2020ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は常総学院高校の菊地竜雅投手です。
最速152km/hのストレートや二種類の落ちる変化球が魅力の本格派右腕。
今回はそんな常総学院高校 菊地竜雅の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
菊地竜雅(常総学院)の経歴やプロフィール
常総学院2年生ピッチャー菊地竜雅君。150キロ! #高校野球 pic.twitter.com/QlzxU9yqA8
— akihiko (@akihiko_y_) July 21, 2019
まず、菊地竜雅の経歴です。
- 名前 : 菊地竜雅(きくち りゅうが)
- 出身地 : 茨城県守谷市
- 生年月日 : 2002年度
- 身長 : 180cm
- 体重 : 79kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:茎崎ファイターズ → 取手シニア(守谷市立けやき台中学校)→ 常総学院高校
詳しく見ていきましょう。
菊地竜雅の小学校、中学校時代
小学生の頃から野球をはじめ、軟式野球チームの茎崎ファイターズに所属していました。
中学生になってからは取手シニアでプレーします。
中学生時代に球速137km/hを記録しました。
また、全国大会に出場し、ベスト16となったそうです。
菊地竜雅は、高校1年生秋に肩の痛みを発症!
高校は県内の常総学院高校に進み、1年生夏からベンチ入りします。
1年生夏の県大会初戦の佐竹高校戦に先発し、4回を被安打1、無失点に抑えます。
決勝の土浦日大高校戦では、リリーフとして2回を投げ無失点に抑えますが、試合は敗れました。
秋の県大会2回戦(日立第一高校戦)では、球速を144km/hまで伸ばします。
県大会で優勝、関東大会に出場し、1回戦の桐蔭学園高校(神奈川)戦では、リリーフで1イニングを無失点に抑えました。
関東大会の後、肩の痛みを発症します。
復帰するまでの間は、球速を求め上半身任せになって投げていたフォームを見直し、下半身とのバランスを意識してフォーム調整を行いました。
阪神の藤川球児投手の直球を理想と考え、動画で下半身の使い方などを参考にしたそうです。
2年生春の県大会から復帰し、準々決勝のつくば秀英高校戦で145km/hを投げます。
2年生6月の東海大相模高校(神奈川)との招待試合で球速を148km/hまで伸ばしました。
菊地竜雅は、高校2年生夏に球速150km/hをマーク!
2年生夏の県大会では、4回戦の東洋大牛久高校戦では8回を投げて無失点、この試合で150km/hをマークしました。
しかし、4回から登板した準々決勝の常磐大高校戦では、6回を投げ5失点、試合も敗れます。
「先輩達の夢を壊してしまって申し訳ないです。5点のプレゼントを守れないなんて」と、自分の失点により甲子園に行けなかった事を悔しいと感じていたそうです。
2年生秋の県大会は、準決勝の石岡第一高校戦で9回を投げ、完投勝利(被安打3、2失点)を挙げるなどの活躍で優勝。
関東大会初戦の健大高崎高校(群馬)戦では、3番ライトで出場しましたが、登板することなく試合も敗れ、2020センバツ甲子園に出場できる可能性は低くなりました。
3年生夏は、自身にとって最初で最後となる甲子園出場を目指します。
なお、チームメイトの一学年上には2019ドラフトで巨人に指名された菊田拡和外野手がいました。
菊地竜雅(常総学院)の成績
次に、菊地竜雅の成績です。
- 地方大会通算(関東大会:18秋、19秋、県大会:18夏秋、19夏):9試合、41 1/3投球回、防御率1.96
成績は2019秋季関東大会終了時点でのものです。
不明分を除くと、被安打率4.02(7試合、31 1/3投球回)、奪三振率7.36(4試合、7 1/3投球回)、四死球率1.76(5試合、15 1/3投球回)となっています。
ヒットはそこまで打たれておらず、失点も多くありません。
また、分かっている限りでは、四死球でランナーを許すケースも多くはないようです。
一方で、三振も奪うことが出来るピッチャーと言っていいでしょう。
菊地竜雅(常総学院)の特徴や動画
続いて、菊地竜雅の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
長身でがっしりとした体型ですね。
左足を大きく上げてタメを作り、スリークォーターに近いフォームで投げています。
そして、全身の体重移動をうまく使い、腕を大きく振って投げています。
菊地竜雅は力のある重いストレート!
ストレートにバッターが振り遅れたり、打ち取られる場面が見られました。
球に力があり球質も重いので、球速よりも早く感じているのかもしれません。
キャッチボールの練習をする時には、「自分が受けるの?」という雰囲気になり、チームメイトも「球に力があり球質が重い」と感じているそうです。
全身の体重移動をうまく使い、腕を大きく振っているので、力のある重いストレートを投げられるのでしょう。
ストレートの球速は最速152km/hです。
また、長身から投げ下ろしていて、球に角度が付いているので、初めて対戦するバッターは打ちにくいかもしれません。
菊地竜雅は2種類の落ちる変化球!
動画では、縦方向のスライダーとチェンジアップを投げています。
縦スライダーは、打者の手元で鋭く曲がっています。
チェンジアップは、上下の変化量が大きいです。
これらの2種類の落ちる変化球は、コースが決まるとストライクカウントや空振りを奪うのに使えています。
決め球にもなりそうです。
菊地竜雅の制球力はまずまず
動画を見ると、大体はキャッチャーの構えたところに投げられていて、コースに投げ分ける事も出来ています。
与えている四死球が多くない事を考えると、制球力はまずまずのようです。
一方で、明らかなボール球もあったので、今後は、より正確なコントロールが求められるでしょう。
菊地竜雅の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速152km/hの力のある重いストレート
- 変化球は、縦スライダー、チェンジアップ
- 制球力はまずまず
です。
最速150km/hの力のある重いストレートや2種類の落ちる変化球が武器で、これらを投げ分けて抑える投手と言っていいでしょう。
高校1年生秋にフォームの見直しを行ってから1年ほどしか経っておらず、球速も含めて、まだ伸びしろがありそうです。
菊地竜雅(常総学院)のスカウト評価や指名の可能性
次に、菊地竜雅のスカウト評価です。
残念ながら、コメントを寄せたスカウトはいないようです。
高校2年生ということもあり、まだ注目度が低いのかもしれません。
ですが、今後、視察するスカウトは今後増えると思います。
また、菊田拡和を視察したときに、投球を見ているスカウトもいるかもしれません。
投球内容を見ると、2020ドラフトでは将来性を考えて指名される可能性がありそうです。
そして、今後の活躍次第では、上位での指名もあるかもしれません。
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菊地竜雅(常総学院)のまとめ!
以上が、常総学院高校 菊地竜雅の経歴、成績や特徴でした。
力のある重いストレートや2種類の落ちる変化球が魅力の投手です。
伸びしろがあるので、現在、152km/hの球速をどこまで伸ばせるか注目です。
また、2020ドラフトで指名される可能性もあると思います。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。