【ドラフト】立野和明(東海理化)の成績・経歴・特徴は?

2019年の社会人のドラフト注目選手を見ていきましょう。

その中の一人が東海理化の立野和明投手で、最速152km/hの本格派右腕です。

2018年11月の社会人の日本選手権大会で12回1失点完投勝利を挙げるなど活躍しました。

今回はそんな2019年ドラフト候補 東海理化・立野和明経歴や成績、特徴やスカウト評価をご紹介します。

立野和明(東海理化)の経歴やプロフィール

まずは立野和明の経歴です。

経歴
  • 名前:立野和明(たての かずあき)
  • 出身地:愛知県豊山町出身
  • 生年月日:1998年4月3日
  • 身長:181cm
  • 体重:77kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:豊山フェニックス(豊山町立豊山小学校) →東海チャレンジャーボーイズ(豊山町立豊山中学校) →中部大学第一高校→ 東海理化

詳しく見ていきましょう。

立野和明の小学校、中学校時代は?

立野和明は、豊山立豊山小学校1年の時、豊山フェニックスで野球を始めました。

豊山町立豊山中学校に進んでからは、硬式野球チームの東海チャレンジャーボーイズでプレー。

立野和明は高校時代に141㎞/hをマーク

高校は、地元・愛知の中部大学第一高校に進学、1年秋からベンチ入り、2年秋からエースとなります。

2年秋は、県大会の1回戦は完投勝利、2回戦は完封勝利を挙げますが、3回戦となる至学館高校戦では、逆転サヨナラ負けとなりました(この試合も完投)。

注目され始めるのは、3年生春の大会の3回戦・大府高校戦辺りからで、チームは敗れますが、この試合で最速141km/h、2桁10三振をマークしました。

3年夏は、1回戦の尾西高校戦でコールドですが7回完封、5者連続を含む11奪三振の好投。

次の2回戦で5失点しチームも負けてしまい、最高でも県大会3回戦までしか行けなかった事になりますが、投球内容などはプロから評価されています。

しかし、プロ志望届は提出しませんでした。

立野和明は社会人日本選手権で12回完投!

高校卒業後は、東海理化に就職します。

1年目からリリーフで登板機会をつかみます。

その年の2017年都市対抗野球大会では、ホンダ鈴鹿の補強選手としてベンチ入りしましたが、投げる機会はありませんでした。

2年目からは、先発でも投げるようになり、2018年都市対抗野球大会では、東邦ガスの補強選手に選ばれます。

1回戦のNTT東日本戦に6回ウラから3番手でマウンドに上がり、6回は抑えますが7回にソロホームランを打たれチームも敗れます。

この時の最高球速は147km/hでした。

2018年11月、社会人日本選手権大会に出場します。

1回戦の室蘭シャークス戦に先発し、12回138球4安打1失点完投、10奪三振で球速も150km/hまで伸びています。

2回戦にはリリーフ登板しますが、追加点を許しチームも負けてしまいます。

立野和明が台湾ウィンターリーグで152km/hをマーク!

しかし、投球内容を評価され、2018年12月の台湾ウィンターリーグ社会人選抜に選出。

日本や台湾などのプロ相手に打たれるなど結果は残せませんでしたが、自己最速の152km/hをマークします。

社会人になってから体重も球速も10キロアップしているそうで、のびしろもありそうです。

立野和明(東海理化)の成績は?

続いて立野和明の成績を見ていきましょう。

成績
  • 都市対抗通算:1試合、1 1/3投球回、防御率6.75、0勝0敗、1奪三振、0四死球
  • 日本選手権通算:1試合、12投球回、防御率0.75、1勝0敗、10奪三振、1四死球
  • 2018台湾ウィンターリーグ通算:3試合、5 2/3投球回、防御率9.53、0勝2敗、4奪三振、1四死球

成績は2018年終了時点です。

奪三振率は、社会人全国大会合計で7.43、ウィンターリーグで6.35とそこまで三振を取るというわけではないです。

一方で、被安打率は全国大会で4.73、ウィンターリーグで15.88、四死球率は全国大会で1.59、ウィンターリーグで2.52でした。

ウィンターリーグで打ち込まれた以外は、大崩れせず四死球が少ないことが分かります。

2019年は、全国大会に出場し2018年以上の結果を残すことが大事になります。

さらに、プロ野球等の上のレベルと戦う機会があればなおさらです。

一方で、プロ注目選手で多くの試合にスカウトが視察に来るので、それ以外の試合での内容も求められます

立野和明(東海理化)の特徴は?

続いて立野和明の特徴です。

最初に、動画を見てみましょう。

https://www.youtube.com/sWc25bt7HBc

上の動画は、2019年都市対抗野球大会です。

スリークォーター気味の全身を使って投げるフォームや、しなやかな腕の振りが特徴ですね。

立野和明はノビのあるストレート!

一番の武器は、ノビのあるストレートです。

先ほども書いた通り、最速は152㎞/hですが、バッターは球速よりも早く感じるかもしれません。

動画を見るとわかりますが、全身の柔軟性があり腕がよく振れていますね。

全身を使ったフォームなのでキレが出るのかもしれません。

また、常にセットポジションで投げていますが、ストレートはほとんど140km/h以上のボールを投げられています。

ランナーを置いた際も、球威が落ちることは無さそうですね。

立野和明は多彩な変化球を持つ本格派投手!

動画を見る限り変化球は、フォーク、カーブ、スライダーを投げているようです。

スライダーは変化量も大きく、決め球として使えそうです。

フォークはあまり落ちないシーンもみられますので、改善が必要でしょう。

カーブは110km/h台で緩急がしっかりつけられています。

その他に、カットボールやツーシームも投げるようです。

立野和明の制球力はまずまず

動画を見た限りでは、やや高い制球力がありそうです。

大体は捕手の構えたコースに投げられていますが、時々、逆球や抜ける球があります。

制球力がもっと安定すれば、プロ級の打者をもっと抑えられるでしょう

立野和明の特徴まとめ!

わかりやすくまとめると

特徴
  • 全身を使ったフォームから繰り出される最速152km/hストレート
  • 変化球はフォーク、カーブ、スライダー、カットボール
  • ストレートと多彩な変化球を投げ分ける本格派投手
  • 若干、制球が安定しないことがある

です。

武器であるストレートと多彩な変化球とのコンビネーションがあり、制球が安定すればもっとプロにも通用するという印象です。

立野和明(東海理化)のスカウト評価は?

続いて立野和明のスカウト評価です。

スカウト評価
  • ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「上位候補には変わらない。まだ21歳、潜在能力があるのは間違いない。チームのエースになれる資質があるとは思います。」
  • 巨人・長谷川スカウト部長「腕の振りがいい。先発完投型の上位候補」
  • 中日・中田スカウトアドバイザー「球の質が高い。特に角度がいい。力的には1位指名の12人に入ってくる。将来性を含め、欲しい選手」
  • 阪神・球団関係者「(河野竜生、立野和明)2人とも1位候補に入ってくるでしょう」
  • 西武・前田スカウト部長「イメージとしてはまさにウチの西口タイプ。 でも大学時代にフォークを投げてなかったから、その時点と比べると立野は楽しみ」
  • 日本ハム・大渕スカウト部長「多彩な球種と安定した制球力。1位の12人に入ってくる可能性はある」
  • オリックス・福良淳一GM「ボールに力はある。全体を見た感じではそう(上位候補に)なると思う」
  • ロッテ・永野チーフスカウト「投手の上位候補ではある。フォームやスタミナの課題をクリアできれば、ポテンシャルも高いしもっと良くなる。上の世界でも通用する力はある。」
  • 楽天・後関スカウト部長「まだ大学3年生と同期で、伸びしろがある。変化球も使え、先発型として見ていける」

すでに中日、阪神、日本ハムについては一位候補に入ることを示唆しています。

その他の球団も上位候補であることを明言していますね。

高卒3年目なので、大卒ドラフト候補よりも若いというのも高評価の要因です。

動画を見る限りは実力的にも上位候補は間違えなさそうです。

スカウトコメントを加味すると、一位指名の可能性もありそうですね。

今後の活躍に期待しましょう。

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立野和明(東海理化)のまとめ

以上が、東海理化・立野和明経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。

全身を使ったしなやかなフォームから投げる最速152km/hのストレートと多彩な変化球が特徴です。

現時点でのスカウト評価や、高卒3年目と若い本格派投手ということで、2019年ドラフトで一位指名の可能性もありそうですね。

制球力を磨き、全国大会やプロとの練習試合で力を発揮し、その評価を不動のものとしていきたいところです。

これからの立野和明の活躍や動向に注目したいですね。

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