今回ご紹介するのは、京都国際の森下瑠大です。
本記事では2022年ドラフト候補 京都国際・森下瑠大の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
森下瑠大の動画
森下瑠大のプロフィール
森下瑠大の経歴
経歴(所属チーム) | |
小学校 | 福知山市立昭和小学校 (昭和GUTS) |
中学校 | 福知山市立南陵中学校 (福知山ボーイズ) |
高校 | 京都国際 |
全国大会 | |
春選抜 | 2021年 2022年 |
夏甲子園 | 2021年 2022年 |
中学時代は硬式野球
昭和小学校一年生時から昭和GUTSで野球を開始します。
南陵中学校では福知山ボーイズに所属していました。
京都国際では一年生からエース
京都国際では一年生秋からエースとして活躍し、府大会3位に貢献し近畿大会に出場。
投打で活躍し、近畿大会ベスト4入りを決め、春の選抜出場を決めます。
二年生春の選抜では4番投手としてチームをけん引するも二回戦の東海大菅生戦で敗戦となっています。
二年生夏の甲子園では投打で活躍
夏の選手選手権予選では、初戦の翔英・準々決勝の塔南で2試合連続完封を披露するなどチームの優勝に貢献します。
続く甲子園では初戦の前橋育英戦で10奪三振完封。
三回戦の二松学舎戦ではドラフト2021ロッテ四位の秋山正雲との投げ合いを制し、自身でもホームランを放つ活躍を見せました。
三季連続の甲子園出場は叶わず
秋季京都大会を優勝で迎えた近畿大会では、初戦の履正社戦で1失点11奪三振完投勝利を挙げます。
続く準々決勝の和歌山東戦ではビハインドの6回から登板し4回6奪三振の力投を見せます。
9回には1点差に迫るホームランを放ちながらも敗戦となりますが、春の選抜出場を決めています。
しかし、選抜開幕直前に出場辞退となっています。
二年連続の夏の甲子園出場
春は左ひじ痛の影響で打者としてチームに貢献します。
夏の選手権予選では打率6割超え、3本塁打の活躍でチームに貢献します。
準決勝の乙訓高校戦で復帰登板を果たし、3回1失点の好投を見せます。
決勝の龍谷大平安戦では先発として6回1失点の投球でチームを優勝に導きます。
続く甲子園では、初戦の一関学院戦で先発。
3回4失点で降板し、チームは敗戦となっています。
森下瑠大の特徴
次に、森下瑠大の特徴です。
ノビのあるストレート
一番の魅力はストレートです。
最速143km/hで常時130km/h後半を投げ込みます。
腕を縦に振れているのでボールの回転が良いです。
京都国際 森下瑠大が今日復帰登板
わかさのスピード表示はありませんでしたが、前の方のガン表示で4シームは130km/h後半、回転数は平均2,200中盤で最高2,335rpmでした pic.twitter.com/Eipf0z1K9Q— ひろ@ドラフト候補調査隊 (@yuki_scope) July 25, 2022
回転数もNPBの平均レベルにあるので、ノビのある球質であることがわかります。
変化の大きなスライダー
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップを持ち球としています。
120km/h強の変化量の大きなスライダーを中心に投球を組み立てます。
また120km/h前後の来ない系のチェンジアップを投げています。
変化量は多くありませんが、左右どちらの打者相手にも投げられているので、制球に自信があるようです。
その他には100km/h前後の緩いカーブを投げています。
長打力のある打撃
投球が注目されていますが打撃面でもレベルが高いです。
広角に長打が打て、甲子園では逆方向にホームランを放っています。
動画のように拾う打撃もできており、打撃技術の高さを感じます。
走力は高くない?
50m走は6秒5とそこまで足は速くないようです。
動画内の二塁までの走塁タイムは、全力ではないものの9秒弱となっていました。
トップレベルだと手を抜いても8秒前後なので、足はそこまで速くないことがわかります。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速143km/hのストレート
- ノビのある球質
- 変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ
- 決め球はスライダー、チェンジアップ
- 打撃でも高いレベル
- 足は速くない
です。
二年生時点で143km/hを記録し、さらに左腕ということで注目度は高いです。
ノビのあるストレートが武器で、変化の大きなスライダーやチェンジアップを決め球としています。
打撃面でも高レベルなので、投打で注目したい選手ですね。
森下瑠大の成績
続いて、森下瑠大の成績です。
投手成績
投球回 | 防御率 | 奪三振率 | 与四死球率 | 被安打率 | |
21夏甲子園 | 28 | 1.93 | 9.00 | 4.50 | 4.82 |
21春秋近畿 | 22 | 0.41 | 11.86 | 2.86 | 7.36 |
2022年は左ひじ痛の影響で本調子ではなかったので2年生時までの成績を載せています。
春の選抜では打ち込まれるシーンもありましたが、その後は安定した投球をしています。
夏の甲子園では投球回と同じ数の三振を奪っており、三振が奪えるタイプであることがわかります。
被安打率が低く抑えられていることもあり、安定した防御率に繋がっているようです。
ただ、甲子園の場合に与四死球率が高い傾向にあり、高いレベルの相手には慎重になってしまうケースも見られるようです。
打者成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 三振 | 出塁率 | OPS | |
甲子園通算 | 7 | .240 | 1 | 4 | 0 | 6 | .321 | .801 |
22夏予選 | 5 | .632 | 3 | 13 | 0 | 0 | .682 | 1.840 |
2022年夏の予選は左ひじ痛によって打者に専念していました。
それにより、打撃成績は大幅に向上し、5試合で3本塁打と素晴らしい成績を残しています。
さらに、6割を超える打率で三振が0だったことからも、打撃レベルの高さが伺えます。
森下瑠大のスカウト評価
続いて、森下瑠大のスカウト評価です。
*評価はスカウトコメントで一位同等コメント有が◎、上位候補同等コメント有が〇、コメント有が△
球団 | 評価 | コメント |
ヤク | △ | 橿渕スカウトグループデスク「今日で考えないと。こんなスゴイ打撃をするんだと正直、思った。変化球でも軸が崩れない」「京都国際の森下投手は体の状態が良くなかったが、その中でもポテンシャルの高さを見せました。チェンジアップが印象的でしたね。伸びしろがありますし打撃も捨てがたい。」 |
阪神 | ||
巨人 | △ | 水野スカウト部長「投げるセンスがいい。打撃はこの大会、言うことない」 渡辺スカウト「安定している。左でブレないし、変化球も投げられる。まだ体は細いが、スピードが上がると面白い。バランスが良くてリリースポイントが乱れない」「久々でもキレがあり、センスがいい」 |
広島 | ||
中日 | △ | 松永スカウト部長「(森下、田中について)2人とも結果を出している。持っているものは素晴らしい」 米村明スカウトシニアディレクター「狙い球を一発で仕留める。打ち損じをしない打者」 山本将道スカウト「角度があって質の良いストレートを投げる。コントロールが良く、変化球も切れている。投げられることを証明したから(ドラフト指名順位は)上がってくるでしょうね」 |
横浜 | ||
オリ | △ | 牧田編成副部長「センスは魅力だし、将来が本当に楽しみ」 |
千葉 | △ | 永野育成・スカウト部長「打ちづらそうな感じ。リーチが長く、リリースまでの時間が長い。打者はボールとフォームのズレ、違和感を持つと思う。楽しみです」 榎スカウト部長「腕の振り、角度がいい」 三家スカウト「これから体も仕上がってきて、まだまだ伸びていくと思う」 |
楽天 | ||
福岡 | △ | 永井智浩スカウト部長「今後に期待」「ボール自体の質は良かったのは確認できたが、きょうが彼のベストではない。それも含めて評価したい。評価が下がることはない」 稲嶺誉スカウト「投げることができただけでも十分」 |
ハム | △ | 熊崎スカウト「速さにこだわらず、いい投球をしていた」 |
西武 | 渡辺GM「打者としてしっかり勝負ができて、投手のスキルの高い選手。だが、きょうは評価すること自体が難しいところもある」 |
現時点で複数球団からのコメントが出ています。
また阪神が上位候補としてリストアップしているという報道も出ています。
コメントや報道を見る限りは、ドラフト2022での指名は確実でしょう。
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森下瑠大のまとめ
以上が、京都国際 森下瑠大の経歴、成績や特徴でした。
ノビのあるストレートが魅力の期待の左腕です。
投球だけでなく打撃面でも高レベルなので、投打に注目です。
2022ドラフトでの指名は確実でしょう。
今後の動向や活躍に期待しましょう。