【ドラフト】北山比呂(日本体育大)の成績・経歴・特徴は?

2019年ドラフト注目選手をご紹介していきます。

今回ご紹介する選手は最速154km/hを記録している日本体育大学の北山比呂です。

名門横浜高校出身で日体大に入り、力をつけた投手です。

2019年6月には大学侍ジャパン候補にも選出されています。

今回はそんなドラフト2019候補 日本体育大・北山比呂の成績・経歴・特徴をご紹介します。

北山比呂(日本体育大)の経歴やプロフィール

まずは北山比呂の経歴のご紹介です。

経歴
  • 名前:北山比呂(きたやま ひろ)
  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 生年月日:1997年10月15日
  • 身長:175cm
  • 体重:79kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:瀬谷リトル(希望ヶ丘小学校) → 瀬谷シニア(南希望ヶ丘中学校)→ 横浜高校→ 日本体育大

詳しくみていきましょう。

北山比呂は小学生の頃から硬式野球を始める

北山比呂は小学3年生の時に野球を始めます

ほとんどの選手は野球を始める時は軟式野球から始める選手が多い中、いきなり硬式野球のチームである瀬谷リトルに入団

北山比呂の父親は瀬谷シニアのコーチを務めていたということもあり、硬式野球を始めたようです。

そして中学でも父親がいる瀬谷シニアに入団し、プレーしていきます。

北山比呂は父親の影響で名門横浜高校に進学

硬式野球で十分に力をつけた北山比呂はコーチである父親の出身校である横浜高校に進学を決めます。

そして入学した1年の夏から神奈川大会にベンチ入りを果たすと2年の秋には公式戦デビュー

チームの戦力として順当に力をつけていきます。

北山比呂の高校最後大会は4番手投手

北山比呂の1学年下には、2016年のドラフトで楽天に1位指名された藤平尚真や、法政大学で活躍している石川達也などがおり、北山比呂が横浜高校3年の最後の大会ではエースは藤平尚真でした。

そんな中で北山比呂は背番号18をつけて4番手投手として大会に望みます。

救援投手として登板するものの夏の決勝戦で東海大相模に敗戦し、甲子園にいくことはできませんでした。

悔しい思いをした北山比呂は高校卒業後に日本体育大に進学し、そこで大きな成長を遂げます。

北山比呂は日本体育大で最速154km/h右腕に成長

日本体育大学は投手育成に定評がありますが、北山比呂もその育成方針が合い投手としての才能が開花

日本体育大学では2年の春からリーグ戦に出場すると、短いイニングをしっかり抑えて着実に結果を残していきます。

大学3年生になるとストレートの最速は154km/hまで成長しました。

高校時代には最後の試合で145km/hをマークしていましたが、現在では常時140km/h後半のボールが投げれる力があります。

大学3年の秋リーグではリリーフとして6試合に登板し22 2/3回を投げて奪三振24、失点1という驚異的な成績を残しました。

北山比呂は侍ジャパン大学代表候補に選出

大学3年時の実績が認められ、この年の侍ジャパン大学日本代表候補に選出されます。

強化合宿に参加し、紅白戦で150km/hの力強いボールを披露

高校時代は4番手投手だった思えない実力を見せつけました。

さらに6月にも侍ジャパン候補に選出されています。

北山比呂(日本体育大)の成績

続いて北山比呂の成績のご紹介です。

成績
  • リーグ通算記録:18試合、73 1/3投球回、5勝1敗、防御率0.98、奪三振率9.57、四死球率2.94
  • 2019春季リーグ:8試合、46 2/3投球回、5勝0敗、防御率1.35、奪三振率9.64、四死球率3.47

大学での通算記録にスポットを当ててみました。

リーグ戦通算の出場数が少ないのは、2018年ドラフトで西武ドラフト一位の松本航、ロッテドラフト二位の東妻勇輔がいたからです。

二人が抜けたこともあり、2019年春季リーグからはフル回転となっています。

成績で注目すべき点は防御率の低さですよね。

73 1/3回を投げて防御率を0点代というのは驚異的です。

さらに、奪三振数も投球回を超えてるため三振が多く奪えるピッチャーと言えます。

2018年まではリリーフとして活躍していますが、2019年は先発起用となっています。

それでもしっかり結果を残しており、実力の高さを伺えますね。

北山比呂(日本体育大)の特徴や動画

続いて北山比呂の特徴の紹介です。

まずは動画を見ていきましょう。

【大学代表候補合宿(紅白戦)/北山投手の全球見せます!】2018/12/02日本体育大3年生・北山 比呂(南希望ヶ丘中※瀬谷シニア→横浜高)

こちらの動画は大学日本代表の合宿での紅白戦の様子です。

ストレートに力強さを感じますね。

小柄ですががっしりとした体格で、ノーワインドアップから軸足にしっかり力を込め、体のバネを使ってボールを投げています。

ストレートの球速はほとんど140km/h後半を記録

バッターもストレートに押し負けている感じがします。

北山比呂の魅力は力のある直球

最速154km/hを誇る直球というのはやはり魅力的です。

思い切りのいい投球スタイルで、帽子が取れるくらい腕を振り抜いています。

ストレートの質も良いので、空振りを取れています

このボールがアウトローに決まると打つのは厳しいでしょうね~

北山比呂の変化球

持ち球はスライダー、カーブ、スプリットです。

130km/h前後のスライダーは変化量もあり、空振りを奪えているので、決め球として使えそうです。

115km/h台のカーブは球速差が大きく、緩急が付いているので、打者にとっては厄介なボールですね。

この二球種を軸としているようです。

スプリットは動画内で一球のみ投げていますが、高めに抜け変化していなかったので、得意ではなさそうです。

スライダー同様にスプリットも安定して投げられるようになると、もうワンランク上の投手になれるでしょうね。

北山比呂の制球力はまずまず

北山比呂は高校時代から課題となっていたのが制球力でした。

しかし、動画を見ると、そこまで悪いといった感じではなさそうです。

ストレートは、高めに浮くケースもありますが、打者の外角や内角にしっかり投げ分けられています。

リーグ戦でも与四球は少なくなっていますので、四球で崩れるタイプでは無いでしょう。

北山比呂はリリーフ向け?

今まではリリーフとしてチームの戦力となっていましたが先発候補としても起用される可能性が出てきました。

すでに先発として練習試合にも望んでいるようです。

ただ、先発の役割として思い切りのいい投球よりもスタミナのペース配分なども考えていかなければいけないため、持ち前の速球が影を潜めてしまっています。

リリーフとして思い切り腕を振り抜いて、力で抑えていける投手もなかなかいないので、現状ではリリーフの方が向いているのではないでしょうか。

しかし、先発として緩急や力配分がうまくできるようになってくれば、先発としても大成する可能性が大いにあります。

今後どのような選手として名を馳せていくのか楽しみです。

北山比呂(日本体育大)のスカウト評価や指名の可能性

続いて北山比呂のスカウト評価のご紹介です。

ヤクルト・丸山スカウトも「(直球の力は)もっともっと強い」

すでにスカウト陣から評価をもらっています。

このコメントは7球団のスカウト陣が集まった練習試合後のコメントです。

球速以上に球の威力に魅力を感じているようで、いつもはもっと強いボールが投げれるとスカウト陣も注目していることがわかります。

一学年上の松本・東妻がいたこともあり、実戦経験が少ないものの、スカウトから評価をもらっているというのは、ポテンシャルの高さに期待されているということではないでしょうか。

大学ラストイヤーということで、どれだけの成績を残すことができるのか注目が集まります。

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北山比呂(日本体育大)のまとめ

以上が日本体育大 北山比呂の経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。

最速154km/hの質の良いストレートが武器の本格派右腕です。

一学年上の松本・東妻という二枚看板が抜けた日本体育大ですが、今シーズンは北山比呂に注目が集まりそうです。

実績がない中ですでに注目が集まっているのは投球そのものが評価されているということでしょう。

それだけの力があるということで、これからの活躍に期待がかかります。

また、どういった投手として今後起用されていくのかにも注目が集まります。

実績をつけてドラフト上位候補となっていくのか楽しみです。

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