今回、紹介する選手は国学院栃木高校のシャピロ・マシュー・一郎投手です。
力のあるストレートと緩く大きく曲がるカーブなどの変化球が強みの本格派。
高校時代は成長痛のため、公式戦登板は3年生夏のみでした。
それでも、高校生合同練習会のシート打撃ではヒットを許さず、球速を147km/hをマークするなどスカウトにアピールしました。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 国学院栃木高校・シャピロ・マシュー・一郎の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
シャピロ・マシュー・一郎(国学院栃木)経歴やプロフィール
国学院栃木・シャピロ一郎 公式戦登板ゼロの大型右腕が今秋ドラフト候補に!― スポニチ Sponichi Annex 野球
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— スポニチ 高校野球2020 (@sponichi_kkbb) June 16, 2020
まず、シャピロ・マシュー・一郎の経歴です。
- 名前:シャピロ・マシュー・一郎(しゃぴろ ましゅー いちろう)
- 出身地:東京都台東区
- 生年月日:2003年3月18日
- 身長 :191cm
- 体重:95kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:浅草ビーバーズ → 台東オールドリームス(台東区立駒形中学校)→ 国学院栃木高校
詳しく見ていきましょう。
シャピロ・マシュー・一郎は中学校3年生の時に東京都選抜に選ばれる!
小学校3年生の時から野球をはじめ、浅草ビーバーズでプレーします。
中学校時代は、軟式野球部に入ったほか、軟式野球チームの台東オールドリームスにも所属しました。
中学校3年生の時には、東京都選抜に選ばれます。
当時の球速は最速130km台中盤で、身長は当時から180cmありました。
因みに、アメリカ人の父と日本人の母のハーフです。
父のデービッドさんは相撲ジャーナリストで、NHK大相撲中継の副音声で英語の解説をしています。
シャピロ・マシュー・一郎は高校3年生6月まで公式戦登板なし!
中学生の時からプロ野球選手が目標で、中学校卒業後は親元を離れ、投手育成に定評のある国学院栃木高校に進みます。
しかし、成長痛の影響で、高校3年生6月まで公式戦登板はありませんでした。
高校1年生冬から2年冬にかけて、「ちょっと走っただけでも左半身の腰からヒザにかけて痛みが出てしまう。とにかく苦しかった」と話し、本人は最初はケガだと思っていました。
また、高校時代だけでも身長は10cm近く伸び、本人の話では「まだ伸びている」ようです。
シャピロ・マシュー・一郎は高校生合同練習会のシート打撃で球速を147km/hに伸ばす!
3年生夏の栃木県大会(代替大会)では、初めて公式戦のベンチ入りを果たします。
プロ3球団が視察した2回戦の宇都宮南高校戦では、リリーフとしてして1回を投げて無失点、ヒットを許さず三振を1個奪いました。
この試合で137km/hをマークします。
3回戦の足利高校戦では、2回を投げて1失点、5者連続を含む6個の三振を奪いました。
夏の大会後は、高校生合同練習会に参加します。
「実績が乏しいので、この練習会が行われると決まり、出る以外に選択肢はないと思った。チャンスをいただけてありがたかった」そうです。
シート打撃では、打者6人を0安打1四球に抑え、4連続で三振を奪いました。
また、球速を147km/hに伸ばしています。
本人は、「ベストは尽く、アピールできた。140km/h台を連発できたのも良かった」と手応えがあるようです。
シャピロ・マシュー・一郎(国学院栃木)の成績
次に、シャピロ・マシュー・一郎の成績です。
- 地方大会通算(20夏):2試合、3投球回、防御率3.00、被安打率6.00、奪三振率21.00、四死球率0.00
登板数・投球回数は少なく、これが公式戦での成績はこれだけとなります。
短いイニングですが、そこまでヒットを打たれておらず、失点も少ないです。
また、四死球も出していません。
一方で、イニング数以上の三振を奪えているので、三振を奪えるピッチャーと言っていいでしょう。
シャピロ・マシュー・一郎(国学院栃木)の特徴や動画
続いて、シャピロ・マシュー・一郎の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
手足が長く、長身から投げ下ろすフォームです。
左足を大きく上げてタメを作っています。
大きな腕の振りで、肘の使い方も柔らかそうです。
シャピロ・マシュー・一郎は力のあるストレート!
ストレートに力があります。
球速は最速147km/hですが、バッターが振り遅れており、球速以上に速く感じそうです。
また、ほぼ上から投げ下ろしているので、球に角度があります。
シャピロ・マシュー・一郎は緩く大きく曲がるカーブ!
動画では、カーブを投げています。
カーブは、緩く大きく変化し、空振りを誘うのに使えているほか、コースが決まればストライクカウントを取れそうです。
それ以外には、スライダー、カットボール、フォークを投げます。
シャピロ・マシュー・一郎の制球力はまずまず!
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角に投げる事もできてます。
一方で、明らかなボールとなったり、投球が抜けて高めに浮いた場面も見られました。
制球力はまずまずと言ったところでしょう。
シャピロ・マシュー・一郎の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速147km/hの力のあるストレート
- 変化球はカーブ、スライダー、カットボール、フォーク
- 制球力はまずまず
です。
最速147km/hの力のあるストレートと緩く大きく曲がるカーブなどの変化球を投げ分けます。
シャピロ・マシュー・一郎(国学院栃木)のスカウト評価や指名の可能性
次に、シャピロ・マシュー・一郎のスカウト評価です。
- 巨人・榑松スカウト部次長「シャピロはボールに強さと角度があった」「非常に目立った。特長があるし、指にかかったボールに力がある。とにかく体つきが素晴らしい」
- 阪神・畑山統括スカウト「国学院栃木のシャピロマシューくんは粗削りだが伸びしろ十分」
- ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「コントロールが悪いイメージだった。こんなにいいんだとわかった選手のひとり。成長度合いもはかり知れない」
- ヤクルト・丸山泰嗣スカウト「柔らかくて、将来が楽しみな素材」
- 巨人・内田強スカウト「右打者の外角への角度は凄くいい。将来性はある」
高校3年生夏から注目を集め、力強いストレート、角度のある球、体つきなどを評価されており、将来性を期待されているのが分かります。
練習会で結果を残しており、2020ドラフトで指名される可能性も高くなったといっていいでしょう。
また、高校の柄目監督は「パワー系だが繊細さもある。日本を背負う投手になれる」と高く評価しています。
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シャピロ・マシュー・一郎(国学院栃木)のまとめ!
以上が、国学院栃木高校 シャピロ・マシュー・一郎の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
最速147km/hの力のあるストレートと緩く大きく曲がるカーブなどの変化球が持ち味です。
2020ドラフトでの指名される可能性もあると思います。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。