ドラフト 候補の古谷龍之介(ふるたに りゅうのすけ)は、173cm・73kgの右投右打の投手。北海道出身。東北学院大所属。
最速150km/hのストレート、変化球は2シーム、スライダー、カーブ、スプリットを操る。
MLB平均を大きく超える回転数が特徴の隠れた逸材。
基本情報 | |
名前 | 古谷龍之介 (ふるたに りゅうのすけ) |
出身地 | 北海道 |
生年月日 | 2001年度 |
身長 | 173 cm |
体重 | 73 kg |
血液型 | – |
SNS | – |
選手情報 | |
投打 | 右・右 |
守備位置 | 投手 |
最高球速 | 150 km/h |
球種 | 2シーム、スライダー、カーブ、スプリット |
好きな球団 | – |
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
古谷龍之介の経歴・プロフィール
経歴(所属チーム) | |
小学校 | 美山イーグルス |
中学校 | 北見北中学校 |
高校 | 北星学園大付 |
大学 | 東北学院大 |
国際大会 | |
– | – |
全国大会 | |
– | – |
中学校時代は軟式野球
小学校時に野球を始め、美山イーグルスでプレーしています。
北見北中学校では軟式野球部に所属していました。
北星学園大付では140km/h超えの速球
北星学園大付では2年生夏に夏の大会にデビュー。
選手権札幌地区予選では2回戦の札幌藻岩戦でリリーフ登板し、4回無失点の好投を見せています。
3年生夏の選手権札幌地区予選では初戦の野幌戦で先発し、5回参考ながらノーヒットノーラン投球を見せています。
札幌地区代表決定戦の石狩南戦では8回1失点12奪三振で、南北海道大会に進出します。
南北海道大会初戦の札幌第一戦では、延長10回にサヨナラ負けを喫するも、9回まで1失点の好投を披露しています。
東北学院大では2年生春に新人賞を受賞
東北学院大では2年生春からリーグ戦に出場。
東北福祉大戦で初登板を果たし、先発として7 2/3回2失点の好投を披露。
続く仙台大戦では先発として7 1/3回3失点ながら8奪三振を奪う力投を見せます。
東北大戦では先発として自己最速を更新する149km/hを計測し、7回1失点で初勝利を挙げています。
リーグ戦終了後には最優秀新人賞を獲得するも、その後はケガにより離脱となります。
3年生春季リーグの宮教大戦から復帰。
秋季リーグでは仙台大学戦で8回3失点、東北福祉大戦で8回無失点と、強豪校相手に結果を残しています。
古谷龍之介の動画と特徴
ノーワインドアップで力感を感じない投球フォームで、腕を柔らかく使って投げ込みます。
高回転を計測
特徴は高回転のボールを操れる指先感覚の良さです。
東北学院大 古谷龍之介(北星学園大付③)
4シーム:約2,699rpm
スライダー:約3,055rpm
カーブ:約3,050rpm
スプリット:約1,745rpm
2シーム:約2,570rpmスライダーは引用先の矢澤を抜いて計測史上No.1
その他球種も高回転数 https://t.co/tTcpq3sbV2 pic.twitter.com/sIsQgpqOHD— ひろ@ドラフト候補調査隊 (@yuki_scope) October 2, 2022
どのボールも高回転で、MLB平均を大きく超える特徴があります。
ストレートの回転数ランキングはドラフト2023でNo.1のようです。
勢いあるストレート
ストレートは最速150km/hで先発時で常時145km/h前後を投げ込みます。
既にNPB平均レベルの出力があり、球速的にはプロレベルです。
ジャイロ成分が多いので回転軸が良いタイプではありませんので、そこまでノビのあるボールではないようです。
しかし、回転数が多いだけに、ちょっとした回転軸の修正で大化けしそうです。
高いポテンシャルを秘めていることがわかります。
多彩な変化球
変化球は2シーム、スライダー、カーブ、スプリットを持ち球としています。
中でもスライダーが抜群です。
130km/hを超える球速の速さがありながら、大きく横滑りす変化を見せます。
回転数が多い事もあり、特徴的な変化を見せるので武器になる球種でしょう。
また、ストレートと球速が変わらない2シームや、140km/h弱のスプリットなど、高球速帯の変化球を複数投げ分けます。
さらに120km/h前半の速めのカーブもありと、変化球は高レベルで多彩です。
制球面で課題がある?
成績を見ると与四死球率が高くなっています。
こちらの投球を見ると、制球のバラつきが大きく、逆球になるケースも見られています。
その為、制球面ではやや課題がありそうです。
また、各ボールの回転数が非常に多い事も要因としてありそうです。
回転数が多い事で変化量が大きくなりますが、それによりわずかな軸のバラつきで変化が大きく変わる事になります。
なので、より制球しにくいということになると思います。
ただ、これだけ高回転で投げられる感覚の良さがありますので、経験を積んでいけば自然と制球力は向上していくと思います。
古谷龍之介の成績
試合 | 投球回 | 防御率 | 奪三振率 | 与四死球率 | 被安打率 | |
リーグ通算 | 10 | 62 | 2.76 | 7.26 | 4.35 | 6.97 |
成績は2022年終了時です。
防御率は2.76とまずまずの安定感となっています。
地方リーグという事を考えるとやや物足りない感じですが、イニング数の半数以上が全国でも強豪の東北福祉大や仙台大相手です。
なので、全国レベルの相手にもしっかり結果を残せていることがわかります。
奪三振率が高めで、被安打率を低く抑えられていることが、安定した防御率に繋がっているようです。
与四死球率が4を超えているので、四死球でランナーを貯めてしまうケースが多そうです。
課題は制球力といったところでしょうか。
古谷龍之介のスカウトコメント・視察情報と指名予想
球団 | 評価 | コメント | 視察情報 |
ヤク | |||
阪神 | |||
巨人 | |||
広島 | |||
中日 | |||
横浜 | |||
オリ | |||
千葉 | |||
楽天 | |||
福岡 | |||
ハム | |||
西武 |
現時点でスカウトのコメントは出ていません。
全国的にも注目度は高くないので、メディアがスカウトに取材をしてコメントを聞き出す可能性は低そうです。
4年生時に成績を大きく上げてくれば、自然と知名度も上がってくるでしょう。
そうなればコメントも出てくると思います。
活躍に期待しましょう。
皆様のドラフト指名予想
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古谷龍之介のまとめ
以上が、古谷龍之介のご紹介でした。
最速150km/hのストレートと高レベルで多彩な変化球が持ち味の技巧派右腕。
ドラフト2023の隠し玉的存在として非常に面白い素材だと思います。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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