【ドラフト】根本太一(木更津総合)の成績・経歴・特徴は?

2019年ドラフト注目選手をご紹介していきます。

今回ご紹介する選手は2018年甲子園のマウンドを沸かせた、木更津総合高校の 根本太一です。

甲子園の大舞台で2年生ながら149km/hを記録、一躍話題となりました。

今回はそんなドラフト2019候補 木更津高校・根本太一の成績・経歴・特徴をご紹介します。

根本太一(木更津総合)の経歴やプロフィール

まずは根本太一の経歴のご紹介です。

経歴
  • 名前:根本太一(ねもと たいち)
  • 出身地:千葉県成田市
  • 生年月日:2002年2月10日
  • 身長:180cm
  • 体重:78kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:豊住ヤンガース(成田市立豊住小学校) → ロッテジュニア(成田市立豊住小学校) →竜ヶ崎リトルシニア(成田市立成田中学校)→ 木更津総合

詳しくみていきましょう。

根本太一の野球を始めたきっかけは10個上のお兄さん

根本太一は豊住小学1年生の頃から野球を始めます。

野球を始めるきっかけになったのは10個上のお兄さんが大きく影響しているようです。

高校まで野球を続けていたお兄さんの背中を追って野球をはじめた根本太一は、毎日お兄さんと練習をして野球の才能を開花させていきます。

根本太一は横浜の及川雅貴と元チームメイト

小学6年生の時に根本太一は地元であるロッテジュニアのセレクションを受けて見事合格します。

その同年代にいたのが現横浜高校のエースである及川雅貴です。

2人は高校生になった今でも連絡を取り合う仲のようで、同じ甲子園出場を決めた2018年の夏にも連絡を取り合っていたようです。

そんな同年代のライバルと切磋琢磨していくことで根本太一は更に実力をつけていきます。

根本太一は中学3年生で140km/hを記録

中学生になると根本太一は竜ヶ崎リトルシニアに入団します。

入団当時からその実力が買われ、中学2年生になると東関東選抜に選出

そして、日台国際大会では準優勝という好成績を残します。

更に小学生の頃からコーチをしてくれていたお兄さんとの練習の成果もあり、中学3年生の頃にはすでに140km/hのボールが投げれるようになっていたそうです。

そして高校野球において「戦国千葉」と言われる地元で強豪校の木更津総合高校に進学します。

根本太一は1年生の春からベンチ入りを果たす

木更津総合に進学した根本太一は1年生の春からベンチ入りを果たします。

周囲の期待がそれだけ高かったようです。

その後の1年の夏の千葉県大会にもベンチ入りを果たし1イニング登板をしています。

その年に木更津総合は甲子園に出場をしましたが、根本太一は甲子園ではベンチには入ることができませんでした。

1年の秋の大会でリリーフとして活躍を見せますが、準決勝でサヨナラ負けを経験するなど悔しい1年を過ごしています。

この苦い経験から一冬越えた根本太一はドラフト注目選手へと成長をしました。

二年生夏には甲子園で149km/hを計測!

二年生夏の選手権予選から5試合に登板する等活躍し、東千葉大会を優勝し、甲子園出場を果たします。

初戦には5者連続奪三振を奪うなど、素晴らしい投球を披露しています。

そして二年生ながら最速149km/hを記録し話題となりました。

その後の秋季大会では結果を残せず、11月には肩痛で離脱しています。

三年生時は思うような結果を残せず

秋の肩痛から1月に復帰するも不調が続きます。

春季大会でも失点するシーンが目立ち、夏の予選でも復調はせず、準決勝で敗退となっています。

ただ、球速自体は140km/h中盤を記録するまで回復はしています。

根本太一(木更津総合)の成績

続いて根本太一の成績の紹介です。

成績
  • 甲子園通算:3試合、7投球回、防御率0.00、奪三振11、自責0、四死球4
  • 2018年夏季千葉県大会通算記録:5試合、9 2/3投球回、防御率1.86、奪三振15、自責2、四死球0
  • 2019年夏予選:4試合、12 2/3投球回、防御率3.65、奪三振率7.30、四死球率5.11

二年生夏の成績は、予選・甲子園共に素晴らしい成績を残していますね。

四死球が少ないことに加えて防御率の低さも素晴らしい成績です。

また投球回と比較して奪三振の多さも驚異的ですよね。

二年生秋に肩痛で離脱してからは結果を残せていませんが、ポテンシャルから言えばこんなものではないでしょう。

今後の活躍に期待したいですね。

根本太一(木更津総合)の特徴や動画

続いて根本太一の特徴の紹介です。

まずは動画を見ていきましょう。

夏の甲子園初戦に登板した時の動画となります。

投球数は少ないものの自己最速である149km/hを記録

球場内がどよめているのが動画からわかります。

下半身がしっかりしており、その恵まれた体格以上の風格があります。

突き出したグローブを自分の体に向けるという独特な部分もありますが比較的オーソドックスなフォームをしています。

根本太一の魅力はストレート

上半身には力みがなく腕がしなっておりとてもいい投球フォームです。

力んで球速を出している感じではなく、腕のしなりから繰り出されるストレートなので回転数が多く、球速以上のボールのノビがありそうですね。

千葉の予選大会では1試合で打者9人に投げ8奪三振を記録し、そのうちの7つが空振り三振でした。

最近ではボールとストライクの投げ分けで三振を取る選手が多いですが、根本太一の場合ゾーンで勝負して空振りをとっていると言えます。

この空振りが取れるストレートの質の高さも、注目されている大きな要因となっています。

ただ、クイックの際には球速が落ちるのは今後の課題でしょうね。

根本太一の速球の秘訣は下半身の使い方

いいストレートが投げれている選手は下半身の使い方がうまいです。

テークバックの時に前足を後ろにピンッと伸ばして体の開きを抑えて、力むことなく腕を振ることができています。

更に根本太一を成長させたのがお兄さんの助言だそうです。

「軸足をしっかり、かかとではなく、親指の母子球に体重を乗せろ」というアドバイスをもらい、力を入れなくてもボールがいく感覚がついたようです。

これにより、苦しんでいた制球難も解決し球速も上がったようです。

根本太一の変化球

根本太一が投げる変化球はスライダー、カーブ、フォークといった持ち球です。

それほど球種の多い投手ではなく、元々は大きく曲げるスライダーとストレートだけで押していく投手でした。

動画内でも主にスライダーを軸に投球をしていますね。

ただ、秋季大会では変化球をうまく使い、打たせるピッチングも披露しています。

ストレートが魅力的な投手ですが、変化球でも十分に勝負ができる投手です。

根本太一の課題は制球力

もともと制球力があまりない投手だったようで、2年の春には制球難が理由でベンチ外にもなっていました。

そこから投球フォームの見直しなどで制球力は増してきているものの、まだまだ成長段階のようです。

四死球は多くないですが、更に上のレベルに行くには甘く入るボールを少なくしていかなければいけません

逆に言えば多少甘くなったストレートでも空振りが取れる球質という見方もできます。

ストレートの質の高さに制球力が加われば、さらにワンランク上のレベルでやれるでしょう。

根本太一(木更津総合)のスカウト評価や指名の可能性

続いて根本太一のスカウト評価の紹介です。

  • 日本ハム・岩舘スカウト「球質が強い。ひと冬越えたら、150キロを超えてくる」
  • 楽天・長島スカウト部長「あのボールを見たら『おぉ』となる。これからが楽しみ」

すでにプロ野球チームのスカウトからも注目が集まっているようです。

両者とも球速だけではなく球質をみてコメントをしているようでした。

まっすぐに力があるというのは努力だけではなくセンスが光る部分でもあるので、スカウト陣も注目しているようです。

これからが楽しみな選手ということで更に大きく成長してくれることを期待しているようですね。

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根本太一(木更津総合)のまとめ

以上が木更津総合高校 根本太一の経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。

2年生夏時に149km/hを記録した、速球が魅力の本格派右腕です。

秋の肩痛で離脱してからは思うような成績を残せていません。

それでもポテンシャルはかなり高い選手であることがわかります。

今後の復調を見守りましょう。

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