今回ご紹介するのは、三菱重工Westの森翔平です。
最速150km/hのストレートなど全体的に高レベルでまとまった左腕投手。
今回は、そんな2021年ドラフト候補 三菱重工West・森翔平の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
森翔平の経歴やプロフィール
まずは、森翔平の経歴です。
- 名前:森翔平(もり しょうへい)
- 出身地:鳥取県鳥取市
- 生年月日:1998年1月1日
- 身長:177cm
- 体重:80kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:鳥取市立青谷小学校 → 鳥取クラウンボーイズ(青谷中学校)→ 鳥取商業高校 → 関西大学 → 三菱重工West
- 関連ページ:三菱重工WestHP
詳しく見ていきましょう。
中学時代は硬式野球
鳥取市立青谷小学校一年生時に野球を開始。
青谷中学校では鳥取クラウンボーイズに所属していました。
高校時代は甲子園未出場
鳥取商業高校では一年生夏からファーストのレギュラーとして出場。
秋からは投手兼外野手としてチームをけん引します。
三年生春季大会では、全4試合に登板し、33回自責点1の活躍で、チームの優勝に貢献しています。
続く中国大会では、初戦の創志学園戦で現楽天・高田萌生と投げ合い、5回2失点(自責1)ながら敗戦となっています。
夏の選手権予選では、センター兼投手として、準々決勝の鳥取西戦で敗戦となり、ベスト8で終わっています。
大学では全国準優勝に大きく貢献
関西大学では投手に専念し、三年生春からリリーフとしてリーグ戦に出場。
四年生秋からは先発に転向し、チーム4年ぶりの優勝に貢献します。
続く明治神宮大会では準々決勝の金沢学院大戦では最速149km/hを記録し、8 0/3回を13奪三振無失点の好投を披露。
決勝戦の慶應大学戦では、初回に現中日の郡司裕也からホームランを打たれるなど、8回途中4失点で敗戦となっています。
社会人では一年目から公式戦に出場
三菱重工神戸高砂では一年目から公式戦に出場。
都市対抗予選のパナソニック戦では、7球団のスカウトが視察する中、8回1失点8奪三振の好投を見せます。
都市対抗本戦では、NTT西日本の補強選手に選出。
Honda鈴鹿戦で149km/hを記録するも1 2/3回2失点と打ち込まれています。
二年目には日本選手権で好投
二年目には、3月に行われた阪神との二軍戦で5回0失点、オリックスとの練習試合では3回0失点の好投を見せています。
4月に行われたJABA京都大会では、東芝戦で先発し、149km/hを計測するなど7回0失点7奪三振の好投を披露。
日本選手権では、初戦のJR四国戦に先発し、7 2/3回2失点5奪三振の好投も、チームは敗戦となっています。
続く都市対抗予選では、日本製薬戦で八回からリリーフ登板し、自己最速を更新する150km/hを記録しています。
森翔平の特徴や動画
次に、森翔平の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
常時セットポジションから、オーソドックスな投球フォームで投げ込みます。
最速150km/hのストレート
ストレートは最速150km/hで、常時140km/h超えを投げ込みます。
ストレートで空振りやファールを奪えており、まずまずの力強さを感じます。
回転数はMLB平均よりも少ないですが、回転の質がまずまずの為、ホップ量はプロの平均的なレベルです。
プロレベルということで、アマチュア相手には有効です。
しかし、レベルが上がって来ると標準的なボールということなので、もっと特徴を出したいところです。
抜群のカーブ
変化球はカットボール、カーブ、チェンジアップを投げています。
中でもカーブが変化球の中心となっています。
球速はストレートとの球速比が標準的で、縦に割れる大きな変化を見せています。
上のレベルでも十分使えるボールでしょう。
その他には、カットボールや、チェンジアップも投げています。
制球面はまずまず
動画を見る限りは制球面はまずまずです。
コースに投げ分けることも出来ており、変化球も精度が高いです。
その為、四死球で崩れるタイプでは無そうです。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速150km/hのストレート
- プロの平均的な球種でアマチュアレベルでは十分通用
- 変化球はカットボール、カーブ、チェンジアップ
- 制球面はまずまず
です。
最速150km/hのストレートはプロレベルです。
変化球もカーブを中心に精度よく投げられる総合力の高い選手です。
全体的に高レベルですが、これといって突出するものが無いので、即プロで通用するというわけにはいかないでしょう。
今後の伸びしろをどこまで見るかで、評価は大きく変わる選手と言えるでしょう。
森翔平の成績
続いて、森翔平の成績を見ていきましょう。
- 2021年公式戦:4試合、24 1/3投球回、防御率4.07、奪三振率7.03、与四死球率2.59、被安打率10.73
成績は7月時点です。
公式戦では4試合に登板し、防御率4点台とよくありません。
試合により好不調の波が激しくなっています。
その中でも比較的三振は奪え、四死球数は少ないですが、安打を打たれる割合が非常に多くなっています。
突出したボールがない為、好不調の波により結果が左右してしまうのでしょうね。
森翔平のスカウト評価や指名の可能性
続いて、森翔平のスカウト評価です。
- 巨人・榑松アマスカウト統括「長いイニングを投げられる。総合的にレベルが高い」
- 巨人・岸スカウト「力の伝え方が上手。変化球も精度が高く、即戦力になる」
- 阪神・畑山統括スカウト「今年の上位候補左腕に比べても)直球の力は負けていない。上位候補の力はあると思う」
- 阪神・田中秀太スカウト「スピードも十分。間違いなく来年の上位候補」
- 中日・米村チーフスカウト「左投手が成功する第一条件は制球力と思っている。森はまずコントロールが良い。変化球も豊富。カットボールに落ちる球(チェンジアップ)も持っている。阪神の能見をほうふつとさせる」
- 中日・中田宗男アマスカウト・アドバイザー「力は文句なしにある。微妙な制球が課題。立ち上がりは特に、球威があってもちょっとズレて、ボールになる。実戦が足りてないからかもしれないが、そこを修正できるようになればもっと良くなる」
- 横浜・安部スカウト「左で150キロを超える投手はなかなかいない。変化球も多彩。大学でも成長して社会人でもさらに成長した。変化球もスピードボールもあるので、先発でもリリーフでもどちらでも対応してくれる投手」
- 広島・鞘師スカウト「今日は今年の中でも1、2を争う良いピッチングをしている。左の先発としてローテーションを争う可能性がある」
- ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「上位は揺るがない。再確認しました」
- ロッテ・三家スカウト「真っすぐのキレと質が良い。三振を取ることも打たせて取ることもできる」
- オリックス・谷口悦司スカウト「春より断然良くなっている。落ちる球もあり、変化球の精度も上がった。走者を出してもギアチェンジできる。ストレートに強さがあり、本当に春とはイメージが変わった」
- 在阪球団スカウト「昨年までのパフォーマンスを継続できれば、間違いなく上位候補」
複数球団からコメントが出ています。
どの球団も高い評価をしており、「即戦力」「上位候補」というコメントが出ています。
スカウトコメントを見る限りは、貴重な左腕投手ということもあり、ドラフト2021では上位指名の可能性が高そうです。
今後の動向や活躍に注目です。
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森翔平のまとめ
以上が、三菱重工West 森翔平の経歴、成績や特徴でした。
最速150km/hのストレートやカーブなどの変化球を精度よくまとめる左腕投手。
2021ドラフトで上位指名される可能性が高そうです。
今後の動向や活躍に期待しましょう。