【ドラフト】杉尾剛史(宮崎産経大)の成績・経歴・特徴は?

2019ドラフト注目選手を紹介します。

今回、紹介する選手は、宮崎産業経営大学の杉尾剛史投手です。

最速147km/hながら、多彩な変化球と制球力が武器の本格派右腕。

2年連続で全日本大学野球選手権に出場、最終選考には漏れましたが、大学野球日本代表候補にも選ばれました。

今回はそんな宮崎産業経営大学 杉尾剛史経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。

杉尾剛史(宮崎産経大)の経歴やプロフィール

杉尾剛史の経歴です。

経歴
  • 名前 : 杉尾剛史(すぎお つよし)
  • 出身地 : 宮崎県宮崎市
  • 生年月日 : 1997年10月6日
  • 身長 : 172cm
  • 体重 : 80kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:宮崎シニア(宮崎市立久峰中学校)→ 宮崎日大高校 → 宮崎産業経営大学

詳しく見ていきましょう。

杉尾剛史は、高校3年生夏に甲子園出場!

小学校1年の時から野球を始めます

中学校時代は宮崎シニアでプレー。

高校は宮崎日大高校に進み、1年生秋からベンチ入りします。

2年生夏からエースとして投げ、県大会でベスト4になりました。

3年生夏の県大会では、5試合33イニングを投げて、わずか3失点と活躍し優勝に貢献、甲子園に出場

甲子園では、1回戦の上田西高校(長野)との試合で先発しますが、1回に2失点、その後も1失点して、0対3で敗れました。

県外の大学からの誘いもありましたが、「甲子園では、初戦敗退し宮崎の皆さんの期待を裏切ってしまった」との理由で断ったそうです。

杉尾剛史は、大学3年生春の全日本大学野球選手権で145km/hをマーク!

県内の宮崎産業経営大学(九州地区大学野球連盟、南部)に進学。

当時は練習量が少なく、先輩を説得して練習時間を増やしたそうです。

グラウンドか使える日が限られる中で、授業前の朝に全体練習し、夜の自主練習にも多くの選手が残るまでになりました。

1年生春からベンチ入りし、リーグ戦では先発として3試合に投げ、宮崎大学2回戦で初完投初完封勝利を収めました。

3年生春は、宮崎リーグ、決勝リーグを勝ち上がり、全日本大学野球選手権に出場

創部32年目で初めての全国大会だそうです。

先発した初戦の創価大学戦では、8回を2失点(1自責点、10奪三振)に抑えます。

この試合で145km/hをマーク

準々決勝の九州産業大学戦でも先発し、8回を3失点(2自責点)に抑えましたが試合は敗れました。

杉尾剛史は、2年連続の全日本大学野球選手権出場、大学野球日本代表候補にも選出!

4年生春は先発した5試合全てで完投勝利(コールド含む)し、2年連続の全日本大学野球選手権出場

全日本大学野球選手権では、1回戦の環太平洋大学戦に先発し、9回を2失点に抑え完投勝利を挙げます。

2回戦の東海大学戦でも先発し、10回まで1失点に抑えましたが、11回に失点しサヨナラ負け。

大会終了後、大学野球日本代表候補に選出されましたが、最終選考からは漏れ代表入りはなりませんでした。

杉尾剛史(宮崎産経大)の成績

杉尾剛史の成績です。

成績
  • 全国大会通算(全日本:18年、19年):4試合、35 1/3投球回、2勝2敗、防御率1.53、被安打率5.60、奪三振率8.15、四死球率2.04
  • リーグ戦成績(19年春、不明分除く):5試合、5勝0敗、34投球回、防御率1.09

成績は2019年全日本大学野球選手権終了時点のものです。

全国の舞台でも結果を残せております。

全国大会で登板した試合は、いずれの試合も8回以上投げていて、先発としてのスタミナもありそうです。

また、打たれたヒットがそこまで多くなく、失点も抑られています。

与えている四死球も、そこまで多くありません

そして、奪三振率をみると、三振も奪う事ができていることが分かります。

杉尾剛史(宮崎産経大)の特徴や動画

杉尾剛史の特徴です。

こちらの動画(2019年全日本大学野球選手権、環太平洋大学戦)を見ていきましょう。

【ドラフト2019候補】杉尾剛史の投球シーン

左足を三塁方向に上げてタメを作ってから、大きな腕の振りで投げています

全身を使い、体重移動を上手く使って投げられているようです。

杉尾剛史は勢いのあるストレート!

球に勢いがあり、バッターが振り遅れているようです。

ストレートの最速は147㎞/hですが、常時140km/hを超えており、平均球速は速めです。

さらに、肘を柔らかく使え、打者寄りでリリース出来ている為、差し込まれているケースが多いですね。

ただ、腕を下げ気味で投げている為、若干シュート回転しています。

その為、ストレートで空振りをバシバシ奪うようなタイプではありません。

杉尾剛史は多彩な変化球!

動画内で変化球は縦横のスライダー、チェンジアップを投げています。

横のスライダーは130km/h前後で変化量が大きく、ストライクカウントを取るのに使え、空振りを奪えているので決め球にもなります。

横のスライダーの割合が多いので、自信があるボールなのでしょうね。

縦のスライダーは125km/h前後で、落差もあり、こちらもカウントを整えたり、空振りが奪えています。

チェンジアップは125km/h前後で、高めに浮くケースが多いですが、しっかり腕が振れており、相手打者のタイミングが合わず、空振りを奪えています。

若干シュート気味の落ちるので、シュート回転気味のストレートとも相性が良さそうです。

以上、高レベルの三球種を持っています。

杉尾剛史の制球力は?

動画を見ると、ほとんどキャッチャーの構えた所に投げられています。

四死球もそこまで多くないので、制球力は高めと言って良さそうです。

ストライクゾーンギリギリの所や低めにも投げら集められ、コースを投げ分けているようです。

ただ、投球が高めに浮いてヒットにされた場面も見られたので、今後は、より高い制球力を身に着けられる事が求められます。

杉尾剛史の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 最速147km/hの勢いのあるストレート
  • 変化球は、縦横のスライダー、チェンジアップ
  • 制球力は高め

です。

最速147km/hながら勢いのあるストレートと、三種類の高レベルの変化球が武器の本格派投手です。

制球力も高いので、安定した投球が持ちあじです。

ストレートの質が上がってくると、もうワンランク上の投球が出来るでしょうね。

杉尾剛史(宮崎産経大)のスカウト評価や指名の可能性

杉尾剛史のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 中日・三瀬スカウト:「沈む球を有効に使いながら落ち着いた投球ができる。ゲームメークにたけた投手。今年の大学生の中でも楽しみ。昨年と同様に、評価は変わっていない」
  • ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「相手や状況を見ながら、大人の投球ができていた」
  • 福岡ソフトバンク・岩井スカウト:「もう一段階上がればプロ、さらにレベルアップすれば桑田(真澄、元巨人)のようなタイプになる可能性を秘めている」

2019全日本大学野球選手権を視察した時のコメントで、投球術などを評価されていて、将来性を期待したコメントもあります。

特に、中日のスカウトは去年から視察していたようで、大学生の中でもトップクラスという旨の発言になっており、非常に高い評価です。

緩急やコースの投げ分けで抑えるタイプで、右の先発投手の獲得を考えている球団を中心に、今後も注目を集めそうです。

投球内容を見る限りでは、2019ドラフトでの指名は確実、スカウト評価を見ると上位指名もありそうですね。

今後の活躍に注目しましょう。

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杉尾剛史(宮崎産経大)のまとめ!

以上が、宮崎産業経営大学 杉尾剛史経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

勢いのあるストレートと多彩な変化球が持ち味で、緩急やコースの投げ分けで抑える投手です。

2019ドラフトでの指名は確実で、上位指名も十分に考えられます。

今後の動向や活躍に期待していきましょう。

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