今回、紹介する選手は信濃グランセローズの宮野結希投手です。
ノビのある最速143km/hのストレートとチェンジアップ、カーブといった変化球を投げ分けて抑えます。
高校時代に球速や身長を伸ばし、BCリーグに入ってからは体重の増量に力を入れました。
1年目からリーグ戦で投げ、プロとの練習試合にも登板しています。
今回はそんな信濃グランセローズ 宮野結希の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
宮野結希の経歴やプロフィール
2019.09.20 読売ジャイアンツ球場
巨人三軍対ルートインBCL選抜
信濃グランセローズ
#19 宮野結希投手(堀越高校)
#プロ野球#ルートインBCリーグ#信濃グランセローズ#堀越高校#宮野結希 pic.twitter.com/E4mbkFVeeq— hikaru230821 (@hikaru20110821) February 1, 2020
まず、宮野結希の経歴です。
詳しく見ていきましょう。
高校時代に球速を伸ばす!
小学校から軟式野球をはじめ、新川リトルズでプレーします。
6年生の時に、ジャビットカップ三鷹市大会(読売ジャイアンツが主催の軟式野球大会)で優勝し、最優秀選手に選ばれました。
中学生になってからは、硬式野球チームの武蔵府中シニアに入りますが、出場機会が限られ、「野球を辞めようかと思った」事もあったそうです。
高校は、堀越高校に進みます。
高校2年生からベンチ入りし、2年生秋の東京都大会では1回戦の佼成学園高校戦で 2回を投げて無失点に抑えました。
高校3年生の都大会では、5回戦の城東高校戦では先発して5回を無失点に抑えて完封します(参考記録)。
7年ぶりとなるベスト8まで勝ち進みますが、準々決勝の二松学舎高校戦でも先発しますが、9失点し4回途中で降板しました。
高校に進んでから、球速を20km/h伸ばし、身長も185cmまで伸びたそうです。
夏の都大会後は、プロ志望届を提出しましたが、指名漏れでした。
独立リーグ1年目からリーグ戦に登板!
大学からの勧誘もありましたが、高校卒業後は、BCリーグ(独立リーグ)の信濃グランセローズに入団します。
大学に入ると4年、社会人チームだと3年経たないとプロ入りできないため、「NPBで長く活躍するため、早くプロになって環境に慣れたい」と言う理由で独立リーグに入りました。
また、「1年目から注目される投手になりたいので、まずは体を大きくしていきたい」と考え、体重の増量に力を入れ、入団時に68kgだった体重を73kgまで増やします。
入団1年目は、夏以降から登板機会を伸ばしました。
リリーフとして1回を無失点に抑えた滋賀戦では、リーグ戦初勝利を挙げます。
その後は、先発として投げるようになり、福井戦では6回を1失点に抑え、6個の三振を奪い勝ち投手となりました。
リーグ戦後は、BCリーグ選抜に選ばれ、巨人三軍、オリックス二軍との練習試合では、計4試合に投げて無失点に抑えます。
宮野結希の特徴や動画
続いて、宮野結希の特徴です。
まずは、こちらの動画を見ていきましょう。
左足を三塁方向に大きく上げてタメを作っており、長身から投げ下ろしています。
しなやかな腕の振りで、肘の使い方が柔らかそうです。
一方で、テイクバックはそこまで大きくありません。
ノビのあるストレート!
バッターが振り遅れており、ストレートにノビがありそうです。
ストレートの球速は最速143km/hですが、しなやかな腕の振りで投げられているので、ノビのあるストレートを投げられるのかもしれません。
また、長身から投げ下ろすので、球に角度が付いています。
次にこちらの動画を見ていきましょう。
スローモーションで見ると、回転軸は地面と水平で、回転数はメジャーリーグの平均よりも多いです。
大きく落ちるチェンジアップ!
動画では、チェンジアップを投げています。
チェンジアップは、回転数が少なくシュートしながら落ちており、大きく落ちていました。
空振りを奪ったり、バットの芯を外すのに使えそうです。
カーブは、回転軸が水平に近くジャイロ回転も見られ、一塁方向に変化しながら落ちます。
緩急をつけた投球ができ、コースが決まればストライクカウントを取れそうです。
クイックモーションはまずまず!
動画の3分5秒辺りからは、クイックモーションのタイムを測っています。
クイックのタイムは1.4~1.5秒で、クイックモーションはまずまずのようです。
制球力はまずまず!
動画を見ると、内外角や低めといったストライクゾーンギリギリの所にも投げられており、概ねキャッチャーの構えた所に投げられています。
制球力はまずまずといった所でしょう。
一方で、四死球数が多めで、投球が高めに浮いた場面も見られたので、細かいコントロールが課題のようです。
特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- ノビのある最速143km/hのストレート
- 変化球は、チェンジアップ、カーブ
- クイック、制球力はまずまず
です。
ノビのある最速143km/hのストレートとチェンジアップ、カーブといった変化球を投げ分けて抑えています。
高卒2年目と若いので、伸びしろもまだありそうです。
宮野結希の成績
次に、宮野結希の成績です。
- リーグ戦通算:17試合、72投球回、7勝2敗、防御率3.25、被安打率8.13、奪三振率5.38、四死球率4.13
- 2020年:10試合、52投球回、5勝0敗、防御率3.29、被打率7.96、奪三振率5.71、四死球率3.98
- 練習試合(19、巨人戦):2試合、2投球回、防御率0.00、被安打率4.50、奪三振率13.50、四死球率4.50
2020年は主に先発として5勝を挙げており、結果を残しています。
ヒットを打たれやすく、四死球を出しやすかった割には、粘れている印象ですね。
一年目でリリーフ、二年目で先発と着実にステップアップしており、成長が伺えます。
宮野結希のスカウト評価や指名の可能性
次に、宮野結希のスカウト評価です。
残念ながら、現時点でスカウトの寄せた評価はありませんでした。
ですが、リーグ戦やプロとの交流戦を視察したスカウトはいるかもしれません。
伸びしろがあるので、2020ドラフトでは、将来性を考えて指名する球団もありそうです。
経歴の所でも書いた通り、本人はプロを志望しており、「憧れているのは楽天の則本昂大投手で、打者が押されるような気迫がすごく、流れを変えられる存在になりたい」と話しています。
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宮野結希のまとめ!
以上が、信濃グランセローズ 宮野結希の経歴、成績や特徴でした。
ノビのある最速143km/hのストレートとチェンジアップ、カーブといった変化球が持ち味です。
2020ドラフトで指名される可能性もあるかもしれません。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。