今回、紹介する選手は木更津総合高校の篠木健太郎投手です。
最速150km/hの力のあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球を投げ分けて抑えます。
高校2年生秋からはキャプテンとなりました。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 木更津総合高校・篠木健太郎の
をご紹介しています。
篠木健太郎(木更津総合)経歴やプロフィール
木更津総合
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— Sさん (@grandjp33) August 17, 2018
まず、篠木健太郎の経歴です。
- 名前:篠木健太郎(しのぎ けんたろう)
- 出身地:群馬県明和町
- 生年月日:2002年5月7日
- 身長 :176cm
- 体重: 72kg
- 投打:右投左打
- ポジション:投手
- 経歴: 明和ヒーローズ(明和町立明和西小学校) → 館林ボーイズ(明和町立明和中学校)→ 木更津総合高校
詳しく見ていきましょう。
篠木健太郎は中学3年生秋に群馬県選抜に選ばれる!
幼稚園の頃に父とキャッチボールをしたのが、野球を始めたきっかけです。
小学校3年生からは、軟式野球チームの明和ヒーローズでプレー、ピッチャーのほか、サードやショートも守ります。
当時は、「元々コントロールが悪くて、試合を壊してしまうこともあった。投手よりも内野を守っているときの方が楽しかった」そうです。
中学生になってからは硬式野球チームの館林ボーイズに入りますが、当初は、投手としては3番手以降で、外野手としての出場が中心でした。
それでも、ストレートを磨くべく、親指と人差し指、中指の3本を使ってボールに回転をかける練習に力を入れ、その結果、ボールのキレやノビなどが向上します。
そして、中学3年生の夏にはエースとなり、秋には群馬県選抜として東日本報知オールスターに出場しました。
篠木健太郎は高校1年生夏に甲子園出場!
高校は、木更津総合高校に進みます。
60人前後の部員がいる中で、1年生春からベンチ入りしました。
1年生春の関東大会では、準決勝の健大高崎高校(群馬)戦にリリーフとして投げ、1 1/3回を投げて1失点します。
1年生夏の東千葉大会では、全てリリーフでしたが5試合に投げ、計5回を無失点に抑え12個の三振を奪う活躍を見せ、甲子園に出場しました。
甲子園3回戦の下関国際高校戦では、ビハインドの場面からリリーフし、2回を投げて2失点、試合も敗れます。
この試合で、142km/hをマークしました。
篠木健太郎は高校2年生秋からキャプテンとなる!
2年生春の県大会では、3位決定戦の銚子商業高校戦で2 1/3回を無失点に抑え、球速を146km/hに伸ばします。
関東大会では、1回戦の東海大相模高校(神奈川)戦に先発し、8回途中まで2失点に抑えますが、試合は敗れました。
2年生夏の県大会では、3回戦の千葉英和高校戦には8回を、準々決勝の市立船橋高校戦には7回を先発として投げて無失点に抑えます。
準決勝の習志野高校戦にも先発しますが、8回途中4失点で試合も敗れました。
2年生秋からは、キャプテンとなります。
2年生秋の県大会では、千葉明徳高校戦に3回途中から登板し、8 2/3回を2失点に抑え、9個の三振を奪い、延長11回には自身のサヨナラヒットで試合を決めました。
準々決勝の中央学院高校戦では、先発として投げ、1安打完封、5者連続を含む12個の三振を奪います。
篠木健太郎(木更津総合)の成績
次に、篠木健太郎の成績です。
- 甲子園計(18夏):1試合、2投球回、防御率9.00、被安打率18.00、奪三振率4.50、四死球率4.50
- 地方大会計(関東大会:18春19春、県大会:18夏秋19夏秋):16試合、66 2/3投球回、防御率1.76、被安打率4.86、奪三振率8.64
成績は、2019年終了時点のものです。
甲子園では、ヒットや四死球が失点につながりました。
地方大会では、ヒットをそこまで打たれておらず、失点も抑えられています。
四死球率は分かっている範囲(14試合、56投球回)では3.54で、与えた四死球もそこまで多くありません。
奪三振率を見ると、三振を奪う事もできると言っていいでしょう。
篠木健太郎(木更津総合)の特徴や動画
続いて、篠木健太郎の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
左足を大きく三塁方向に上げてタメを作って投げています。
肘の使い方が柔らかく、大きな腕の振りで全身を使ったフォームです。
篠木健太郎はノビのあるストレート!
ストレートにバッターが振り遅れています。
球速は、最速150km/h、常時140km/h前後ですが、ノビがあるので球速以上に速いと感じるかもしれません。
また、ストレートで空振りさせることもできており、球の質も良さそうです。
篠木健太郎は鋭く曲がるスライダー!
動画では、変化球は、縦スライダー、スプリット、シュートを投げています。
縦スライダーは打者の手元で鋭く曲がっており、コースが決まれば空振りを奪うことができそうです。
スプリットは、途中まではストレートと同じ変化ですが、打者の近くで大きく落ち、ストライクカウントを取れます。
シュートは、左打者から空振りを奪うのに使えそうです。
それ以外の変化球は、横スライダー、緩いカーブ、カットボールを投げます。
篠木健太郎の制球力はまずまず!
動画を見ると、キャッチャーの構えた所に概ね投げられていて、ストライクゾーンギリギリの所にも投げられています。
一方で、明らかなボール球となった場面も見られ、制球力はまずまずのようです。
四死球が多めなので、今後は、細かいコントロールができるようになるといいかもしれません。
篠木健太郎はチームでキャプテン!
エースでありながら、キャプテンとしてチームを引っ張っています。
高校の五島監督からは「負けん気の強さがある」と評価され、「周りを見通し、チームメイトを気遣って行動できる人間になってもらいたい」と抜擢したそうです。
また、文武両道を実践しており、野球部ではただ1人、特進クラスで学んでいます。
そういったこともあって、キャプテンを任され、チームメイトから信頼されるのでしょう。
篠木健太郎の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 力のある最速150km/hのストレート
- 変化球は、スライダー、フォーク、カーブ
- 制球力はまずまず
- 文武両道を実践するキャプテン
です。
最速143km/hの力のあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球を投げ分けて抑えています。
体格の面も含めてまだ伸びしろがありそうです。
篠木健太郎(木更津総合)のスカウト評価や指名の可能性
次に、篠木健太郎のスカウト評価です。
- 横浜・吉見祐治スカウト「今、プロ志望届を出しても、ドラフト中位(3、4位)で指名がかかる。4年後がめちゃくちゃ楽しみ」
- ロッテ・榎スカウト「球も速いし、スライダーもいい」
現時点で横浜とロッテからコメントが出ています。
進学濃厚のようですが、横浜からは今志望届を出せば「3、4位で指名される」非常に高い評価を受けています。
また、高校の監督からも「篠木は球が良い。これから伸びていくピッチャーだと思う」と評価しています。
4年後の成長を楽しみにしましょう。
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篠木健太郎(木更津総合)のまとめ!
以上が、木更津総合高校 篠木健太郎の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
最速150km/hの力のあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球が持ち味です。
プロ志望届は提出せず、大学進学が濃厚のようです。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。