【ドラフト】藤村哲之(東芝)の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手は東芝の藤村哲之投手です。

力のある最速144km/hのストレートと大きく落ちるチェンジアップなどの変化球を投げ分けて抑えます。

大学3年生秋には、大学野球日本代表候補に選ばれました。

今回はそんな東芝 藤村哲之

記事の内容

をご紹介しています。

藤村哲之の経歴やプロフィール

まず、藤村哲之の経歴です。

経歴
  • 名前:藤村哲之(ふじむら てつゆき)
  • 出身地:愛知県豊田市
  • 生年月日:1999年1月21日
  • 身長 :180cm
  • 体重: 82kg
  • 投打:左投左打
  • ポジション:投手
  • 経歴:水源パイレーツ → 豊田シニア(豊田市立益富中学校)→ 愛工大名電高校 → 横浜商科大学 → 東芝

詳しく見ていきましょう。

藤村哲之は小学6年生の時にプロ野球ジュニアトーナメントに出場!

小学生の時から軟式野球をはじめ、水源パイレーツに所属します。

小学6年生の時には、中日ドラゴンズJr.に選ばれ、プロ野球ジュニアトーナメントに投手として出場しました。

中学生になってからは、硬式野球チームの豊田シニアでプレーします。

2年生の時に2番手投手として全国大会優勝に貢献し、3年生になってからはエースとなり全国大会3位に導きました。

藤村哲之は甲子園出場経験なし!

高校は愛工大名電高校に進み、1年生の時からベンチ入りします。

2年生夏の愛知県大会では、3回戦で先発するなど2試合に登板しましたが、準々決勝以降は登板機会がなく、チームも決勝で中京大中京高校に敗れました。

2年生秋からはエースとなり、3年生夏の県大会では8試合中7試合に登板します。

中京大中京高校との4回戦、準々決勝の愛産大三河高校戦、準々決勝の西尾東高校戦では、それぞれ1失点で完投勝利を挙げました。

しかし、決勝の東邦高校戦では、6回6失点で降板、チームも相手エースの藤嶋健人(現・中日)に抑えられ甲子園出場を逃します。

藤村哲之は大学3年生春に左腕の肉離れを発症!

高校卒業後は、高校の監督の勧めもあって横浜商科大学(神奈川大学野球連盟)に進学します。

岩貞祐太(阪神)、左澤優(オリックス)、渡邊佑樹(楽天)などの左ピッチャーがプロ入りしているので、本人も「自分も続きたい」と思ったそうです。

大学1年生春からリーグ戦に出場し、リリーフや先発で投げます。

しかし、3年生春に左腕の肉離れを発症しました。

怪我でチームを離れていたときに、走り込みや柔軟性のトレーニングに取り組みます

その成果もあり、球速を伸ばし、144km/hをマークしました。

藤村哲之は大学野球日本代表候補に選ばれる!

3年生秋は、神奈川工科大学戦に先発して無失点で、リーグ戦初勝利を挙げます。

桐蔭横浜大学戦では、10回を完投し3失点(うち2失点は延長タイブレークでの失点)、チームの勝利に貢献しました。

3年生秋は、3勝を挙げてリーグのベストナインに選ばれます。

さらに、リーグ戦終了後には、大学野球日本代表候補に選ばれ、代表入りなるかも注目です。

藤村哲之の成績

次に、藤村哲之の成績です。

成績
  • リーグ戦通算(17春~19秋):32試合、3勝7敗、123 1/3投球回、防御率4.01、被安打率9.63、奪三振率8.39、四死球率3.94
  • 19年秋:7試合、49 1/3投球回、3勝1敗、防御率1.82、被安打率7.66、奪三振率9.12、四死球率3.28

成績は、2019年終了時点のものです。

ヒットを打たれやすく、四死球もやや多く、失点も多めです。

ただ、2019年秋に限ると、被安打率、防御率を抑えられていました

一方で、イニング数近くの三振を奪えており、三振を奪うことができるピッチャーのようです。

藤村哲之の特徴や動画

続いて、藤村哲之の特徴です。

こちらの動画を見ていきましょう。

【2019侍ジャパン大学代表候補合宿】藤村哲之投手(愛工大名電→横浜商大)の投球!

スリークォーターに近いフォームで投げています。

右足を三塁方向に上げてタメを作っており、大きな腕の振りです。

肘も柔らかく使えています

藤村哲之は力強いストレート!

バッターが振り遅れており、ストレートは最速144km/hですが、球速以上に速く感じるかもしれません。

ストレートに力があり、球に角度が付いています

藤村哲之は大きく落ちるチェンジアップ!

変化球は、チェンジアップ、カーブ、スライダーを投げています。

チェンジアップは大きく落ちており、バットの芯を外すのに使えそうです。

緩い変化をするカーブを投げる事により、緩急を使ったピッチングが出来ています。

スライダーは打者の手元で鋭く曲がっており、コースが決まればストライクカウントを取ったり左バッターから空振りを取るのに使えそうです。

他にも、ツーシーム、カットボールといった変化球を投げます。

藤村哲之の制球力はまずまず!

動画を見ると、大体はキャッチャーの構えた場所に投げられており、内外角や低めなどストライクゾーンぎりぎりの所にも投げられています。

制球力はまずまずといったところでしょう。

一方で、明らかなボール球が目立っており、細かいコントロールが今後の課題となるかもしれません。

藤村哲之の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 力のある最速144km/hのストレート
  • 変化球は、チェンジアップ、カーブ、スライダー、ツーシーム、カットボール
  • 制球力はまずまず

です。

力のある最速144km/hのストレートと大きく落ちるチェンジアップなどの変化球が持ち味で、ストレートと変化球を投げ分けて抑えます。

藤村哲之のスカウト評価や指名の可能性

次に、藤村哲之のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 中日・小山スカウト「(真っすぐは)力強いと思う。いいボールを投げている」
  • 巨人・円谷スカウト「今年は左投手の候補が少ない。145キロ近い直球とあのカットボールの精度の高さであれば(ドラフト上位指名の)可能性はある」
  • DeNA・欠端スカウト「今これだけ投げられれば十分。直球も角度があった」

これらは2020年冬のオープン戦を視察した時のコメントです。

ストレートや変化球について評価されています。

貴重な左投手ということもあり2022ドラフトで指名される可能性も高く、今後の活躍次第では、上位指名もありそうです。

3年生の秋に、横浜商科大学の井樋秀則監督は「必ず試合を作るし、春に課題だったスタミナ面も克服した。コントロールも度胸も良く一番上の世界(プロ)を狙える選手だと思う」と話しています。

本人も「やるからにはプロを目指さないといけない。高い向上心と謙虚さを持ってやっていきたい」とプロを目指す気持ちは十分です。

因みに、ソフトバンク、巨人にいた杉内俊哉投手を目標としています。

藤村哲之のまとめ!

以上が、東芝 藤村哲之経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

力のある最速144km/hのストレートと大きく落ちるチェンジアップなどの変化球が持ち味です。

現時点で、2022ドラフトでの指名も十分あると思います。

まずは、日本代表入りになるかも注目です。

今後の動向に注目していきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA