宇野真仁朗(早稲田実業)

ドラフト候補の宇野真仁朗(うの しんじろう)は、身長177cm・体重80kgの右投右打の遊撃手。千葉県浦安市出身。早稲田実業所属。

U12日本代表・シニア日本代表を経験し、3年生時からは木製バットながら高校通算64本塁打を記録。

U18日本代表に選出され、中日スカウトからは「(ドラフト会議の)上の方でかかる」と評価されている。

基本情報
名前宇野真仁朗
(うの しんじろう)
出身地千葉県浦安市市
生年月日2006年7月5日
身長177 cm
体重80 kg
血液型
SNS
選手情報
投打右・右
守備位置遊撃手
遠投m
50m走6.1 秒
好きな球団

経歴・プロフィール

経歴(所属チーム)
小学校日の出小学校
(浦安米マリーンズ)
中学校日の出中学校
(市川シニア)
高校早稲田実業
国際大会
BAF U12アジア選手権2018年
MCYSA全米選手権2021年
全国大会
夏の甲子園2024年

小学校・中学校時代ともに日本代表を経験

日の出小学校4年生時に浦安米マリーンズで野球を開始し、6年生時にはジャイアンツジュニア入り。

さらにU12日本代表に選出され、BAF U12アジア選手権では3入りに貢献します。

日の出中学校では市川シニアに所属し、3年生時にMCYSA全米選手権でシニア日本代表として出場しています。

早稲田実業では1年生春からレギュラー

早稲田実業では1年生春から1番・二塁手のレギュラーを任されます。

夏の選手権予選では遊撃手を任され、ベスト8に貢献。

2年生夏の選手権予選では二塁手として出場し、1番や3番を任され活躍するも、チームはベスト8で敗退となります。

2年生秋から主将を任される

秋からは主将に任命され、守備位置はチーム事情もあり三塁を任されます。

監督曰く「チーム事情で守らせているというのが現状」とのことです。

3年生時から木製バットを使うも、春季都大会では3試合連続ホームランを放つなど、ホームランを量産。

3年生夏に初甲子園出場

夏の選手権予選では再び遊撃手を任され、5回戦・準々決勝で2試合連続弾を放ちます。

決勝の日大三戦では1打数1安打4四球の5出塁でチームの甲子園出場に貢献しています。

甲子園では初戦の鳴門渦潮戦でフェンス直撃の3点タイムリーを放つなど3安打3打点の活躍で勝利に貢献。

しかし、2回戦の鶴岡東戦、3回戦の大社戦でノーヒットに終わり、チームは敗退となっています。

U18日本代表に選出

大会後にはU18日本代表に選出されています。

アジア選手権では下位打線を任され、6試合で7打点の活躍で準優勝に貢献。

一塁手のベストナインに選出されている。

動画と特徴

2024年ドラフト候補 早稲田実業 宇野真仁朗 高3夏 西東京大会での打席(対日大三戦)

この日は1安打4四死球ですが、打撃スタイルがよくわかる動画になっていますね。

抜群の長打力

一番の魅力は長打力です。

3年生時から木製バットですが、春季大会・夏の選手権予選の計9試合で5ホームランを放っています。

これが旧金属バットならわかりますが、木製バットでの結果なのは驚きです。

広角に長打が打てる

広角に長打が打てるのも魅力です。

動画では外角ギリギリの厳しいコースですが、右中間を破りフェンスまで到達しています。

高校生の木製バットでここまで飛ばせる選手はなかなかいません。

打撃技術の高さが伺えますね。

高い身体能力

身体能力も高いです。

50m走は6.1秒で走力が高く、本人は肩の強さに自信があるとコメント。

三塁手を守ったことで、体全体を使っての送球が出来るようになったとのことでした。

遊撃手の守備は?

シートノックのシーンではスムーズな動きを見せています。

【2024ドラフト上位候補】宇野真仁朗(早稲田実業③)木製バットで素晴らしい打撃を披露!ショート守備シーンも!

走力も高く、肩の強さもあるので、プロも遊撃手として評価していると思います。

成績

試合打率本塁打打点盗塁三振出塁率OPS
24春・夏予選9.40051263.5331.476
24夏甲子園3.2140303.267.552
U186.3330702.4121.145

2024年の春と夏の選手権予選通算では打率.400とまずまずで、9試合で5本塁打と、高いホームラン率を記録しています。

それでいて三振数が非常に少なく、さらに出塁率が打率+1割を超えており、選球眼の良さがわかります。

なのでOPSが非常に高く、チームへの貢献度が非常に高いタイプであることがわかります。

また盗塁数も多く、走塁面での貢献も期待できます。

スカウトコメント・視察情報と指名予想

球団評価コメント視察情報
ヤク小川GM
「選球眼がよく、ボールを見極めて長打にできる」
「木製バットをコンパクトに打てている。試合に入っていくアグレッシブさ、走塁面で次の塁を狙う姿勢が非常に良かった」
「力強いし、バットの出方もいい。能力は高いです。ボールなら振りに行かないスタイルも試合への意識の強さを感じます。(プロ志望届を出せば)かかるんじゃないですか?」
橿渕聡編成部スカウトグループデスク
「木のバットで、すでに2本(この試合で3本)打っていて力がある。打球は金属バットを使っている他の選手と遜色ないですね。高校生の中だと頭1つ、2つ抜けている印象です」
阪神
巨人水野雄仁スカウト部長
「早実の宇野君は木のバットをしっかり扱えていましたね。」
木佐貫スカウト
「体はそこまで大きくはないが、飛ばせる。足も速い」
「ただ打てるだけではない。足が速く、長打も打てる万能タイプ」
「中心選手としてチームを勝たせるバッティングができている。大舞台に強く、スター性がある」
広島苑田スカウト顧問
「スイングの軸がぶれない。だから打球が飛ぶ。守備の動きもいい」
中日八木智哉スカウト
「長打力がある。自分の力をゲームの中で発揮できる能力が高いです。」
山本将道スカウト
「きょうは結果が出なかったが、振りが良い。打撃に変なクセもない。体も甲子園で見た時より大きく見える。プロ志望届を出したら(ドラフト会議の)上の方でかかるのではないだろうか」
横浜八馬スカウティングディレクター
「打撃で勝負強さを見せた。滞空時間の長い飛球が証明するように飛ばす力がある。現段階でのタイプでいえば楽天の村林」
オリ佐野スカウト
「飛ばす力があって楽しみ。早実の先輩・野村(現西武)のような思い切りのいい選手」
千葉榎スカウト
「体がずばぬけて大きいわけではないが、パンチ力があって能力が高い」
福沢スカウト
「長打を警戒されている中で打つのは大したもの。凡打でも全力疾走しているところも評価できる」
楽天
福岡永井スカウト部長
「守備も良かった。あれだけ動けたら、十分やれると思う」
「右肘の状態が良くない、と事前には聞いていたんですが、結構ちゃんとスローイングだってできていましたね。バッティングはもともといいんで、あとはショートというポジションですから、ちゃんと見極めないといけないのは、プロに入った時に、ショートになるのか、セカンドかサードになるのかというところで、大きく評価は違ってくるんです。打撃型であるのは、間違いないですね」
「石塚君は、僕の中では宇野君と同等の評価です。2人とも『ショートが守れる』というのであれば、もうトップクラスです」
ハム
西武

現時点で複数球団からのコメントが出ています。

長打力を評価するコメントが多く、中日からは「上の方でかかる」、ヤクルトからは「高校生では頭が抜けている」という非常に高い評価を受けています。

また、選球眼や走力を評価するコメントもあり、総合的に評価されている事がわかります。

皆様のドラフト指名予想

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まとめ

以上が、宇野真仁朗のご紹介でした。

木製バットながら高校通算64本を記録する長打力が魅力の遊撃手です。

ドラフト2024で指名は確実で、上位指名の可能性もありそうです。

今後の動向や活躍に期待しましょう。

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