今回、紹介する選手はJFE西日本の根岸涼投手です。
力のあるストレートと打者の近くで大きく落ちるフォークなどの変化球が武器の本格派投手。
3年生秋には最速153km/hをマークしました。
二部降格を経験しましたが、4年生になってからは一部に復帰、9月中旬から秋のリーグ戦に臨みます。
今回は、そんなJFE西日本・根岸涼の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
根岸涼の経歴やプロフィール
まず、根岸涼の経歴です。
- 名前:根岸涼(ねぎし りょう)
- 出身地:東京都江戸川区
- 生年月日:1998年8月5日
- 身長 :177cm
- 体重:66kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:江戸川区立上一色中学校 → 錦城学園高校 → 桜美林大学 → JFE西日本
詳しく見ていきましょう。
根岸涼は高校2年生夏の東東京大会で3試合に登板、ベスト32!
江戸川区立上一色中学校から、錦城学園高校に進みます。
2年生になってからベンチ入りしました。
2年生春の都大会では、2回戦の狛江高校戦にリリーフとして投げ、5回を1安打無失点に抑えます。
2年生夏の東東京大会では、2回戦の都立芝高校戦、3回戦の王子総合高校戦の2試合に続けて先発、それぞれ7回、6回を投げました。
しかし、4回戦の安田学園高校戦では、リリーフとして2 1/3回を投げますが、4本のヒットを打たれ、試合も敗れ、ベスト32で敗退となります。
根岸涼の高校時代の球速は最速130km/h台!
2年生秋は、都大会2回戦の足立学園高校戦で9回2失点と完投しますが、打線が完封され、試合は敗れました。
3年生夏は、1回戦の武蔵丘高校戦に先発し5回無失点に抑えます。
しかし、先発した3回戦の日大豊山高校戦では、8回4失点、試合も敗れました。
高校時代は、2年生夏のベスト32が最高で、甲子園出場はありません。
当時の球速は、130km/h台が最速だったそうです。
根岸涼は大学3年生秋に球速153km/hをマーク!
高校卒業後は、桜美林大学(首都大学野球連盟)に進学します。
入学後は、体力づくりなどの練習に力を入れました。
2年生秋は、一部リーグの3試合に登板します。
3年生春のリーグ戦では、日本体育大学戦の2試合にリリーフ登板し、計1 2/3回を投げて、無失点に抑えました。
3年生秋は、二部に降格しますが、リリーフとして4試合に投げます。
成城大学戦では、1回を投げて三者連続三振に抑え、球速を153km/hに伸ばしました。
3年生秋の入れ替え戦に勝ち、4年生からは一部に復帰、秋のリーグ戦に臨みます。
根岸涼の成績
次に、根岸涼の成績です。
- 一部リーグ通算(19春):2試合、1 1/3投球回、防御率0.00、被安打率6.75、奪三振率13.50、四死球率13.50
- 二部リーグ通算(19秋):4試合、0勝1敗、4 2/3投球回、防御率3.86、被安打率1.93
成績は3年生秋までのものです。
詳細は不明ですが18年秋は一部リーグで3試合に投げています。
また、二部で分かっている成績は、奪三振率27.00、四死球率0.00(1試合1投球回)です。
登板数は、そこまで多くありません。
ヒットはそこまで打たれていませんが、四死球が多くなっています。
また、イニング数より多い三振を奪えており、三振を奪えるタイプのピッチャーと言って良さそうです。
根岸涼の特徴や動画
続いて、根岸涼の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
常にセットポジションで投げ、左足を三塁方向に上げてタメを作っています。
大きな腕の振りで、肘の使い方も柔らかそうです。
根岸涼はノビのあるストレート!
ストレートにノビがあり、バッターが振り遅れています。
球速以上に速く感じるかもしれません。
球速は最速153km/hで、動画では、ストレートのほとんどが150km/h前後でした。
質のばらつきはありますが、ストレートで空振りを奪えており、ストレートの質も良さそうです。
根岸涼は、打者の近くで大きく落ちるフォーク!
動画では、フォーク、スライダーを投げています。
フォークは、打者の近くで大きく落ちており、空振りを取ることができていました。
スライダーは、打者の手元で鋭く曲がり、コースが決まればストライクカウントを取るのに使え、右バッターから空振りを奪うのにも使えそうです。
根岸涼の制球力はまずまず!
次にこちらの動画を見ていきましょう。
動画の2時間1分30秒辺りから2時間13分30秒辺りまでが、投球シーンです。
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角や低めなどストライクゾーンギリギリの所に投げられていました。
一方で、投球が抜けてデッドボールや明らかなボールとなった場面も見られ、制球力はまずまずといった所です。
四死球を出しやすいので、細かいコントロールをできるかが、今後の課題となるかもしれません。
特に、変化球のコントロールがそこまでないようです。
一方で、常にセットポジションで投げているので、ランナーがいても球威が衰えることもないと思います。
ピンチでも球威が落ちないので、打ち取る事ができそうです。
根岸涼の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- ノビのある最速153km/hのストレート
- 変化球はフォーク、スライダー
- 制球力はまずまず
です。
力のある最速153km/hのストレートと打者の近くで大きく落ちるフォークなどの変化球を投げ分けて抑えています。
コントロールなどの課題がありますが、大学に入ってから球速を伸ばしているので、伸びしろもまだありそうです。
大学に入ってからはほとんどがリリーフ登板で、安定して150km/h前後の球を投げられ、落ちる変化球もあるので、リリーフの方が適性があるかもしれません。
根岸涼のスカウト評価や指名の可能性
次に、根岸涼のスカウト評価です。
残念ながら、現時点でスカウトの寄せたコメントはなく、まだ、注目度が低いかも知れません。
ですが、安定して150km/h前後の球を投げられるのは魅力だと思います。
今後の活躍次第では、将来的な右のリリーフエース候補を探している球団を中心に、2022ドラフトで指名される可能性が高くなるかもしれません。
9月中旬から開始の秋季リーグ戦での活躍に期待です。
根岸涼のまとめ!
以上が、JFE西日本 根岸涼の経歴、成績や特徴でした。
力のある最速153km/hのストレートと打者の近くで大きく落ちるフォークなどの変化球が持ち味です。
150km/h前後の球を安定して投げられるので、リリーフタイプと言っていいでしょう。
今後の活躍次第では、2022ドラフトでの指名もあるかもしれません。
今後の動向に注目していきましょう。