2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、高松商業高校の香川卓摩投手です。
球速は最速141km/hとそれほど速くはありませんが、2019高校野球日本代表一次候補にも選出。
二期連続の甲子園出場を果たしています。
今回はそんな高松商業高校 香川卓摩の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
香川卓摩(高松商)の経歴やプロフィール
高松商業
香川卓摩 pic.twitter.com/kppEgYmpw9
— Sさん (@grandjp33) March 23, 2019
香川卓摩の経歴です。
- 名前 : 香川卓摩(かがわ たくま)
- 出身地 : 香川県さぬき市
- 生年月日 : 2001年7月3日
- 身長 : 165cm
- 体重 : 62kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:さぬき中央少年クラブ(さぬき市立中央小学校)→ さぬき中央少年クラブ(さぬき市立志度中学校)→ 香川県立高松商業高校
詳しく見ていきましょう。
香川卓摩は中学校3年生の時に全国大会出場!
小学校2年生の時に軟式野球をはじめ、さぬき中央少年クラブでプレー。
中学生になると、硬式野球チームのさぬき中央少年クラブに入ります。
中学校3年生の時に、リトルシニア全国選抜野球大会に出場します。
高校は、地元の香川県立高松商業高校に進学。
お父さんとお兄さんも同じ高松商業高校出身なので、その影響もありそうです。
因みに、お父さんの竜志さんは、1996年の春と夏の甲子園に出場しています。
香川卓摩は高校2年生秋に141km/hをマーク!
高校1年生夏の県大会からベンチ入りします。
1年生秋からはエースとなり、37回を投げて防御率1.95、34奪三振の活躍で県大会3位、四国大会進出に貢献しました。
しかし、2年生春の県大会後に、腰の疲労骨折にあたる腰椎分離症を発症し、しばらく試合に出場できない時期がありました。
2年生秋は、県大会決勝の志度高校戦で14奪三振を記録するなどの活躍で、県大会優勝、2年連続の四国大会出場を決めます。
四国大会では、初戦の明徳義塾高校戦、準決勝の高知商業高校戦と2試合連続で完投勝利を挙げます。
なお、高知商業高校戦で球速141km/hをマークしました。
決勝の松山聖陵高校戦では、リリーフとして2回を無失点に抑え、試合も勝ち四国大会優勝、明治神宮野球大会出場が決まります。
香川卓摩は明治神宮野球大会、センバツ甲子園に出場!
明治神宮野球大会では、初戦の八戸学院光星高校戦に先発して勝ちました。
私はこの試合を見に行っていました!
続く、準決勝の星稜高校戦はビハインドの場面からリリーフ登板しますが、試合は敗れました。
さらに、2019年センバツ甲子園に出場。
1回戦の春日部共栄高校戦では4安打完封勝利、5連続を含む13奪三振を挙げました。
2回戦の市立和歌山高校戦は、ビハインドの場面からリリーフ登板し、4 2/3回を無失点に抑えますが、打線の援護がなく敗退。
こういったセンバツの活躍もあり、U18日本代表一次候補に選出されています。
香川卓摩は二期連続の甲子園出場
春季大会は準決勝敗退となり、その後腰の疲労骨折が判明。
6月末まで痛みが取れない状況でしたが、7月の夏の予選では3試合に登板し好投、二期連続の甲子園出場に貢献しています。
続く甲子園では、初戦で打ち込まれ敗退となっています。
香川卓摩(高松商)の成績
香川卓摩の成績です。
- 2018年秋:9試合、58投球回、防御率2.48、奪三振率8.38、四死球率4.50
- 甲子園通算:2試合、13 2/3投球回、防御率0.00、奪三振率11.20、四死球率3.95
- 2019夏予選:3試合、22投球回、防御率1.23、奪三振率11.05、四死球率2.86
全体的に安定した防御率となっています。
奪三振率が高く、三振が奪えるタイプの投手であることがわかります。
四死球率は、2018年秋は4.50と高くなっていましたが、2019年夏の予選では2台に落ち着いています。
奪三振率がさらに向上していることから、ボール球を振らせることが出来るようになっているからでしょう。
香川卓摩(高松商)の特徴や動画
香川卓摩の特徴です。
まずは動画を見ていきましょう。
https://www.youtube.com/o-j3vmiC980
そこまで体格は大きくないですが、堂々と投げているように見えますね。
ランナーのいない時は、右足を一塁方向に大きく上げてタメを作っています。
柔らかい腕の振りで投げ、打者に近い所でリリースしています。
香川卓摩はキレのあるストレート!
https://www.youtube.com/lG6fKa0RQWg
ストレートはキレがあり、バッターが振り遅れている場面も見られます。
ストレートは最速141km/hですが、球速以上に速く感じるかもしれません。
柔らかい腕の振りで投げ、打者に近い所でリリースしているので、キレのあるストレートを投げられるのでしょう。
香川卓摩の変化球は?
変化球はスライダーとチェンジアップを投げています。
スライダーは、110km/h台から120km/h前後で、大きく変化します。
左バッターから空振りを取ったり、バットの芯を外すのに使え、決め球にもなりそうです。
チェンジアップは120km/h台で、打者の手元で曲がります。
空振りを取っていて、こちらも決め球になるといっていいでしょう。
他にも、100km/h前後のカーブも投げるそうです。
どの球種もしっかり腕を振れているので、空振りが奪えるのでしょうね。
香川卓摩の制球力は?
ほぼ、キャッチャーの構えた所に投げられていて、選球眼はやや高めと言っていいでしょう。
内角、外角ともストライクゾーンぎりぎりの所に投げられていて、打ち取ったり空振りさせたりする事ができています。
一方で、キャッチャーが構えた所から大きく外れた所に投球した場面も見られました。
四球が多めなので、今後は、四死球を減らし安定したピッチングをする事が求められます。
逆に、ストレートと変化球の投げ分けの他に、コースの投げ分けでアウトを取るピッチャーなので、制球が安定するともっと抑えられそうです。
香川卓摩の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速141km/hのキレのあるストレート
- 変化球はスライダー、チェンジアップ
- どの球種もしっかり腕が振れる
- 制球力はやや高めで、コースの投げ分けでアウトを取れる
です。
ストレートと変化球のコンビネーションやコースの投げ分けでアウトを取るタイプのピッチャーです。
ストレートは最速141km/hですが、これから球速を伸ばしていきそうです。
球速以外の面でも、伸びしろがあると思うので、今後の成長が楽しみですね。
香川卓摩(高松商)のスカウト評価や指名の可能性
香川卓摩のスカウト評価です。
- 福岡ソフトバンク・永井智浩編成育成本部長兼スカウト・育成部長「左投手は小さくても大成する。球に切れを感じますし、筋肉がつけば面白い存在」
これは、センバツ甲子園を視察した後のコメントです。
ボールの切れを評価していて、これからの成長を期待しているように感じます。
左投手が欲しい球団を中心に、将来性を考えて獲得を考える球団は今後も増えると思います。
2019年のドラフトで指名される可能性はありそうですし、活躍次第では上位指名もありそうです。
*追記:卒業後の進路は社会人を希望しているようです。
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香川卓摩(高松商)のまとめ!
以上が、高松商業高校 香川卓摩の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
球速は最速141km/hとそこまでないですが、変化球とのコンビネーションやコースを投げ分けることにより抑えることができる投手です。
そのまま活躍していければ、2019年のドラフトで指名される可能性もありそうです。
また、2019高校野球日本代表に選ばれるかも注目です。
高松商業高校 香川卓摩の今後の動向や活躍に期待しましょう。
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