吉田聖弥（西濃運輸）

ドラフト候補の吉田聖弥（よしだ せいや）は、身長176cm・体重77kgの左投左打の投手。佐賀県唐津市出身。西濃運輸所属。

最速152km/hのストレート、変化球はカットボール、スライダー、チェンジアップを操る。

社会人4年目6月にはU23日本代表候補に選出された。

経歴・プロフィール

伊万里農林では1年夏にデビュー

伊万里農林では1年生夏の選手権予選でデビュー。

初戦の小城戦で8回からリリーフ登板し、2回無失点の投球を披露しています。

2年生夏の選手権予選では、初戦の白石戦で2失点12奪三振完投で勝利に貢献。

準々決勝の佐賀北戦では9回2失点（自責点）の好投もチームは敗戦となっています。

3年生夏の独自大会は部員5名の為、伊万里商との合同チームで臨んでいます。

その後、伊万里農林と伊万里商は合併によって伊万里実業となっています。

西濃運輸3年目に全国デビュー

西濃運輸では1年目から公式戦に出場します。

伊勢・松坂大会では三菱West戦で先発として3回無失点2奪三振の好投を披露しています。

3年目には日本選手権の三菱East戦で先発し、1 1/3回2失点ながらチームは勝利。

続くHonda戦でも先発を任され、4 1/3回1失点5奪三振の力投を見せます。

4年目にエースとして飛躍！

4年目には主戦力として躍動。

都市対抗二次予選では、4試合に先発し27イニングを無失点に抑える圧巻の投球でチームを都市対抗に導きます。

6月にはU23日本代表に選出され、選考合宿に参加しています。

都市対抗では初戦のJR東日本戦で先発し、7回2失点7奪三振の好投で勝利に貢献。

続く北海道ガス戦で5回1失点6奪三振と好投を続けチームをけん引します。

準決勝のJR東日本東北戦では6 1/3回5失点8奪三振の投球でチームは敗戦となっています。

動画と特徴

セットポジションから足を大きく上げ、二段モーションで投げ込みます。

ノビのあるストレート

ストレートは最速152km/hで、先発時は平均で142km/h前後です。

プロの先発と比較すると球速は劣っていますが、都市対抗中継では2300～2400の回転数を計測していました。

肘を柔らかく使い腕を縦に振れるので回転の質も良さそうです。

その為、ノビのあるボールが投げられているようです。

変化球も高レベル

変化球はカットボール、スライダー、チェンジアップを持ち球としています。

スライダーは3000rpmを超えるボールもあり、プロでもごくわずかしか到達できない高回転数のボールを投げています。

120km/h中盤のかなり緩いボールですが、横変化が大きく空振りが奪えます。

また、一番投球割合の多いのは130km/h前後のチェンジアップで、落差があるタイプではなく、奥行きで勝負する来ない系のチェンジアップです。

左右どちらの打者相手にも投げ込め、武器になっているボールです。

制球面ではやや課題がある

制球面ではやや課題があります。

しかし、抜け球や逆球も多く、バラつきは大きいです。

しかし、ある程度ストライク近辺に投げ込めるので、四死球でランナーを貯めてしまうケースは少ないでしょう。

成績

成績は2024年8月までです。

今年になり大幅に成績を向上させ、公式戦通算では防御率1.83という抜群の安定感です。

奪三振数はイニング数を超えており、多くの三振が奪えています。

また与四死球率は2台で無駄なランナーをあまり出さず、被安打率も7台とまずまずです。

順調に成長している事が伺えますね。

スカウトコメント・視察情報と指名予想

現時点で中日スカウトからコメントが出ています。

大学4年生世代ということで、「伸びしろも含めて評価している」というコメントをしています。

その他にはコメントは出ていませんが、日本選手権予選では10球団のスカウトが集結しており、注目度は高いです。

今後の活躍次第ではコメントも出てくるでしょう。

皆様のドラフト指名予想

読者の皆様のドラフト指名順位予想をしています。

是非ご投票ください！

まとめ

以上が、吉田聖弥のご紹介でした。

最速152km/hのノビのあるストレートとスライダーやチェンジが魅力の左腕投手。

ドラフト2024では上位指名の可能性が高そうです。

今後の動向や活躍に期待しましょう。

ドラフト2024の一位指名や注目候補が知りたい方は下記をチェック！

2023年10月15日【ドラフト2024】指名予想と注目候補ランキング