【ドラフト】松岡洸希(武蔵ヒートベアーズ)の成績・経歴・特徴は?

今回、紹介する選手は武蔵ヒートベアーズの松岡洸希投手

高卒一年目ながら最速149km/hのストレートやスライダーが武器で、ヤクルトでも活躍した「イムチャンヨン二世」と呼ばれるサイドスロー投手です。

今回はそんな武蔵ヒートベアーズ 松岡洸希経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。

追記:ドラフト2019で西武ライオンズからドラフト三位指名を受けました!

松岡洸希(武蔵ヒートベアーズ)の経歴やプロフィール

松岡洸希の経歴です。

経歴
  • 名前 : 松岡洸希(まつおか こうき)
  • 出身地 : 埼玉県桶川市
  • 生年月日 : 2000年8月31日
  • 身長 : 179cm
  • 体重 : 83kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:桶川市立朝日小学校 → 桶川市立桶川中学校 → 埼玉県立桶川西高校 → 武蔵ヒートベアーズ

詳しく見ていきましょう。

松岡洸希は高校2年生まで内野手としてプレー!

小学校1年生の時から野球をはじめます

「神宮球場で東京ヤクルトの青木宣親選手が活躍してるのを見て格好良かった」と感じ、野球がしたいと思ったそうです。

中学校の時は内野手としてプレーしました。

高校は、埼玉県立桶川西高等学校に進みます。

「家から近く、お兄さんも通っていた」というのが理由で、「レギュラーになれないと思ったので、強豪校に行きたいとは考えなかった」そうです。

また、高校入学時の身長は154cmでした。

高校では、1年生からベンチ入りし、サードのレギュラーとなります。

2年生になると、ショートも守り4番を打ちます。

2年生秋は、部員が11人の中、北部地区予選を勝ち上がり、県大会に出場しました。

松岡洸希は高校3年生から投手に、夏の県大会で球速143km/hをマーク!

2年生までは内野手のみのプレーでしたが、3年生になると、チーム事情もありピッチャーもやるようになりました。

3年生夏の北埼玉大会初戦の花咲徳栄高校戦では4番サードでスタメン出場し、タイムリーヒットを含む3打数3安打。

ビハインドの場面からリリーフとして3 1/3回を投げ、球速も143km/hをマークしますが、3失点し試合も敗れます。

県大会2回戦が最高成績で甲子園出場はありませんでした。

それでも、プロから注目されており、夏の大会後もトレーニングを続け、プロ志望届も出しています

しかし、秋に肘を痛めてしまい、ドラフトでも指名されませんでした。

因みに、その頃には身長が179cmまで伸びます。

松岡洸希は武蔵ヒートベアーズに入団後、サイドスローに転向!

高校卒業後はBCリーグ(独立リーグ)の武蔵ヒートベアーズに入団します。

これは、「大学に行くと4年、社会人でも3年プロ入りまでかかる。力をつけて早く行きたかった」事によるものです。

また、野手の経験の方が長く野手としてプレーできる可能性もありましたが、「伸びしろが多いかもしれない」という理由で投手としてプレーすることを選びます。

ただ、入団した時も肘のケガが回復途中で、肘への負担がかかりにくいサイドスローにフォームを変えます

これは、片山博視ヘッドコーチ(元東北楽天)のアドバイスによるもので、「体の使い方がサイドの動きの方が合っている」と感じたそうです。

フォームを変えてからプロ野球選手の投球フォームを研究し、中でも、元ヤクルトの林昌勇(イム チャンヨン)投手のフォームを参考にします。

「細い体でサイドから160km/hのストレートを投げていてフォームも綺麗だった。自分も体が大きくないので真似しようと思った」そうです。

ブルペンで投げても「上手投げよりも、こっちのほうがよかった」と感じます。

松岡洸希はプロ野球との練習試合で149km/hをマーク!

公式戦に入ってからは、リリーフとして投げますが、当初は球がバラつき、4月の全4試合で7つの四球を出してしまいます。

入団1年目の5月以降はフォームが安定し、四球も減ってきました。

6月にはBCリーグ選抜メンバーにも選ばれ、「自分の持ってるものを出して打たれたなら、しょうがない」という気持ちで臨んだそうです。

BCリーグ選抜では、横浜DeNA二軍を相手に1回を1安打無失点3奪三振と本人も納得の結果を出します。

1年目のリーグ戦には、リリーフとして32試合を投げました

リーグ戦終了後もBCリーグ選抜に選ばれ、巨人三軍、オリックス二軍を相手に、それぞれ1回無安打無失点の好投。

オリックス戦では、球速を149km/hに更新しました。

松岡洸希はドラフト2019で西武から三位指名!

高卒一年目という若さと、伸びしろからドラフト会議までに10球団から調査書が届いていたそうです。

そして、10月17日に行われたドラフト会議で西武ライオンズから三位指名を受けました。

因みに、同じドラフト候補の加藤壮太外野手とは同じチームです。

松岡洸希(武蔵ヒートベアーズ)の成績

松岡洸希の成績です。

成績
  • 2019リーグ戦:32試合、0勝2敗、27 2/3投球回、防御率3.58、被安打率7.16、奪三振率10.73、四死球率7.81
  • プロ野球交流戦:3試合、3投球回、防御率0.00、被安打率3.00、奪三振率15.00、四死球率0.00

ヒットを打たれ、四死球を出している割には、そこそこ抑えられているという印象です。

ただ、4月までの4試合で、防御率16.20、四死球率12.60であることを考えると、それ以降は四死球や失点を減らす事が出来ていると言っていいでしょう。

また、二軍ないし三軍ですがプロ相手にわずか1安打しか打たれず、無四球、無失点に抑えられており、結果を出せています。

そして、イニング数以上の三振を奪えており、三振を奪えるピッチャーのようです。

松岡洸希(武蔵ヒートベアーズ)の特徴や動画

松岡洸希の特徴です。

こちらの動画(2019巨人三軍戦)を見ていきましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=8QZV8IUF_0M

サイドハンドに近いフォームですね。

体をひねって左足を大きく上げてタイミングを取っており、そのあとは、体重移動を使って投げています

肘の振りも柔らかそうです

松岡洸希は回転数の多いストレート!

プロのバッターも振り遅れたり空振りするる場面が見られました。

ストレートの球速は149km/hですが、球速以上に早く感じるからかもしれません。

動画の解説にある通り、サイドハンドの割には縦回転の動きが多く、回転数もMLB平均並みと高いです。

こういった質の良いストレートを投げているので、バッターが振り遅れたり空振りを奪えるのでしょう。

松岡洸希は鋭く変化するスライダー!

動画ではスライダーを投げています。

スライダーは、打者の手元で鋭く曲がり、2シームジャイロ気味で縦方向の変化が大きいです。

空振りを奪ったり、ストライクカウントを取れており、決め球として使えると思います。

他にも、フォークやカットボールなども投げるそうです。

松岡洸希の制球力はまずまず

動画を見ると、概ねキャッチャーの構えたところに投げられており、内外角に投げ分ける事もできています

一方で、投球が抜けて明らかなボール球となった場面も見られ、四死球を出しやすそうです。

制球力はまずまずといったところでしょう。

松岡洸希の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 最速149km/hの回転数の多いストレート
  • 変化球は、スライダー、フォーク、カットボール
  • 制球力はまずまず

です。

回転数が多い最速149km/hのストレートを中心にスライダーなどの変化球を交えて抑えるタイプのようです。

投手を本格的に始めたのが高校3年生からで、フォームをサイドスローにしたのは入団1年目の春なので、球速も含めて、まだ伸びしろもあると思います。

松岡洸希(武蔵ヒートベアーズ)のスカウト評価や指名の可能性

松岡洸希のスカウト評価です。

スカウト評価
  • ロッテ・永野チーフスカウト「投手経験が浅い分、伸びしろはあるのかなと思う」
  • プロスカウト「テークバックでどれだけ(下半身に)ためをつくって、腕を振れるか。1年たってがらっと変わる選手もいる」

これらは、BCリーグのリーグ戦や練習試合を視察した時のコメントで、今後の成長や伸びしろを期待しています。

また、阪神がリストアップしているという情報や、横浜が指名を検討している情報も出ています。

調査書については10球団から届いており、注目度は高そうですね。

2019ドラフトでは、将来性を期待して指名する球団もあるでしょう。

松岡洸希(武蔵ヒートベアーズ)のまとめ!

以上が、武蔵ヒートベアーズ 松岡洸希経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

回転数が多い最速149km/hのストレートやスライダーなどの変化球が魅力です。

高卒一年目と若く、伸びしろもありそうなので、2019ドラフトでの指名もあるでしょう。

今後の活躍や動向に注目していきましょう。

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