2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、仙台大学の大関友久投手です。
高校時代もある程度注目されていましたが、再び注目を集めつつある大型左腕です。
4年生の春に、球速を148km/hに伸ばしました。
今回はそんな仙台大学 大関友久の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
大関友久(仙台大)の経歴やプロフィール
仙台大・大関くん。 pic.twitter.com/wa0NDDaM9X
— スーパー宇宙パワー (@superuchuupower) May 11, 2019
大関友久の経歴です。
- 名前 : 大関友久(おおぜき ともひさ)
- 出身地 : 茨城県土浦市
- 生年月日 : 1997年度
- 身長 : 186cm
- 体重 : 95kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:都和南野球スポーツ少年団 → 常総ドリームボーイズ(土浦市立都和中学校)→ 茨城県立土浦湖北高校 → 仙台大学
詳しく見ていきましょう。
大関友久の小学校、中学校時代は?
都和南野球スポーツ少年団で小学校3年生から軟式野球を始め、その頃から投手としてプレーします。
中学生の時は、硬式野球チームの常総ドリームボーイズに所属。
高校は、地元の茨城県立土浦湖北高校に進みます。
大関友久は甲子園出場なし!
1年生秋からエースナンバーを背負い、県大会では、2回戦の水城高校戦で無四球完封勝利、8奪三振を挙げました。
準決勝で破れ、3位決定戦の水戸工業高校戦で8 1/3回1失点の好投を見せますが、0対1で敗れます。
2年生夏の県大会では、土浦北高校戦で4回を無失点(無安打8奪三振)に、水戸啓明高校戦では7 2/3回を1失点にそれぞれ抑えました。
このころから注目を集めるようになります。
しかし、準決勝の藤代高校戦で4失点し、試合も敗れます。
2年生秋の県大会では、準決勝の常総学院高校戦では、試合には敗れましたが6 2/3回を無失点に抑えました。
3年生の夏は腱鞘(けんしょう)炎を発症した影響もあり、登板した3回戦の下妻第二高校戦で7回を投げて5失点、試合も敗れます。
県大会ベスト4が最高で、甲子園出場はありませんでした。
また、プロ志望届を提出しましたが、指名漏れとなりました。
大関友久は4年生春に球速を148km/hに伸ばす!
高校卒業後は仙台大学(仙台六大学野球連盟)に進学し、1年生春からリーグ戦に出場。
2年生春のリーグ戦では東北学院大学2回戦でリーグ初先発を果たし、6回を投げ2失点で初勝利となります。
また、この頃、球速を142km/hに伸ばします。
3年生春のリーグの東北工業大学2回戦では、6回コールドながら、3被安打6奪三振で初完投初完封勝利を挙げました。
3年生春は先発2番手として3試合20 1/3回を投げて登板機会を増やしましたが、3年生秋は5 1/3回の登板にとどまりました。
4年生春のオープン戦では、球速を148km/hに伸ばします。
4年生春のリーグ戦では、宮城教育大学戦で先発し7回を無失点に抑えて勝ち投手となりますが、先発した東北大学戦では1回4失点で降板します。
大関友久(仙台大)の成績
大関友久の成績です。
- リーグ戦成績:17試合、3勝2敗、47 1/3投球回、防御率2.85、被安打率5.70、奪三振率7.04、四死球率3.04
- 2019年春季リーグ戦:4試合、1勝0敗、10投球回、防御率3.60、被安打率2.70、奪三振率6.30、四死球率1.80
成績は2019年春のリーグ戦終了時点のものです。
通算成績を見ると、そこまで失点はしておらず、奪三振率もそこそこといった所でしょう。
ただ、2019年春は、2018年秋よりも投球回を伸ばしたものの、防御率が3点を超え試合により好不調がありそうです。
四死球を出しやすい傾向にありましたが、4年生春は四死球を減らせるようになってきたので、この調子で改善していけるといいでしょう。
2019年秋は、より安定した活躍ができるといいですね。
大関友久(仙台大)の特徴や動画
大関友久の特徴です。
こちらの2019年春季リーグ東北福祉大学戦の動画を見ていきましょう。
がっしりとした体形で球に力がありそうです。
右足を三塁方向に向けて上げてタメを作ってから、左足から右足への体重移動がうまくできています。
大関友久はノビのあるストレート!
ストレートの球速は最速148km/hです。
打者のファールや振り遅れが目立ち、質の良いストレートであることがわかります。
長身から投げ下ろすフォームで、腕を縦に振れているので、回転軸が良いのでしょう。
大関友久の変化球は?
動画ではほぼストレートですが、チェンジアップ、スライダーを数球投げています。
高めに抜けるケースが多く、有効に使えている印象ではありません。
他には、カーブ、スプリットを投げるそうです。
ただ、ストレート主体の投球なので、そこまで変化球に自身があるわけではなさそうですね。
大関友久の制球力は?
動画を見ると、変化球がが高めに浮く傾向にありますが、概ねキャッチャーの構えた所に投げられています。
ストレートは相手打者の内角にしっかり投げられており、精度は高そうです。
成績の項でも紹介したように、四死球は減少傾向にあり、良くなりつつあります。
課題はやはり変化球でしょうね。
大関友久の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- ノビのある最速148km/hのストレート
- 持ち球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット
- 速球の制球力はまずまず
- 課題は変化球
です。
最速148km/hの勢いあるストレートが魅力です。
長身左腕という事で、角度があるのも良いですね。
課題は変化球でしょう。
変化球の精度が向上してくれば、かなり面白い存在となりそうです。
大関友久(仙台大)のスカウト評価や指名の可能性
大関友久のスカウト評価です。
- 千葉ロッテ・柳沼スカウト「球の力は持っている。また見に行きたいと思います」
これは、4年生春のオープン戦(球速を148km/hに伸ばした日本体育大学戦)直後のコメントです。
同学年の稲毛田渉、小林快と1学年下の宇田川優希を入れた仙台大学の4人の投手に対するものですが、引き続き視察するようですね。
参考ですが、高校2年生の時のコメントです。
- 楽天・後関昌彦スカウト「体に力があり馬力もある。まだ下半身が弱いが、粘りが出て低めに投球が決まるようになれば楽しみ」
高校時代から注目されていたことが分かります。
再度、注目を集めつつあり、150km/h近くを投げる大型左腕ということで獲得を考える球団も増えそうです。
活躍次第ではありますが、2019年ドラフトで指名される可能性は十分にあるでしょう。
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大関友久(仙台大)のまとめ!
以上が、仙台大学 大関友久の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
ノビのあるストレートが魅力の長身左腕です。
課題はまだまだありますが、長身左腕という事もあり、需要は多いでしょう。
変化球の精度が向上すると、大化けしそうな気がします。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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