【ドラフト】松向輝(日本製鉄東海REX)の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手は日本製鉄東海REXの松向輝投手です。

ノビのあるストレートと多彩な変化球が武器の本格派左腕。

ドラフト解禁年にあたる入社3年目は、球速を147km/hに伸ばしましたが、肩を痛めてしまいます。

4年目秋の中日との練習試合では、ストレートの球威などをスカウトにアピールしました。

今回は、そんな2020年ドラフト候補 日本製鉄東海REX・松向輝

記事の内容

をご紹介しています。

松向輝(日本製鉄東海REX)経歴やプロフィール

【ドラフト】松向輝(日本製鉄東海REX)の成績・経歴・特徴

まず、松向輝の経歴です。

経歴
  • 名前:松向輝(まつむこう ひかる)
  • 出身地:愛知県一宮市
  • 生年月日:1998年度
  • 身長 :180cm
  • 体重:88kg
  • 投打:左投左打
  • ポジション:投手
  • 経歴:一宮市立奥小学校 → ラハイナオーシャンズ(一宮市立奥中学校)→ 市立岐阜商業高校 → 日本製鉄東海REX

詳しく見ていきましょう。

松向輝は高校2年生春からシャドーピッチングに力を入れる!

小学生の時から、軟式野球をはじめます

中学生になってからは、軟式野球チームのラハイナオーシャンズに入りました。

高校は、市立岐阜商業高校に進み、1年生秋からベンチ入りします。

しかし、高校2年生の春に投球フォームが崩れたこともあり、大阪桐蔭高校との練習試合で7失点してしまいます。

その後は、社会人(NTT東海)時代に投手だった父の秀人さんにシャドーピッチングを見てもらうようになりました

その後はフォームが安定し、2年生秋からは、先発中心に登板するようになります。

3年生夏の岐阜県大会では、2回戦の岐阜高校戦で9回を投げて1失点、この試合では10個の三振を奪い、球速は144km/hをマークしました。

3回戦の土岐商業高校戦では8回を無失点、準々決勝の美濃加茂高校戦では9回を1失点に抑えます。

リリーフ登板した準決勝の大垣日大高校戦では、8回まで無失点に抑えますが、9回に失点して試合も敗れました。

松向輝は入社3年目の都市対抗予選で球速を147km/hに伸ばす!

当時から注目されていましたが、プロ志望届は提出せず、社会人野球の日本製鉄東海REXに入社し、入社1年目から公式戦に出場します。

チームは都市対抗野球に出場しましたが、登板機会はありませんでした。

2年目は、春のスポニチ大会では日本新薬戦に先発、5回までノーヒットに抑え、6 1/3回を投げて3失点、9個の三振を奪います。

都市対抗予選では、トヨタ自動車戦、ヤマハ戦でロングリリーフするなど、リリーフとして3試合に投げましたが都市対抗野球出場はなりませんでした。

日本選手権予選では、ヤマハ戦で7回を1失点、10奪三振と好投しますが試合は敗れます。

3年目は、都市対抗予選の三菱自動車岡崎戦に先発し、球速を147km/hに伸ばしますが、4回4失点で降板しました。

その後は、肩を痛めてしまい、戦線から離れます。

松向輝は中日との練習試合で5回3失点!

入社4年目の9月に行われた中日との練習試合には、先発として5回を3失点に抑えます。

試合を終えて、「ゾーンに投げて勝負できた」と話す一方で、福田永将から2安打を許した事については「1軍で活躍する打者は、追い込んでも甘い球を見逃してくれない。決め球のストレートを磨きたい」と今後を見据えました。
都市対抗予選(2次予選)初戦の東海理化戦では、先発として7 1/3回を投げて2失点、8個の三振を奪い、勝利に貢献します。
しかし、最終予選で敗退し、都市対抗野球出場を逃しました。

松向輝(日本製鉄東海REX)の成績

次に、松向輝の成績です。

成績
  • 予選等通算(18、19):10試合、45 2/3投球回、防御率2.76、被安打率6.31、奪三振率10.45、四死球率3.74

成績は、2020年都市対抗予選など不明分を除いています。

ヒットはそこまで打たれておらず、失点も多くありません。

ただ、四死球は少し多めです。

一方で、イニング数以上の三振を奪えており、三振を奪えるピッチャーと言っていいでしょう。

松向輝(日本製鉄東海REX)の特徴や動画

続いて、松向輝の特徴です。

まず、こちらの動画を見ていきましょう。

右足を一塁方向に上げてタメを作っています。

テイクバックは大きくありませんが、腕の振りが大きいです。

肘も柔らかく使えています

松向輝はノビのあるストレート!

【ドラフト2020候補】松向輝の球質分析&投球フォーム【スロー撮影】

球速は最速147km/hですが、バッターが振り遅れています。

ストレートに勢いがあり、球速以上に速く感じるかもしれません。

回転数は約2,490rpmで非常の高い数値ですがジャイロ成分が多くなっています。

その為、空振りをバンバン奪っていくタイプではなさそうです。

松向輝は多彩な変化球!

動画では、カットボール、スライダー、カーブ、ツーシーム、スプリットを投げています。

中でもカットボールとスライダーを軸として投球しているようです。

どちらも球速が速く、見極めが難しそうです。

また、100km/h前後の大きく縦に割れるカーブや、ツーシームやスプリットといった落ちるボールもあります。

なので、左右どちらの打者相手にも安定した投球が出来そうです。

松向輝の制球力はまずまず!

動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角に投げ分けられています。

一方で、投球が抜けたこともあったので、制球力はまずまずと言ったところでしょう。

松向輝の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 最速147km/hのノビのあるストレート
  • 変化球は縦横のスライダー、カットボール、カーブ、スプリット、ツーシーム
  • 制球力はまずまず

です。

最速147km/hのノビのあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球を投げ分けて抑えます。

松向輝(日本製鉄東海REX)のスカウト評価や指名の可能性

次に、松向輝のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 中日・米村チーフスカウト「コントロールが良く、以前に見た時よりも調子は良かったように感じた。あとは落ちる球があれば、投球の幅が広がる」
  • 中日・近藤スカウト「プロ相手で力みもあり、本人も納得の内容ではないと思う。それでも、インコースの直球は威力があった」
  • 中日・清水スカウト「まだ課題もあるが、上のレベル(大学や社会人)で伸びればプロを狙えるだけの力はもっている。変化球がキレるのも大きな武器」

中日のスカウトからコメントが上がっており、高校生の時から注目されていました。

ストレート、変化球やコントロールについて評価されています。

2020ドラフトで指名される可能性もあるかもしれません。

本人は、「小さいころからプロが夢で、試合で良い投球をした結果、プロにつながればいい」とプロ志望です。

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松向輝(日本製鉄東海REX)のまとめ!

以上が、日本製鉄東海REX 松向輝経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

最速147km/hのノビのあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球が魅力です。

2020ドラフトでの指名もあると思います。

今後の活躍や動向に注目していきましょう。

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