2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、丹生高校の玉村昇悟投手です。
現状での最高成績は県大会ベスト8で甲子園出場もありませんが、2019春の県大会では9球団が視察に訪れています。
今回はそんな丹生高校 玉村昇悟の経歴、成績や特徴を見ていきましょう。
◇目次◇（該当箇所クリックで飛べます）
玉村昇悟（丹生高校）の経歴やプロフィール
中スポより 2019ドラフト候補
丹生高 玉村 昇悟投手
秋の北陸戦をみたが制球力、リズムテンポが良かった。
ストレートに速さは感じなかったのでひと冬越えて力で押せる投手になったか期待！ pic.twitter.com/Rgb0LXo6md— あっくん@ (@acm_rosso_nero) February 19, 2019
玉村昇悟の経歴です。
- 名前 : 玉村昇悟（たまむら しょうご）
- 出身地 : 福井県越前町
- 生年月日 : 2001年4月16日
- 身長 : 177cm
- 体重 : 75kg
- 投打：左投左打
- ポジション：投手
- 経歴：宮崎ファイヤーズ（越前町立宮崎小学校）→ 越前町立宮崎中学校 → 福井県立丹生高校
詳しく見ていきましょう。
玉村昇悟は高校2年生春に球速140km/hをマーク！
小学校4年生から軟式野球を始め、少年野球チームの宮崎ファイヤーズに入ります。
越前町立宮崎中学校では軟式野球部に所属。
強豪校からの誘いもあったそうですが、「地元の友達がみんな行く」という理由で、地元の福井県立丹生（にゅう）高校に進みます。
高校1年生春からベンチ入りし、高校1年生夏の県大会1回戦では、5番ファーストで先発出場し4打数3安打2打点。
途中からピッチャーに回り、1 2/3回を無失点に抑えました。
しかし、リリーフ登板した2回戦で5失点し、試合も敗れます。
1年生秋と2年生春の県大会ではベスト8。
2年生の春には球速140km/hをマークします。
玉村昇悟は、高校2年生秋の県大会で、2試合連続で完封勝利と二桁奪三振を挙げる！
2年生夏の県大会1回戦・藤島高校戦ではリリーフで9 2/3回を投げ15奪三振を挙げますが、5失点で試合も15回タイブレークで敗れました。
新チームとなった2年生秋からエースとなります。
2年生秋の県大会では、初戦の高志高校戦で13三振を奪い完封勝利。
次の北陸高校戦では10奪三振で1安打完封、2試合連続で完封勝利と二桁奪三振を挙げました。
準々決勝の福井工大福井高校戦では144キロをマークしますが、9回を投げて8失点と打たれ、ベスト8で敗退。
玉村昇悟は、高校3年生春に球速を147km/hに伸ばす！
2018年冬に石川・星稜高校と練習試合をする機会があり、2019ドラフト候補の奥川恭伸と投げ合いました。
試合後は奥川投手と話す機会があり、変化球の握り方を教えてもらったそうです。
3年生春の県大会では1回戦の三国高校戦で1安打完封勝利。
2回戦の敦賀気比高校戦では、9回を投げて三振を9個奪いますが、12安打され4失点、試合にも敗れます。
因みに、この試合で、球速を147km/hに伸ばしました。
今のところ、県大会ベスト8が最高成績で、甲子園出場はありません。
3年生夏は、丹生高校初となる甲子園出場を目指しているそうです。
玉村昇悟（丹生高校）の成績
玉村昇悟の成績です。
- 17年春～19年春県大会：14試合（8先発）、96 1/3投球回、防御率4.02、被安打率8.50
- 19夏予選：4試合、32 2/3投球回、防御率1.67、39奪三振、9四死球
2019年7月24日時点での成績です。
夏の選手権予選ではこれまで4試合に登板し、防御率1.67と非常に安定した投球をしています。
注目したいのは奪三振数です。
投球回数を大幅に上回っており、三振が奪えるタイプであることがわかります。
また、四死球が少なく、制球面でも安定していると言えるでしょう。
こういった数値から安定した投球が出来る理由が見えてきますね。
玉村昇悟（丹生高校）の特徴や動画
玉村昇悟の特徴です。
まずはこちらの動画（2019年春の県大会、敦賀気比高校戦）を見ていきましょう。
スリークォーターに近い投げ方で、力を抜いて投げているように見えます。
右足を一塁方向に上げてタメを作っていますが、左足はブレることなく伸びたまま静止してています。
本人は、「体幹をかなり鍛えたので、軽く投げても球に力がある」と話していて、体幹トレーニングを重視したことによりブレることなく投げられるのでしょう。
常にセットポジションから投げていて、ランナーの有無によらず、同じような球威で投げることが出来そうです。
玉村昇悟は投球術！
動画を見ると、左バッターにはアウトコース中心、右バッターはインコース中心に投げています。
打者に応じて投球内容を変える投球術があり、イニングによっても力配分を変えるそうです。
また、大体はキャッチャーの構えた所に投げられ、ストライクゾーンいっぱいの所を中心に投げているので、制球力も高めといっていいでしょう。
ただ、大きく外れている球があり、四球も多めなので、今後はもう少し安定したピッチングが求められそうです。
相手から研究される事もあると思うので、投球内容を常に変化させていった方が良さそうです。
玉村昇悟のストレートや変化球は？
高校野球 福井大会
第1試合
工大福井 vs 丹生 pic.twitter.com/ym9xJvkIco— Sayaka。 (@lip4hy65xmogh1) July 24, 2019
ストレートはノビがあるように見え、バッターが振り遅れている場面も見られます。
平均球速130km/h台、最速147km/hですが、球速よりも速く感じるかもしれません。
球の質もよさそうです。
動画を見ると、変化球はスライダーとチェンジアップを投げています。
スライダーは、途中まではストレートと同じ軌道ですが、打者の手元で曲がります。
コースが決まれば、カウントを取ったり空振りを取るのに使えそうです。
チェンジアップは非常に落差があり、空振りが奪えていますね。
しっかり腕が振れているので、決め球としても十分使えそうです。
その他にはカーブも投げるそうです。
玉村昇悟の特徴まとめ！
特徴をもう一度まとめると
- 状況に応じて変える投球術
- 制球力はやや高め
- 最速147km/hのノビのあるストレート
- 変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ
最速147km/hのノビのあるストレートと変化球とのコンビネーションと投球術でアウトを取るのが特徴です。
高校に入ってからも球速を伸ばしているので、球速など色々な面で伸びしろがあるでしょう。
玉村昇悟（丹生高校）のスカウト評価や指名の可能性
玉村昇悟のスカウト評価です。
- ヤクルト・伊東昭光編成部長：「前の方で（球を）離せているし、出どころも見にくい。左はなかなかいないので、注目してみていきたい」、「球持ちがいいし、三振は少ないけど空振りが取れる。１４０キロ超えがなくても速く感じる。注目したい」
- 巨人・織田スカウト：「右打者の内角にシュートせず投げ込める。直球、変化球の精度がさらに上がれば楽しみ」、「強豪を相手に堂々の投球。夏までに直球、変化球ともに精度はアップすれば楽しみ」
- オリックス・古屋編成部副部長：「左でこれだけコントロールのある投手はなかなかいない。見る価値はあった」
現時点ではヤクルト、巨人、オリックスがコメントをしています。
制球力やキレの良いストレートで三振が奪えることを評価している印象です。
また高校の春木竜一監督は、
- 「左投手では、全国でもトップクラスではないか。もっと注目されていい」
とコメントを残しています。
志望届提出後は11球団から調査書が届いており注目度は高いです。
貴重な左腕ですし、高い完成度からすると、2019年ドラフトでの指名は確実と言えるでしょう。
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玉村昇悟（丹生高校）のまとめ！
以上が、丹生高校 玉村昇悟の経歴、成績や特徴でした。
147km/hのストレートと変化球の投げ分けや投球術で抑えるタイプの投手です。
高校生なので、まだまだ伸びしろもありそうです。
2019年のドラフトで指名されそうですね。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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