ドラフト候補の冨士隼斗(ふじ はやと)は、180cm・86kgの右投右打の投手。埼玉県さいたま市出身。日本通運所属。
最速155km/hのストレート、変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークを操る。
大学時代にスカウトからは「大化けする可能性ある」という評価を受ける。
基本情報 | |
名前 | 冨士隼斗 (ふじ はやと) |
出身地 | 埼玉県さいたま市 |
生年月日 | 2002年3月10日 |
身長 | 180 cm |
体重 | 86 kg |
血液型 | – |
SNS | – |
選手情報 | |
投打 | 右・右 |
守備位置 | 投手 |
最高球速 | 155 km/h |
球種 | スライダー、カーブ、フォーク |
好きな球団 | – |
また、読者の皆様の指名順位予想もご紹介していますので、ご投票頂けますと嬉しく思います!
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
経歴・プロフィール
経歴(所属チーム) | |
小学校 | 大宮パワーズ |
中学校 | 桜木中学校 |
高校 | 大宮東 |
大学 | 富士大 |
会社 | 日本通運 |
国際大会 | |
– | – |
全国大会 | |
– | – |
中学校時代にさいたま市選抜に選出
弟は大宮東の変則左腕の冨士大和。
小学校時に大宮パワーズで野球を開始。
桜木中学校では軟式野球部に所属し、3年生時にはさいたま市選抜に選出されています。
大宮東では公式戦未登板
大宮東では2年生冬から本格的に投手に転向します。
しかし、故障しがちな右ひじの影響もあり、公式戦未登板で終わります。
なお、高校時代の最速は138km/hを計測しています。
日本通運では入学後にフォーム変更
日本通運では入学後に投球フォームを変更。
2年生秋からベンチ入りを果たし、リリーフとして3試合に登板し無失点に抑えます。
3年生春季リーグではリリーフながら複数イニングをこなすようになり、15投球回で20奪三振を奪います。
大学3年生秋に覚醒&日本代表候補に
秋季リーグからは先発を任されます。
白鷗大戦では延長10回にサヨナラ負けを喫するも、2失点12奪三振完投という素晴らしい投球を見せます。
関東学院戦では17奪三振ノーヒットノーランを達成するなど活躍し、最多奪三振のタイトルを獲得。
リーグ戦終了後には大学日本代表候補に選出され、強化合宿に参加しています。
強化合宿での紅白戦では自己最速タイの155km/hを計測しています。
その後、腰痛を発症し秋季リーグでは低迷し、指名漏れを経験しています。
日本通運では1年目に都市対抗出場
日本通運では1年目から公式戦に出場。
主にリリーフとしてチームの都市対抗出場に貢献します。
都市対抗ではエイジェック戦でリリーフ登板。
151km/hを計測し、2回無失点2奪三振の投球で勝利に貢献しています。
その後、先発を任され、日本選手権予選の明治安田生命戦に先発。
155km/hを計測するなど、6回1失点6奪三振の好投を見せています。
動画と特徴
セットポジションから足を挙げてタメを作り、躍動感あるフォームで投げ込みます。
勢いあるストレート
ストレートの最速は155km/hで、先発時でも常時145km/h以上を投げ込みます。
やや球質のバラつきはあるものの、指に掛かったときはノビを感じます。
高めで多くの空振りを奪っており、一級品のボールと言っていいでしょう。
現時点でもNPBで通用するボールだと思います。
抜群のスライダー
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、シンカーが持ち球です。
中でも武器になっているのは大きく変化する135km/h前後のスライダーです。
多くの空振りが奪えており、球速・変化ともに申し分なしです。
その他に、大きく落ちるチェンジアップや、緩いカーブ、新球のシンカーを投げます。
制球面は課題がある?
制球面では課題があります。
全体的に抜けるケースが多く、バラつきが大きい印象です。
特にストレートが甘く入ってしまうケースが多くなっています。
ボールが通用する相手には力で押し込めますが、レベルが上がってくると苦しい投球になるかもしれません。
今後、どこまで制球が安定してくるかに注目です。
成績
試合 | 投球回 | 防御率 | 奪三振率 | 与四死球率 | 被安打率 | |
24公式戦 | 10 | 25 2/3 | 2.10 | 9.82 | 3.16 | 4.56 |
成績は2024年9月23日時点です。
公式戦通算では防御率2前後と安定した成績です。
奪三振率9以上という、イニング数を超える三振数を記録し、三振が多く奪えるタイプであることがわかります。
また、被安打率が4台と、安打自体もあまり打たれていないことがわかります。
これだけで、ボール自体が一級品であることがわかります。
与四球率は3台とやや高めですが、社会人入り直後に四球で崩れる場面がありました。
6月以降は制球が安定しているので、制球面でも大きな成長を見せています。
2025年でどこまで成績を伸ばせるかに注目です。
スカウトコメント・視察情報と指名予想
社会人後はコメントは出ていませんので大学時代のコメントを残しておきます。
球団 | 評価 | コメント | 視察情報 |
ヤク | |||
阪神 | |||
巨人 | △ | 実松スカウト 「真っすぐは評判どおりだったし、変化球もゾーンに投げられていて、楽しみ」 柏田スカウト 「最初だから気合が入り過ぎたのかな。真っすぐも強いし、変化球のキレもいい。出力の高さを修正すれば、こんなもんじゃないでしょう。今後に期待しています」 | |
広島 | |||
中日 | △ | 松永スカウト部長 「まず、スピードが出るのが魅力。変化球が課題だと感じていたが、きょうはスライダーの曲がりが良かった」 | |
横浜 | |||
オリ | |||
千葉 | |||
楽天 | △ | 後関スカウト部長 「ボールが強くて、魅力がある。制球の課題はあるが、大化けする可能性がある」 | |
福岡 | △ | 福元スカウト 「スピードが魅力。ストレートは147キロ以上の球ばかりで、来年のリーグ戦が楽しみになってきた」 | |
ハム | |||
西武 | △ | 潮崎編成グループディレクター 「開幕戦ということで気負いすぎ。スピードも出るし、メカニックがしっかりしている投手として魅力がある。もっと伸びる素材」 |
大学時代には多くのコメントが出ていましたが指名漏れとなっています。
社会人強豪チームへ内定していたこともあり、上位縛りがあったのかもしれませんね。
社会人でも順調に結果を残していますので、注目度は高そうです。
皆様のドラフト指名予想
読者の皆様のドラフト指名順位予想をしています。
是非ご投票ください!
合せて読みたい!
まとめ
以上が、冨士隼斗のご紹介でした。
最速155km/hのノビのあるストレートや抜群のスライダーが魅力の本格派右腕。
今後の動向や活躍に期待しましょう。