ドラフト候補の藤田琉生（ふじた りゅうせい）は、身長198cm・体重96kgの左投左打の投手。神奈川県藤沢市出身。東海大相模所属。
最速150km/hのストレート、変化球はスライダー、カーブ、フォークを操る。
スカウトからは「左の高校生でトップクラス」と評価され、U18日本代表に選出された。
| 基本情報 | |
| 名前 | 藤田琉生 （ふじた りゅうせい） |
| 出身地 | 神奈川県藤沢市 |
| 生年月日 | 2006年11月17日 |
| 身長 | 198 cm |
| 体重 | 96 kg |
| 血液型 | – |
| SNS | – |
| 選手情報 | |
| 投打 | 左・左 |
| 守備位置 | 投手 |
| 最高球速 | 150 km/h |
| 球種 | スライダー、カーブ、フォーク |
| 遠投 | 100 m |
| 50m走 | 5.96 秒 |
| 好きな球団 | – |
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経歴・プロフィール
藤田琉生 リリース時
| 経歴（所属チーム） | |
| 小学校 | 羽鳥小学校 （羽鳥ファイターズ） |
| 中学校 | 羽鳥中学校 （湘南ボーイズ） |
| 高校 | 東海大相模 |
| 国際大会 | |
| U18アジア選手権 | 2024年 |
| 全国大会 | |
| ボーイズ春季全国大会 | 2021年 |
| ボーイズ選手権大会 | 2021年 |
| 夏の甲子園 | 2024年 |
小学校・中学校時代
母は元NECバレーボール選手の賢枝さん。
羽鳥小学校1年生時に羽鳥ファイターズで野球を開始。
羽鳥中学校では湘南ボーイズに所属し、3年生時に全国大会出場し、日本一を経験しています。
東海大相模では1年生秋からベンチ入り
東海大相模では1年生秋からベンチ入りを果たします。
2年生夏の選手権予選はベンチ外となりますが、秋季大会からベンチ入り。
3年生春季大会からエースを任され、準々決勝の横浜戦では完投勝利&ホームランを放つ活躍を見せ、チームの関東大会出場に貢献しています。
春季関東大会では初戦の専大松戸戦で先発し、6回2失点でチームを勝利に導いています。
3年生夏に甲子園出場
夏の選手権予選では、2回戦・5回戦・準決勝で登板。
14 1/3回を投げて無失点の好投を見せます。
決勝の横浜戦では6回4失点の投球ながらチームは8回に逆転し、甲子園出場を決めています。
甲子園では初戦の富山商戦で先発し、7回無失点13奪三振の圧巻の投球を披露。
続く高尾響擁する広陵戦でも6回自責点0の投球でチームを勝利に導きます。
準々決勝では坂井遼擁する関東一戦で8 1/3回2失点の好投もチームは敗戦となっています。
U18日本代表に選出されアジア選手権で好投
大会後にはU18日本代表に選出されています。
8月に行われた大学日本代表対高校日本代表の壮行試合でリリーフとして登板。
自己最速を更新する150km/hを計測しています。
U18アジア選手権ではスーパーラウンドで台湾戦に先発。
149km/hを計測するなど、4 2/3回2安打無失点で勝利に貢献した。
動画と特徴
2m近い長身から2段モーションで投げ下ろす投球フォームです。
魅力は伸びしろ
魅力は伸びしろです。
身長198cmでスムーズな投球フォームから高いポテンシャルを感じます。
また、2年生夏時にベンチ外から、3年生春にエースまで上り詰め、春の球速から1段階UPした夏の選手権予選。
凄まじい成長曲線を描いている事がわかりますよね。
これらを考えると今まさに成長中で、甲子園でもさらにレベルアップした姿を期待してしまいます。
出力の高いストレート
ストレートは出力の高さが魅力です。
夏の選手権予選では、力を入れた際には安定して140km/h中盤から後半を記録していました。
高校生左腕として出力はトップクラスです。
球質が伴ってくると、打つのは難しいでしょう。
制球はバラつきが大きい
制球面ではバラつきが大きいです。
逆球や抜け球が多く、試合によっては四死球でランナーをためてしまうケースも見られました。
しかし、現在成長中の球速が上がっている時期なので、常に安定して投げるのは難しいと思います。
逆にそんな中でも試合を作れているのは、指先の感覚が良いからでしょうね。
成績
藤田琉生 投球横から
| 試合 | 投球回 | 防御率 | 奪三振率 | 与四死球率 | 被安打率 | |
| 24年夏予選 | 4 | 20 1/3 | 1.77 | 7.40 | 3.05 | 5.66 |
| 24夏甲子園 | 3 | 21 1/3 | 0.84 | 7.59 | 3.38 | 4.46 |
| U18 | 2 | 5 2/3 | 0.00 | 11.12 | 4.76 | 3.18 |
夏の選手権予選では防御率1.77、甲子園では防御率0.84と安定感ある投球をしている事がわかります。
三振数はまずまず多く、被安打率が低い事が安定した投球に繋がっているようです。
ただ、与四死球率が3台となっています。
試合によって制球を乱す場面があり、四死球が多くなってしまう試合も見られます。
スカウトコメント・視察情報と指名予想
藤田琉生 投球後
| 球団 | 評価 | コメント | 視察・リストアップ情報 |
| ヤク | △ | 小川ＧＭ 「直球のスピードも出ていたし、緩い変化球で緩急が使えていた。これからまだまだ良くなる魅力を感じた」 橿渕聡スカウトグループデスク 「あの大きい体を器用に扱える投手は少ない。楽しみな存在」 斉藤宜之スカウト 「2年生の頃から見ている。一番評価しているのはメンタルの成長。これだけの大型左腕でコントロールのいい投手は（他には）いない」 | |
| 阪神 | △ | 吉野スカウト 「今年になってグッて伸びた。良い投手」 | |
| 巨人 | △ | 水野スカウト部長 「でかくてストレートもしっかり来る。左投手の高校生候補として素晴らしい投手だと思います。」 「左腕では東海大相模の藤田君。１９８センチの長身で１４５キロを超えるのは魅力的。（藤田と今朝丸の）２人はドラフト候補になってくるでしょう。」 森中スカウト 「背が高くてスピードも出せる左投手はなかなかいない。春先からレベルアップしている」 | |
| 広島 | |||
| 中日 | △ | 松永スカウト部長 「左で角度も球速もある。３年になって伸びてきたし、まだまだ伸びしろがある」 小山スカウト 「出力が上がった。左投手では高校生トップクラス」 山本将道スカウト 「きょうは力感なく、バランス良く腕が振れていたと思います」 | ・中スポ 2024.08.16 ドラフト候補の東海大相模・藤田琉生が快投 憧れは甲子園優勝の中日・小笠原「自分もマウンドで泣いて終わりたい」 |
| 横浜 | △ | 稲嶺スカウト 「長身から投げ下ろす角度は天性のものがある。それに加えて手先の器用さだったり、バランスよく体を使いこなせるところが一番いい。（神奈川出身の選手としても）注目している」 | |
| オリ | △ | 小林スカウト 「自分の体格を生かした投球ができている。直球もスピードがあって良い質。期待している選手です」 | |
| 千葉 | |||
| 楽天 | △ | 後関スカウト部長 「スライダーが切れていていい。あれだけ身長があると、やっぱり打者からしたら怖いですよね。」 部坂スカウト 「ドラフトには絶対かかる。キレや伸びに加え、スピードも出てきた。まだまだ球速は上がると思う。ずっと見ていきたい選手」 「満点。今年一の投球だった。この甲子園で評価がビューンと上がるんじゃないか」 | |
| 福岡 | △ | 永井智浩編成育成本部長 「甲子園で自信をつけ、落ち着いてピッチングができていますね。初回から飛ばしている感じはあったんですけど、終盤にもう1回ギアを上げることができていた。本当に投手としての“ピッチング”ができるようになってきましたよね。こういう国際舞台で自分のパフォーマンスを出せることは凄いです」 | |
| ハム | △ | 大渕スカウト部長 「無駄な力を入れず、リリースに力を集めるのが上手。角度も魅力」 「強く腕を振ることができている。初回から飛ばしている印象ですね。やっぱり2メートルの角度、そして制球力が魅力。甲子園、大学ジャパンとの壮行試合、国際大会。いろいろな経験が彼の成長につながるでしょう」 | |
| 西武 |
現時点で複数球団からコメントが出ています。
楽天からは「ドラフトに絶対にかかる」、中日からは「高校生の左でトップクラス」という評価を受けています。
その他の球団では将来性や球速の速さ、角度を評価しており、注目度は非常に高そうです。
皆様のドラフト指名予想
読者の皆様のドラフト指名順位予想をしています。
是非ご投票ください！
まとめ
以上が、藤田琉生のご紹介でした。
2m近い身長から投げ下ろす最速149km/hのストレートが魅力の素材型左腕投手。
ドラフト2024での指名は確実で、左腕が欲しい球団からの上位指名もあるかもしれません。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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