【ドラフト】野村健太(山梨学院)は「山梨のデスパイネ」!成績・経歴・特徴は?

2019ドラフトの高校注目野手を見ていきましょう。

今回ご紹介するのは山梨学院の野村健太です。

「山梨のデスパイネ」というあだ名の通り、現在通算50本以上のホームランを打っています。

今回はそんな2019年ドラフト候補 山梨学院高校・野村健太の経歴や成績、特徴をご紹介します。

野村健太(山梨学院)の経歴やプロフィール

まずは経歴のご紹介です。

経歴
  • 名前:野村健太(のむら けんた)
  • 出身地:愛知県安城市
  • 生年月日:2001年8月27日
  • 身長:180cm
  • 体重:88kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:外野手
  • 経歴:安城リトル (安城市立安城北部小学校)→ 愛知衣浦シニア(安城市立東山中学校)→ 山梨学院

詳しく見ていきましょう。

野村健太は中学時代は投手も経験

野村健太は小学3年生の頃から安城リトルで硬式野球を始めました。

小学生のスタートから硬式野球を始めるのは稀なケースですよね。

そのまま中学でも愛知衣浦シニアに入団し、その恵まれた体格からサードと投手を兼任していました。

現在は外野手ですが、投手をできるだけの強肩があるので外野としての素質も高い選手です。

野村健太は11kgの体重を減量

山梨学院に入学した野村健太の当時の体型は身長180cm、体重99kgという超高校級スラッガー並みの体重がありました。

その体型からソフトバンクのデスパイネ選手に似ていることからデスパイネとあだ名をつけられたそうです。

もちろん、強打者として期待されていたので十分すぎる体重だったのですが、体のキレを出すために88kgまで体重を絞りました。

絞ったと言ってもその筋力は健在で高校通算で34本のホームランを打てるだけのパワーがあります。

野村健太は苦手な守備を克服

野村健太は持ち前の打力で高校1年の秋からベンチ入りをし公式戦にも代打で出場し安打を記録しています。

しかし、野村健太は守備が苦手だったため2年の春にはベンチ入りすることができませんでした。

打撃に魅力があるためもちろん代打としてでもチームの力になれたとは思うのですが、監督から更なる飛躍を期待されてあえて外したようですね。

その期待に応えて野村健太は苦手な守備を克服し、レフトのレギュラーを勝ち取りました。

そして2年の夏には5番レフトで試合に出場し、チームの甲子園出場に大きく貢献しています。

野村健太は甲子園でホームランを放っている

2年の夏大会から野村健太は大暴れします。

2回戦の山梨高校戦で2打席連続本塁打を記録すると、毎試合安打を放ち決勝戦でも3安打3打点と大活躍。

その勢いのまま甲子園に乗り込み、1回戦で高知商業高校と戦いでソロホームランを放っています。

3年生のセンバツでも1回戦の札幌第一戦で2本のホームランを放っています。

最後の夏の甲子園でも初戦敗退となっていますが、5打数3安打と結果を残しています。

このように甲子園とういう大舞台でしっかり結果を残せるのは高評価ですね。

試合後には進路について聞かれ、明言を避けていますが、監督さんは進学を勧める意向だそうです。

野村健太(山梨学院)の成績

続いて野村健太の成績をご紹介します。

成績
  • 甲子園通算:4試合、打率.467、3本塁打、7打点、1三振、出塁率.500
  • 2018秋関東:3試合、打率.400、2本塁打、4打点、2三振、出塁率.500
  • 2019夏予選:4試合、打率.333、0本塁打、3打点、2三振、出塁率.500

打率の高さが素晴らしいのに加えて、ホームランが非常に多いですね。

これだけの成績を残しているということで、当たれば長打が期待できる選手と言えます。

三振数は多いものの、四球も選べており、選球眼もまずまずといった印象です。

三振数が減ってくると、さらに成績を上げることが出来るようになるでしょうね。

野村健太(山梨学院)の特徴や動画

次に野村健太の特徴をご紹介していきます。

動画を見ていきましょう。

山梨学院 野村健太 左中間最深部へ豪快な2ラン 愛称は山梨のデスパイネ 2018/10/20 関東大会 中央学院戦

この動画は関東大会の中央学院戦の打席です。

初球を振り抜き、左中間の深いところに本塁打を放っています。

まず動画を見て思うのがガタイの良さですよね。

きているユニホームがピチピチではち切れそうです。

フォームはゆったりと構えており、足も大きくあげずにタイミングを取っていますが、インパクトの瞬間のスイングの鋭さと押し込みが強く、打った瞬間にホームランとわかるあたりでした。

力のある選手は力みがある選手が多いですが、野村健太は0から100の力の使い方ができているため、かなり打撃センスがあることがわかります。

完成度の高い選手だと感じました。

野村健太の魅力は165m飛ばす長打力

野村健太の異名である「デスパイネ」は、体型が似ているというだけでつけられたわけではありません。

練習試合の時に左中間のスタンドにあった高さ30mのネットを軽々と超えるホームランを放っています。

そのあたりは推定165m弾だったと言われています。

この打撃力もデスパイネ級だったこともあり、今もなお愛称として呼ばれているようです。

野村健太は外角の球をホームランにする腕力がある

長打力に定評がある野村健太ですが、長打力を生み出しているのはその腕力です。

先ほどの動画を見るとわかるのですが、外角の球をいとも簡単に左中間スタンドに運んでいます。

もちろん体の使い方うまいということもありますが、外の球を持っていくには腕の力が大事になってきます。

また力んだままだと引っ掛けてしまうので、インパクトの瞬間に力を入れているからこそ打てる打球です。

高校2年生ということでこの冬でもさらに体を大きくしてくるのではないでしょうか。

春の選抜大暴れする姿をぜひ見てみたいですね。

野村健太は逆方向にもホームランが打てる

関東大会の前橋育英戦で2試合連続となるホームランを放っています。

ここで注目すべき点は逆方向にホームランを打っているということです。

外角の球をしっかりと待ってから、一番力の入るポイントでボールを叩けています。

自身初の逆方向へのホームランということでしたが、良い傾向だと思います。

このまま逆方向にも長打、ホームランが打てる選手になると手のつけられない選手になっていくでしょうね。

このホームランをきっかけに更なる成長が期待できそうです。

野村健太は脚力もあり強肩でもある

打撃に目がいってしまいがちですが、その身体能力にも目を見張るもがあります。

50m走が6.5秒とその体型からは想像できない速度ですよね。

公式戦でも盗塁も決めているため十分な速さがあると言えます。

また、中学時代に投手をしていたこともあり遠投は100mと強肩。

苦手な守備も克服してレギュラーをとっているので全体的にポテンシャルが高い選手です。

野村健太(山梨学院)のスカウト評価や指名の可能性

続いて野村健太のスカウト評価です。

スカウトコメント
  • ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「高校生で打った瞬間分かる本塁打はなかなかない。柔軟性も兼ね備えている」「振れるのは魅力。当然(今秋のドラフト)候補に入れている」
  • 巨人・円谷スカウト「ゆっくり振っているように見えるのに、あれだけ遠くに飛ばせるのがすごい。体も恵まれている」
  • 横浜・吉田球団代表補佐兼スカウト部長「打撃に癖がない。 スムーズにバットが出ている。 飛ばす選手なのに癖がないのは本当にいいこと」
  • 中日・中田アマスカウトアドバイザー「いいパワー。振りがシャープ。コンパクトに振り抜けるので打球が飛ぶ。長打力は見るべきものがある」
  • 阪神・平塚スカウト「野村の本塁打は去年から何本も見ている。 甘く入ったら持っていける。 楽しみな存在」
  • ホークス・永井智浩編成育成本部長兼スカウト・育成部長「遠くへ飛ばすのは、他の選手にはなかなかまねできない」
  • 日本ハム・大渕スカウト部長「元巨人の村田タイプ。 体はそれほど大きくないが、飛ばす力がある」
  • パ・リーグスカウト「性格はプロ向きで、高校生離れしたパワーが魅力の、右の大砲。 打撃は粗削りな面があるが、小さくまとまらずにパンチ力を生かしてほしい」
  • フィリーズ大慈弥環太平洋担当部長「メジャー級のパンチ力。 フライボール革命に即した打者だ。 デスパイネよりいいでしょう。 マイク・ピアザの打球の角度によく似ている」

現時点で複数球団からのコメントが出ていますね。

特に、高校生離れしたパワーについて評価するコメントが多く、「元巨人の村田タイプ」、「デスパイネよりいい」といったコメントまであります。

それでいて、クセがない、コンパクト、柔軟性があるといった、打撃技術も評価されています。

打者としては非常に高い評価となっていますね。

スカウト評価を見る限りでは、2019年ドラフトでの指名は確実と言えるでしょう。

右の大砲が欲しいチームは上位指名もあるかもしれませんね。

*追記:本人は迷っているようですが、監督さんは大学進学を勧める意向とのことです。

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野村健太(山梨学院)のまとめ

以上が2019年ドラフト候補 山梨学院高校・野村健太の経歴や成績、特徴の紹介でした。

長打が魅力的な選手ですので、高校生トップクラスの飛距離であることがわかります。

金属バットとはいえ、ここまでの飛距離を出せる選手はなかなかいません。

スカウト評価からも2019年ドラフトでの指名は確実と言えるでしょう。

これからの活躍が楽しみな選手ですね。

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