2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、武蔵ヒートベアーズの加藤壮太外野手です。
長身ながら高い身体能力があり、阪神の糸井嘉男を彷彿とさせる選手です。
今回はそんな武蔵ヒートベアーズ 加藤壮太の経歴、成績や特徴を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
加藤壮太(武蔵ヒートベアーズ)の経歴やプロフィール
ベアーズの一番打者!
背番号9の加藤壮太選手!自慢のスピードに加えて、 バッティングも向上中
打席を重ねるごとに自信も出てきて、日々成長
大きな体はまだまだ大きくなる予感!#BCリーグこの選手を見て#加藤壮太#埼玉武蔵ヒートベアーズ pic.twitter.com/KfD2aR6jb0— 埼玉武蔵ヒートベアーズ選手会 (@heatbears634) 2019年6月5日
加藤壮太の経歴です。
- 名前 : 加藤壮太(かとう そうた)
- 出身地 : 愛知県春日井市
- 生年月日 : 1998年4月15日
- 身長 : 188cm
- 体重 : 89kg
- 投打:右投左打
- ポジション:外野手
- 経歴:春日井市立神領小学校 → 瀬戸シニア(春日井市立南城中)→ 中京学院大学附属中京高校 → 武蔵ヒートベアーズ
詳しく見ていきましょう。
加藤壮太は高校時代に右膝を痛める!
春日井市立神領小学校の3年生の時から野球を始めます。
中学生になってからは瀬戸シニアでプレー。
高校は、岐阜県の中京学院大学附属中京高校に進学します。
しかし、入学後に右膝を痛め、半月板を手術することになり、リハビリを経て試合に出るようになったのは2年生の秋でした。
打撃機会はありませんでしたが、2年生秋の東海大会で途中出場するようになります。
加藤壮太は高校3年生夏に甲子園出場!
3年生夏の県大会では、2番センターとして全試合に出場し、23打数7安打4盗塁の成績を挙げ、県大会優勝。
甲子園1回戦の大分高校戦でヒットを打ち、甲子園初ヒット。
2回戦の常総学院戦(茨城)戦では、タイムリー三塁打を含む2安打を打ちましたが、試合は敗れます。
3年生秋にプロ志望届を提出しましたが、指名はありませんでした。
なお、高校の同級生には、北海道日本ハムの今井順之助内野手がいます。
加藤壮太は、武蔵ヒートベアーズ入団後、打撃フォームの改造を行う!
高校卒業後は、BCリーグ(独立リーグ)の武蔵ヒートベアーズに入団しました。
1年目から、主に2番センターとしてリーグ戦に出場。
また、試合に出場しつつ、打撃フォームの改造を行ってきました。
「テークバックの際にグリップが上がる」という欠点があったため、「グリップを少し下げて、下半身を使ったフォーム」に修正したものです。
1年目は、打率.213、14盗塁(14位タイ)でした。
2年目は、70試合中69試合とほぼ全試合に出場、打率を.245に伸ばし、2桁盗塁(12盗塁)も達成。
3年目は、1番や3番も打つようになり、39試合終了終了時点ですが、打率が3割を超えています。
シーズンと途中ながら盗塁も16と過去最高を更新し、3年連続の2桁盗塁となりました。
なお、チームメイトにはドラフト2019候補の松岡洸希がいる。
加藤壮太(武蔵ヒートベアーズ)の成績
加藤壮太の成績です。
- リーグ戦通算(17年~18年):121試合、打率.231、1本塁打、32打点、131三振、出塁率.304、26盗塁
- 2019年リーグ戦:67試合、打率.310、7本塁打、35打点、56三振、出塁率.422、29盗塁
2年目までと3年目(2019年)の成績を分けて載せましたが、打率が大幅に上がっているのが分かり、本塁打も増えています。
打撃フォームの改造の成果が表れ始めていると言って良さそうです。
また、試合数を超える三振をしていましたが、3年目は58試合に出場し48三振と三振を減らせています。
さらに、四球を選んでの出塁を増やせています。
打率よりも1割以上高い出塁率となっており、チームへの貢献度が高いタイプと言えるでしょう。
また、足が速く盗塁数も増えており、2019年は29盗塁と過去最高を更新しています。
出塁が増えたので、自慢のスピードがしっかり生かされていますね。
加藤壮太(武蔵ヒートベアーズ)の特徴や動画
加藤壮太の特徴です。
まずはこちらの動画(2019年前期リーグ、栃木ゴールデンブレーブス戦)を見ていきましょう。
長身で、バランスの取れた体型ですね。
長身で身体能力に優れており、本人は阪神の糸井嘉男を目標としているようです。
足を曲げて開きながら待っていますが、右足を上げてタイミングを取った後は、足を開かずに打っています。
また、グリップがそこまで上下することなく、しっかりとフルスイングできています。
加藤壮太は広角に打てる!
動画の30秒辺りでは逆方向(ライト方向)に、55秒あたりはライト方向に、2分5秒あたりはセンター方向にそれぞれ打っています。
ボールに対して引き付けて打っているので、広角に打てそうです。
特に、センター方向に打った時の球は落ちる変化球ですが上手く対応しています。
来た球に逆らわずにバットが出ており、バッティングコントロールが良く、あらゆる球に対応できそうです。
また、足を開かないで打っているので、体重移動が効率よくでき、打球が伸びそうです。
加藤壮太の選球眼は高い!
追い込まれる前は、自分の打てる球を打ちに行っているようです。
しかし、追い込まれてからは、ファウルで粘ったりボール球を見送ることが出来ています。
動画の2分30秒あたりから3分あたりでは、フォアボールを選んでいます。
三振を減らせ四球での出塁が増えている事もあり、選球眼は高めと言って良さそうです。
ただ、動画の最初の打席では、左投手のスライダーを空振りし三振をしていたので、今後は、より確実なバッティングが求められそうです。
加藤壮太の走力や守備は?
動画の後半部分は盗塁シーンを取り上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=qfHoHW0YomA?start=182&w=560&h=315
盗塁のタイムが3.7秒、動画の55秒あたりの一塁到達タイムは4.3秒台で大回り&流している、ということを考えると走力が高そうです。
ちなみに50m走は5秒8だそうです。
さらに後(3分13秒以降)では、守備を取り上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=qfHoHW0YomA?start=193&w=560&h=315
そこまで難しい打球ではありませんが、ゴロやフライを難なくさばいています。
安定した守備をしているので、エラーを少なくできそうです。
一番最後では、練習ですが、三塁やホームの手前までノーバウンドで投げていて強肩であることが分かります。
遠投は100mまでできるそうです。
ただ、投げ方にぎこちなさを感じますので、改善の余地はまだまだありそうです。
加藤壮太の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 長身でバラスの良い体格
- 広角に打てる
- 選球眼は高め
- 足が速い
- 安定した守備ができ、肩が強い
です。
バッティングの技術が上がっており、走攻守三拍子揃った選手という印象です。
独立リーグに入ってから、打撃を伸ばしており、まだ伸びしろもありそうです。
長身で高い身体能力があるので、阪神の糸井嘉男のように超人を目指してほしいですね。
加藤壮太(武蔵ヒートベアーズ)のスカウト評価や指名の可能性
加藤壮太のスカウト評価です。
残念ながら、コメントを寄せたスカウトはいないようです。
しかし、BCリーグの試合をスカウトが視察し、「ノックも含めビデオ撮影していた」という情報があります。
打撃フォームの改造の成果が出始めているので、これから、注目を集めそうです。
また、元プロ野球選手の川相昌弘さん、嶋田信敏さんがNPBに行ける素材と評価しています。
https://www.youtube.com/Zj61rF92p2A
現時点でもしっかり結果を残していますし、大学三年生と同じ年ということで、若さという点でアドバンテージもあります。
このまま活躍できれば、2019ドラフトで指名される可能性も十分あると思います。
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以上が、武蔵ヒートベアーズ 加藤壮太の経歴、成績や特徴でした。
走攻守揃った外野手で、打撃の調子が上がっています。
体格に恵まれていることもあり、潜在能力も非常に高そうです。
このまま活躍できれば、2019ドラフトでの指名の可能性は十分あるでしょう。
糸井嘉男二世を目指して頑張って欲しいですね。