今回、紹介する選手は日本製鉄東海REXの松向輝投手です。
ノビのあるストレートと多彩な変化球が武器の本格派左腕。
ドラフト解禁年にあたる入社3年目は、球速を147km/hに伸ばしましたが、肩を痛めてしまいます。
4年目秋の中日との練習試合では、ストレートの球威などをスカウトにアピールしました。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 日本製鉄東海REX・松向輝の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
松向輝(日本製鉄東海REX)経歴やプロフィール
まず、松向輝の経歴です。
- 名前:松向輝(まつむこう ひかる)
- 出身地:愛知県一宮市
- 生年月日:1998年度
- 身長 :180cm
- 体重:88kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:一宮市立奥小学校 → ラハイナオーシャンズ(一宮市立奥中学校)→ 市立岐阜商業高校 → 日本製鉄東海REX
詳しく見ていきましょう。
松向輝は高校2年生春からシャドーピッチングに力を入れる!
小学生の時から、軟式野球をはじめます。
中学生になってからは、軟式野球チームのラハイナオーシャンズに入りました。
高校は、市立岐阜商業高校に進み、1年生秋からベンチ入りします。
しかし、高校2年生の春に投球フォームが崩れたこともあり、大阪桐蔭高校との練習試合で7失点してしまいます。
その後は、社会人(NTT東海)時代に投手だった父の秀人さんにシャドーピッチングを見てもらうようになりました。
その後はフォームが安定し、2年生秋からは、先発中心に登板するようになります。
3年生夏の岐阜県大会では、2回戦の岐阜高校戦で9回を投げて1失点、この試合では10個の三振を奪い、球速は144km/hをマークしました。
3回戦の土岐商業高校戦では8回を無失点、準々決勝の美濃加茂高校戦では9回を1失点に抑えます。
リリーフ登板した準決勝の大垣日大高校戦では、8回まで無失点に抑えますが、9回に失点して試合も敗れました。
松向輝は入社3年目の都市対抗予選で球速を147km/hに伸ばす!
当時から注目されていましたが、プロ志望届は提出せず、社会人野球の日本製鉄東海REXに入社し、入社1年目から公式戦に出場します。
チームは都市対抗野球に出場しましたが、登板機会はありませんでした。
2年目は、春のスポニチ大会では日本新薬戦に先発、5回までノーヒットに抑え、6 1/3回を投げて3失点、9個の三振を奪います。
都市対抗予選では、トヨタ自動車戦、ヤマハ戦でロングリリーフするなど、リリーフとして3試合に投げましたが都市対抗野球出場はなりませんでした。
日本選手権予選では、ヤマハ戦で7回を1失点、10奪三振と好投しますが試合は敗れます。
3年目は、都市対抗予選の三菱自動車岡崎戦に先発し、球速を147km/hに伸ばしますが、4回4失点で降板しました。
その後は、肩を痛めてしまい、戦線から離れます。
松向輝は中日との練習試合で5回3失点!
入社4年目の9月に行われた中日との練習試合には、先発として5回を3失点に抑えます。
松向輝(日本製鉄東海REX)の成績
次に、松向輝の成績です。
- 予選等通算(18、19):10試合、45 2/3投球回、防御率2.76、被安打率6.31、奪三振率10.45、四死球率3.74
成績は、2020年都市対抗予選など不明分を除いています。
ヒットはそこまで打たれておらず、失点も多くありません。
ただ、四死球は少し多めです。
一方で、イニング数以上の三振を奪えており、三振を奪えるピッチャーと言っていいでしょう。
松向輝(日本製鉄東海REX)の特徴や動画
続いて、松向輝の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
東海理化0-0東海REX(1回終了)
東海REX先発の松向(市岐阜商)は三者凡退、1奪三振の順調な立ち上がり。
最速は144。 pic.twitter.com/2nsmHZaF5u— 西尾典文 (@ajihiraita) September 15, 2020
右足を一塁方向に上げてタメを作っています。
テイクバックは大きくありませんが、腕の振りが大きいです。
肘も柔らかく使えています。
松向輝はノビのあるストレート!
球速は最速147km/hですが、バッターが振り遅れています。
ストレートに勢いがあり、球速以上に速く感じるかもしれません。
回転数は約2,490rpmで非常の高い数値ですがジャイロ成分が多くなっています。
その為、空振りをバンバン奪っていくタイプではなさそうです。
松向輝は多彩な変化球!
動画では、カットボール、スライダー、カーブ、ツーシーム、スプリットを投げています。
中でもカットボールとスライダーを軸として投球しているようです。
どちらも球速が速く、見極めが難しそうです。
また、100km/h前後の大きく縦に割れるカーブや、ツーシームやスプリットといった落ちるボールもあります。
なので、左右どちらの打者相手にも安定した投球が出来そうです。
松向輝の制球力はまずまず!
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角に投げ分けられています。
一方で、投球が抜けたこともあったので、制球力はまずまずと言ったところでしょう。
松向輝の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速147km/hのノビのあるストレート
- 変化球は縦横のスライダー、カットボール、カーブ、スプリット、ツーシーム
- 制球力はまずまず
です。
最速147km/hのノビのあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球を投げ分けて抑えます。
松向輝(日本製鉄東海REX)のスカウト評価や指名の可能性
次に、松向輝のスカウト評価です。
- 中日・米村チーフスカウト「コントロールが良く、以前に見た時よりも調子は良かったように感じた。あとは落ちる球があれば、投球の幅が広がる」
- 中日・近藤スカウト「プロ相手で力みもあり、本人も納得の内容ではないと思う。それでも、インコースの直球は威力があった」
- 中日・清水スカウト「まだ課題もあるが、上のレベル(大学や社会人)で伸びればプロを狙えるだけの力はもっている。変化球がキレるのも大きな武器」
中日のスカウトからコメントが上がっており、高校生の時から注目されていました。
ストレート、変化球やコントロールについて評価されています。
2020ドラフトで指名される可能性もあるかもしれません。
本人は、「小さいころからプロが夢で、試合で良い投球をした結果、プロにつながればいい」とプロ志望です。
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松向輝(日本製鉄東海REX)のまとめ!
以上が、日本製鉄東海REX 松向輝の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
最速147km/hのノビのあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球が魅力です。
2020ドラフトでの指名もあると思います。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。