伸びるというコメントも多く、将来性を高く評価していることがわかります。
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齋藤響介のまとめ
以上が、盛岡中央 齋藤響介の経歴、成績や特徴でした。
最速152km/hで常時145km/h前後を投げる高い出力とノビのある球質が魅力の本格派右腕。
変化球も多彩で、体格的にもまだまだ伸びしろを感じる魅力ある選手です。
2022ドラフトでは上位指名は確実でしょう。
今後の動向や活躍に期待です。