【ドラフト】岩本大地(石岡一)の成績・経歴・特徴は?

2019ドラフト注目選手を紹介します。

今回、紹介する選手は、石岡第一高校の岩本大地投手です。

最速147km/hを投げるピッチャーで、2019センバツ甲子園初戦にも先発しています。

今回はそんな石岡第一高校 岩本大地経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。

岩本大地(石岡一)の経歴やプロフィール

岩本大地の経歴です。

経歴
  • 名前:岩本大地(いわもと だいち)
  • 出身地:茨城県石岡市
  • 生年月日:2001年10月16日
  • 身長 : 173cm
  • 体重 : 72kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:石岡市立小幡小学校 → 石岡市立八郷中学校 → 茨城県立石岡第一高校

詳しく見ていきましょう。

岩本大地は中学生時代に全国ベスト4!

石岡市立小幡小学校で2年生の時から軟式野球を始めます。

石岡市立八郷(やさと)中学校では軟式野球部に所属、投手としてプレー。

中学校3年生の時に選抜チームの茨城オール県南クラブに選ばれ、軟式野球の全国大会でベスト4に入りました。

私立高校からの誘いもありましたが、「小学校の頃から試合を見ていたので、ここでやりたかった」と言う理由で、茨城県立石岡第一高校に進みます。

岩本大地は高校2年生春に146km/hをマーク!

高校1年生春からベンチ入りし、春の県大会準々決勝の下館第一高校戦で先発し、完投勝利

関東大会に進み、健大高崎高校(群馬)戦にも先発しますが、4回途中で降板、試合も敗れます。

1年生秋からはエースとなり、2年生春の県大会3回戦の日立第一高校戦では146km/hをマークしますが、制球が乱れ試合には敗れます。

2年生夏の県大会は4回戦で敗退しました。

岩本大地は2019センバツ甲子園に出場!

2年生秋は、準決勝の藤代高校戦で16三振を奪いますが、延長13回タイブレークの末に敗れます。

しかし、3年生春(2019春)のセンバツ甲子園には、21世紀枠で出場することになりました。

初戦の盛岡大附属高校(岩手)戦では、9回2アウトまで無失点でしたが同点に追い付かれ延長戦へ、11回に自らの悪送球でサヨナラ負けとなります。

この試合では、11個の三振を奪いました。

因みに、「農業系学科もあり、実習で部員全員が揃いにくい中、短時間で工夫をこらした練習をしている」というのが21世紀枠の主な選考理由です。

岩本投手は造園科で学んでいて、造園技能検定3級に合格、見事な竹垣を作り、表彰されたそうです。

岩本大地は大学進学を希望

春季大会では初戦で敗退するも、夏の大会で素晴らしい投球を披露します。

初戦の土浦湖北戦、二戦目の水戸啓明戦では14奪三振、準々決勝の霞ヶ浦戦では11奪三振という圧巻の投球でした。

しかし、霞ヶ浦戦では延長10回に暴投によりサヨナラ負けとなりました。

試合後には「将来の夢はプロ野球選手」と話しており、大学からのプロ入りを希望しているようです。

岩本大地(石岡一)の成績

岩本大地の成績です。

成績
  • 2018秋季茨城大会:4試合、28 2/3投球回、防御率2.20、被安打率7.22、奪三振率11.30、四死球率4.71
  • 2019センバツ甲子園:1試合、10 1/3投球回、防御率1.74、被安打率4.35、 奪三振率9.58、 四死球率4.35
  • 2019年夏季予選:4試合、防御率0.88、奪三振率12.03、四死球率2.64

2018秋季大会では打たれたヒットが多かったですが、センバツ甲子園では被安打を抑えられているようです。

また、四死球を出している割には抑えられている印象です。

四死球を減らし安定した投球をできるかが、今後の課題となるでしょう。

一方で、奪三振率が見ると1イニングに1以上の三振を奪えていて、三振を多く奪えるタイプの投手であることがわかります。

岩本大地(石岡一)の特徴や動画

岩本大地の特徴です。

2019センバツ甲子園(盛岡大附属高校戦)の動画を見ていきましょう。

小柄ながらもガッチリとした体型です。

ワインドアップから左足を大きく上げてタメを作っています。

オーソドックスな投球フォームといった印象ですね。

投げ終わった後にバランスを崩すことがなく、安定した投球フォームと言えます。

岩本大地は力強いストレート

ストレートに力があり、バッターが振り遅れています。

甲子園のスピードガン表示がおかしい時がありますが、最速147km/hの速球は勢いがありますね。

シュート回転も少なく、ストレートの質も良さそうで、球速よりも早く感じていそうです。

下半身が安定しているのと腕が振れているからかもしれません。

岩本大地は本格派投手!

変化球は、スライダー、チェンジアップ、カーブを投げているようです。

125km/h前後のスライダーは、変化量は少ないものの切れが良いですね。

空振りも奪えており、決め球として十分使えそうです。

120km/h前後のチェンジアップは、しっかり腕が振れており、空振りが奪えています。

高めに浮くケースも多いですが、打者にとっては厄介なボールですね。

100km/h前後のカーブは、ストレートとの緩急を付けるのにも有効な変化球と言っていいでしょう。

岩本大地は、ストレートと変化球を投げ分けたり、緩急を付けられる本格派投手です。

岩本大地(石岡一)の制球力は?

制球力はまずまずといった所でしょうか。

動画を見ると、概ねキャッチャーの構えたところに投げられていています。

その一方で、投球が大きく外れたり、ボールが甘く入る事があります。

四死球がやや多めなので、制球力を上げて安定した投球ができるようになるといいですね。

ストレートや変化球をコースに投げられると、アウトを取りやすくなり、投球スタイルを活かせそうです。

岩本大地(石岡一)の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 変化球とストレートを投げ分ける本格派投手
  • 力強い最速147km/hのストレート
  • 変化球は、スライダー、チェンジアップ、カーブ
  • 制球力はまずまず

です。

制球力に課題はありますが、力強い最速147km/hのストレートが魅力です。

また、どの変化球も決め球として使え、緩急を付けたピッチングが出来ます。

伸びしろがありそうなので、今後の成長が楽しみです。

岩本大地(石岡一)のスカウト評価や指名の可能性

岩本大地のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 中日・中田アマスカウトアドバイザー「打者の間合いをうまく外している。直球、変化球ともに質がいい」
  • 日本ハム・西スカウト「農業高校だし、うちの(吉田)輝星とダブっちゃうね。体つきは似ているし、球もいい。フォームもいい」
  • 楽天・鷹野スカウト「体つきも球の質も、日産自動車で一緒にプレーした川越(川越英隆ロッテ1軍投手コーチ)によく似ている」

これらは、センバツ甲子園で登板した前後に出たコメントです。

全国大会は、今回のセンバツ甲子園が初めてでしたが、すでにスカウトのコメントがあり、注目されていることが分かります

ストレートや変化球の質やフォームを評価されており、体つき等は「プロ野球選手と似ている」というコメントもありました。

中でも、吉田輝星投手(北海道日本ハム)のフォームや下半身の使い方を参考にしたそうです。

2019ドラフトで指名される可能性が高そうで、今後の成長次第では上位指名も狙えるのではないでしょうか。

夏に向けて、課題の制球力を克服しつつ、ストレートや変化球を磨いていって欲しいですね。

スカウトが県大会などを視察する事もあると思うので、スカウトの前で内容を残していきたい所です。

*追記:夏の大会敗戦後、大学進学を希望していることを表明しています。

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岩本大地(石岡一)のまとめ!

以上が、石岡第一高校 岩本大地経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

最速147km/hの力のあるストレートと多彩な変化球が魅力の本格派右腕です。

制球力に課題はありますが、伸びしろがあります。

岩本大地の今後の活躍や動向に注目していきましょう。

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