2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、花咲徳栄高校の韮沢雄也外野手です。
出塁率が高く、守備も堅実な攻守にバランスの取れた選手で、高校野球日本代表にも選出。
二年連続の夏の甲子園出場を果たしています。
今回はそんな花咲徳栄高校 韮沢雄也の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
韮沢雄也(花咲徳栄)の経歴やプロフィール
今秋のドラフト候補の花咲徳栄・韮沢雄也の4安打2打点のセンスにスカウト絶賛
虎スカウト「バットコントロールが良いので、どこにでも打てる。攻守にセンスを感じる」
鳩スカウト「広角に打てるのが魅力。力強さも出てきた」
DeNAスカウト「逆方向を意識してシャープに振れている」 pic.twitter.com/0X2Du5cofO
— やすぽんくん(新垢) (@yasumaro_0421) July 12, 2019
韮沢雄也の経歴です。
- 名前 : 韮沢雄也(にらさわ ゆうや)
- 出身地 : 新潟県魚沼市
- 生年月日:2001年5月20日
- 身長:177cm
- 体重:80kg
- 投打:右投左打
- ポジション:遊撃手
- 経歴:新潟南リトル → 新潟シニア(魚沼市立堀之内中学校)→ 花咲徳栄高校
詳しく見ていきましょう。
韮沢雄也は、中学3年生の時にジャイアンツカップに出場!
小学校1年生の時から野球を始め、新潟南リトルで投手兼遊撃手としてプレー。
中学校時代は、新潟シニアに所属し、キャプテンを務めました。
中学3年生夏はジャイアンツカップ(中学生を対象とした硬式野球の全国大会)に3番・ショートとして出場した事もあります。
高校は、新潟を離れ、埼玉県の花咲徳栄高校に進みます。
「バッティングがすごい選手が多い事にに魅力を感じ、当時高校3年生だった岡﨑大輔選手(現・オリックス)に憧れた」そうです。
韮沢雄也は、高校2年生夏に甲子園出場!
高校1年生春からベンチ入り。
1年生夏の県大会では、4回戦の武蔵越生高校戦で代打でヒットを打っています。
県大会を勝ち上がり甲子園に出場、ベンチ入りしますが、出場機会はありませんでした。
1年秋の新チームからはショートのレギュラーとして3番を打ち、県大会優勝に貢献。
関東大会1回戦の中央学院高校(千葉)戦では、2安打を打ちますが試合は敗れます。
2年生春は県大会で準優勝、関東大会では、1回戦の専大松戸高校(千葉)戦で3安打4打点、三遊間の深い位置からアウトにする好守備も見せました。
2回戦の東海大相模高校戦でも、ヒットを打ち打点を挙げますが、試合は敗れます。
2年生夏は、北埼玉大会で17打数6安打3打点の成績を残し、優勝に貢献、甲子園に出場。
甲子園では、1回戦の鳴門高校(徳島)戦で甲子園初ヒットを打ちます。
2回戦の横浜高校(神奈川)戦では、同じ2019ドラフト候補の及川雅貴投手からセンター前にヒットを打ちましたが、試合は敗れました。
韮沢雄也は高校野球日本代表候補に選ばれる!
2年生秋からはキャプテンとしてチームを引っ張ります。
しかし、2年生秋の県大会は3回戦で敗退。
3年生4月には、高校野球日本代表候補に選ばれ、合宿に参加しています。
合宿2日目の紅白戦で右足アキレス腱(けん)上部に死球を受け、打撲の治療を受けました。
3日目は代表監督は無理をさせないつもりでしたが、打撲の状態でも練習に参加しシート打撃で左中間への三塁打を打ったそうです。
3年生夏は、県大会2回戦の杉戸農業高校戦で4安打2打点と活躍し、スカウトから注目。
順当に勝ち上がり、二年連続の甲子園出場を決めています。
韮沢雄也は夏の甲子園で初戦敗退
二年連続の甲子園では、初戦に明石商と対戦します。
相手エースの中森俊介は2020年ドラフトの一位候補ですが、4回に鮮やかな流し打ちを披露。
しかし、センバツベスト4相手に接戦の末敗戦、試合後にはプロ志望をコメントしています。
チームとしては最後の試合となりましたが、韮沢自身は侍ジャパン入りをしています。
U18ではベストナインに輝く!
続くU18ワールドカップ安定した活躍をします。
主に3番ファーストとして、チームトップの10安打を放つなどチームの勝利に貢献。
ファーストのベストナインに輝いています。
守備でも慣れないファーストでしたが、対応力の高さを見せてくれました。
なお、一学年下にはドラフト2020候補の井上朋也がいます。
韮沢雄也(花咲徳栄)の成績
韮沢雄也の成績です。
- 甲子園成績:3試合、打率.333、2打点、1三振、出塁率.500
- 関東大会:16秋、17春、県大会:18夏:9試合、打率.414、2二塁打、8打点、出塁率 .485、1盗塁
- 2019年夏予選:7試合、打率.384、0本塁打、4打点、3三振、出塁率.484
- U18日本代表:8試合、打率.345、0本塁打、4打点、1三振、出塁率.406
成績は分かっている範囲のものを載せましたが、高い打率である事が分かります。
二塁打などの長打も打て、ここに載せた以外の大会では本塁打も打っており、2019夏の県大会前までの高校通算本塁打は10本です。
また、出塁率を見ると、ヒットを打つだけでなく四死球を選んでの出塁も出来ていることが分かります。
三振数も少なく、甲子園では5打数で0三振(4四死球)でした。
数は少ないですが盗塁も決めており、足も速そうです。
韮沢雄也(花咲徳栄)の特徴や動画
韮沢雄也の特徴です。
まずは、こちらの動画を見ていきましょう。
右足を少し上げてタイミングを取っており、バットの位置は肩くらいの高さで構えています。
コンパクトなスイングですが、全身を使って振り切っています。
韮沢雄也はバットコントロール!
動画の1分30秒辺りでは、アウトにはなりましたが、内角の球を外野のフェンス手前まで飛ばしています。
コンパクトなスイングなので、バットコントロールができ、どのようなボールにも対応できそうです。
なので、打率や出塁率が高いのかもしれません。
そして、全身を使ったスイングをしているので、遠くに飛ばせるのでしょう。
動画の35秒辺りでは、真ん中の少し内角寄りの球をヒットにしていますが、少しでも甘く入ると、ヒットに出来る確率が高くなりそうです。
また、これらの場面では、前寄りのポイントで打っており、内角の球にも上手く対応できやすくなるでしょう。
そして、状況によっては逆方向にも打てそうです。
韮沢雄也の選球眼は高い
動画を見る限りでは、ボール球やボールに近い球をきっちり見送る事が出来ていて、際どい球はファウルで粘っています。
四球を選んで出塁できていることからも、選球眼は高めといった所でしょう。
韮沢雄也の守備は良い
次に、こちらの動画を見ていきましょう。
韮沢 雄也(花咲徳栄) pic.twitter.com/ojp5JzdoJk
— ちなハム (@nhfdraftpro) October 30, 2018
動画の25秒過ぎでは、守備を特集しています。
外野に抜けそうな打球に追いついたり、高いバウンドの打球も処理できていますね。
そして、正確に送球できています。
最初の動画の2分35秒辺りからも練習中心に守備を特集していますが、全体的な動きは軽快で、堅実な守備をしているといった印象です。
また、動きを見る限りは、足が速く、肩が強そうです。
韮沢雄也の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- コンパクトなスイングで、バットコントロールができる
- 選球眼は高め
- 軽快で安定した守備
です。
バットコントロールができ出塁率が高いほか、軽快な守備や正確な送球も魅力の攻守にバランスの取れた選手という印象です。
韮沢雄也(花咲徳栄)のスカウト評価や指名の可能性
韮沢雄也のスカウト評価です。
- 巨人・長谷川国利スカウト部長「プレー全般が柔軟。バットコントロールもうまく、逆方向に打てる。」
- DeNA・武居スカウト「逆方向を意識してシャープに振れている。走塁の意識も高まっている」
- 阪神・畑山統括スカウト「バットコントロールが良いので、どこにでも打てる。攻守にセンスを感じる」「バットコントロールがうまい。コースへもしっかりと対応している」
- 日本ハム・今成スカウト「遊撃守備は全国トップ級。打撃も間を作れるし、玄人好みの職人肌」
- ロッテ・榎スカウト「広角に打てる打者。確実にレベルアップしていて、力強さも感じる」
- プロスカウト「打撃が柔らかく、コンパクトでバットの出し方もいい」
去年の夏から注目されはじめ、今年に入ってから多くのスカウトがコメントを寄せるようになっています。
打撃、守備とも高評価で、走塁を評価しているスカウトもいるようです。
2019夏の県大会初戦も、4球団のスカウトが視察に訪れました。
動画を見る限りでは、2019ドラフトで指名されそうです。
現時点では11球団から調査書が届いているようです。
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以上が、花咲徳栄高校 韮沢雄也の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
バットコントロールができ出塁率が高いほか、軽快な守備や正確な送球も魅力の攻守にバランスの取れた選手です。
プロ志望届を提出すれば、2019ドラフトで指名されそうです。
今後の動向に注目しましょう。
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