今回、紹介する選手はかずさマジックの山本晃希投手です。
力のある最速155km/hのストレートとフォーク、カーブなどの変化球が強みの本格派右腕。
入社1年目から補強選手という形で都市対抗野球に出場しています。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 かずさマジック・山本晃希の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
山本晃希(かずさマジック)経歴やプロフィール
まず、山本晃希の経歴です。
- 名前:山本晃希(やまもと こうき)
- 出身地:山口県下松市
- 生年月日:1996年5月2日
- 身長 :183cm
- 体重: 92kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
経歴:花岡スポーツ少年団(下松市立花岡小学校) → 下松市立末武中学校 → 山口県立熊毛南高校 → 九州国際大学 → 日本製鉄かずさマジック
詳しく見ていきましょう。
山本晃希は中学校3年生から投手に!
小学校3年生の時からソフトボールをはじめ、花岡スポーツ少年団でプレーします。
中学校では、軟式野球部に入り、当初は外野手でした。
中学校3年生になってから投手となります。
山本晃希は高校3年生夏の県大会で創部後初の準優勝!
山口県立熊毛南高校に進み、1年生秋から一塁手として試合に出場します。
2年生夏の県大会では、エースとして出場しました。
1回戦の大島商船高専戦では、7回2アウトまでまでノーヒットに抑え、7回1安打無失点で完封勝利を挙げますが、2回戦の岩国商業高校戦では7回7失点で試合も敗れます。
2年生秋は、県大会ベスト8まで勝ち進み、地区の選考では漏れますが、部員が17人の少人数だったこともあり、県推薦のセンバツ甲子園21世紀枠候補になりました。
3年生春の県大会では、1回戦の聖光高校戦で9回を完封しますが、爪を割った影響で2回戦以降の登板はありませんでした。
3年生夏の県大会では、準々決勝の下関工業高校戦で1安打完封勝利を挙げるなど、全5試合に先発、完投します。
決勝の岩国高校戦で敗れ甲子園出場を逃しますが、県大会準優勝は創部初だそうです。
山本晃希は大学1年生秋の明治神宮野球大会に出場!
高校卒業後は九州国際大学(九州六大学野球連盟)に進学します。
1年生春からリーグ戦に出場し、先発1試合を含む3試合に登板し、リリーフで4回を投げた北九州市立大学戦で初勝利を挙げました。
1年生秋は、肩を痛めた影響でリーグ戦の登板はありませんでした。
明治神宮野球大会には間に合い、1回戦の上武大戦では1アウト3塁のピンチで登板し2/3回を投げて2失点、試合は敗れますが、球速は144km/hをマークします。
2年生、3年生は1試合ないし2試合の登板にとどまりました。
しかし、4年生は春に6試合、秋に8試合と登板数を伸ばし、いずれも2勝を挙げます。
山本晃希は入社1年目に都市対抗野球に出場!
大学卒業後は、社会人野球の日本製鉄かずさマジックに入社します。
1年目から公式戦に出場し、都市対抗野球予選では、7試合中4試合に先発し、14回、防御率1.29の成績を挙げました。
チームの都市対抗野球出場はなりませんでしたが、Hondaの補強選手として都市対抗野球に出場します。
2回戦(初戦)の三菱自動車岡崎戦でリリーフとして、1アウト満塁のピンチに登板しましたが、タイムリーヒットを打たれたものの後続は抑えましたが、試合は敗れました。
1年目秋の関東大会で球速を155km/hに伸ばします。
2年目春に行われた日本ハムとの練習試合では、3回を無失点に抑え、4個の三振を奪いました。
予定されていたセンバツ甲子園が中止になった影響もあり、この試合を9球団のスカウトが視察したそうです。
対戦した日本ハムの野村佑希は「タイミングが取りづらいフォーム。今日対戦した投手で1番だった」と話しています。
山本晃希(かずさマジック)の成績
次に、山本晃希の成績です。
- 都市対抗計(19):1試合、2 2/3投球回、防御率0.00、被安打率3.38、奪三振率6.75、四死球率0.00
- 予選等計(19):11試合、43 2/3投球回、防御率4.53、被安打率9.48、奪三振率7.83、四死球率3.50
成績は、2019年までのものです。
都市対抗野球では、ピンチで打たれたものの、その後のイニングを抑えることができました。
予選等では、ヒットを打たれやすく、防御率が悪くなっており、大会や対戦相手などによっても波がありそうです。
一方で、四死球はそこまで多くありません。
また、奪三振率を見ると、三振を奪う事もできるピッチャーのようです。
山本晃希(かずさマジック)の特徴や動画
続いて、山本晃希の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
左足を三塁方向に大きく上げてタメを作っていました。
テイクバックは大きくありませんが、腕がよく振れています。
肘の使い方も柔らかいです。
山本晃希は力のあるストレート!
ストレートは力があり、バッターが振り遅れています。
球速以上に速く感じるかもしれません。
球速は、常時140km/h台、最速155km/hです。
山本晃希は打者の近くで落ちるフォーク!
動画では、カットボール、スライダー、フォークを投げています。
スライダーは変化量が多いタイプで空振りが奪えています。
フォークは変化量が小さく、球速が速めなので、スプリット気味のボールという印象です。
カットボールは変化量が小さく、芯を外して打ち取れています。
他には、カーブも投げます。
山本晃希の制球力はまずまず!
動画を見ると、大体はキャッチャーの構えた所に投げられていて、内外角や低めに投げることもできています。
一方で、投球が抜けて明らかなボール球となった場面も見られ、制球力はまずまずといった所です。
山本晃希の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 力のある最速155km/hのストレート
- 変化球は、フォーク、カーブ、スライダー、カットボール
- 制球力はまずまず
です。
力のある最速155km/hのストレートとフォーク、カーブなどの変化球が武器となっています。
山本晃希(かずさマジック)のスカウト評価や指名の可能性
次に、山本晃希のスカウト評価です。
- ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「球に力があるし、次見たい」
- ロッテ・榎チーフスカウト「元々球威はあったけど、これだけスカウトがそろうなんて山本君は持っているのかな」
現時点でヤクルトとロッテのコメントが出ています。
球の力強さを評価していることがわかります。
実力的にも2020ドラフトで指名される可能性も高そうです。
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山本晃希(かずさマジック)のまとめ!
以上が、かずさマジック 山本晃希の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
力のある最速155km/hのストレートとカットボール、スライダー、フォークなどの変化球が持ち味です。
2020ドラフトでも指名されるかもしれません。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。